駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

卒業の季節

2019年02月24日 | 人生

             

 

 二月は逃げると言うがもう最終日曜日、あっという間だ。天気は良いのだが残念ながら今日も医師会の仕事がある。半日なのだが気が重い。この仕事もあと四ヶ月で終わる。最後のご奉公だ。

 定年を延長する企業が多いようだが、前期高齢者の場合、仕事の内容と量は変わるのだろうか。臨床医、特に開業医は年齢で仕事内容が変わらない。そのため、最近は仕事を負担に感じるようになった。いつまで働けるか分からないが、量を減らして貰えれば五年くらいは大丈夫と思う。今の量ではあと一年くらいで勘弁して欲しい感じだ。

 繁忙期もそろそろ終わるので、一息付けると思うが、この頃は一日終わるとドット疲れが出る。つい四、五年前までは、夕方の診療後、夜の講演会や勉強会にすいすいと出かけることが出来た。今では週一回がようやくだ。

 昔は患者数が少ないと収入が減るので嫌な感じがしたが、このごろは少ないと楽だなあと感じてこれくらいがいいやと思うようになった。収入は微減に留まっているので、七十過ぎてこれならとまずまずですよと税理士が褒めて?くれるがさほど嬉しくもない。経営よりもどうやって縮小継承するかに頭が向かってしまっている。これも卒業の季節だからだろうか。

コメント
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