駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

立秋を感じさせる日射し

2015年08月09日 | 身辺記

               

 昨日は立秋だった。気のせいでもないと思うが陽が陰るとどことなく涼しくなった気がする。ジリジリと暑い日中の日射しにも秋の気配を微かにではあるが感じた。

 私は移ろう季節の中で夏に一番過ぎゆく時を感じる。恐らくそれは盛りを過ぎるという感じを伴うからだと思う。お盆で墓参りに行くことも関係があるかもしれない。

 私は活字中毒だと思っていたが、上には上が数多あり、どうも世間の標準からは重症とは言えないようだ。購入する本の数は、軽症ではなく中等症のようだ。購入した本の四、五冊に一冊も読めていない。本当に読了と言えるのは十冊に一冊程度で、筍のように積み上がって背丈を伸ばす本を時折横目で睨んで仕舞ったと思うことも多い。

 なぜ分かったのか出版社から新潮、集英社、小学館、出版ニュース・・・から毎月、こんな面白い本が「出来ましたと小冊子を送ってくる。様々な批評、読後感想文、著者の解説文・・・が載っており、あれも読みたいこれも読みたい気持ちになるのだが、都合の良いことに題名や著者名を直ぐ忘れるので、実際に購入に及ぶのは気になった十冊の内一冊程度だ。もう一つ本を購入する時参考にするのはよく読むブログでの書評だ。こちらの方が外れが少ないと思う。

 視力も落ち根気もなくなったが読書を楽しむことはできる。あと何冊くらいかと限りが見えるのでかえって、楽しみのが深まったような気もする。「忘れられた巨人」を手にするか思案中。

 

コメント
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