駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

劣化した?政治家のもたらすもの

2015年08月14日 | 政治経済

   

 昨夜、旅の宿でプライムニュースを見た。河野洋平さんが出ていた。まともで謙虚で芯が通っている印象を受けた。今、自民党にこうした政治家は殆ど居なくなった。政治の危うさは底の浅い単純で切れ易い政治家によってもたらされていると改めて感じた。政権に居座る信頼し難い政治家は自ら軋轢を招くのに関与しながら、それを他者他国のせいにして、諫める人をも排除しようとしている。こうした政治家が生まれた背景には劣化した国民が居ると言い返されるかもしれない。確かにそうした側面はあるだろうが、成熟した思考を阻みやすい機構ができている点に注意を払わねばならない。十分な知識もなく碌に考えもせず尻馬に乗って他人を叩いて自らの至らなさを覆い隠そうとするような人達の行動は何一つ問題を解決しないと思う。

 戦略で選ばれた言葉は信頼を育むことは出来ないが、次の行動を拘束してくる。傷つけられた人達は言葉の内実を見つめている。言えばそれで終りとはなかなかゆかないものだ。しかし誠意、真心は通じる。丹心を留取して汗青を照らす心がなければ暦史に名を残すことはできないと申し上げたい。

コメント (3)
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