安倍首相の悪夢発言を巡って岡田克也氏との激論が報道されている。子供の喧嘩と言っては子供に悪いような言い合いで、心が寒くなる。岡田さんは一寸生真面目過ぎて、逆ねじを食らってしまった感じもする。安倍首相は低レベルながら狡猾で生真面目を逆手にとって得意のご飯論法で応酬し、負けていないという印象だけを残す中味のない討論に終わっている、
果て一体これが政治というものだったかと、謙虚に真摯にという言葉を無意味にした首相の答弁を心寒く聞いた。まるで夫婦喧嘩のようで、ご飯論法では九割妻の勝ちだ。なんで携帯を忘れたとなじれば、一年前どころか三年前十年前夫が携帯を忘れたことどころかコーヒーをこぼしたの、洗面を汚すだの・・と立て続けに夫の失策を並べ立てる。
一体自民党はどうなってしまったんだろう。失礼ながら幼児化している首相を国民よりも主人が大切な番頭管氏、めけ眼なく切り回す副番頭西村氏、睨みを利かす用心棒萩生田氏が鼎となってガードしている。何だか変だ。選挙対策の戦略に秀で、真摯謙虚は言葉だけの首相と取り巻きの中身をきちんと値踏みできるか、有権者の眼力が問われている。
誹謗中傷のためのネット情報が数多い、異論を問答無用で排除しようとする熱意はどういうものか、心理学者精神病医の分析を聞いてみたい気がする。