駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

勝てる選手は何が違うのか

2014年05月11日 | スポーツ

             

 応援している錦織と岡崎が活躍している。錦織はスペインオープンで決勝に進み、岡崎は15点目を決めた。

 錦織と岡崎を評価してきたのは私の審人眼からなのだが、優れているというより優れていないところが力になっているように思う。二人は勿論、抜群の競技能力があるのだが、考える脳力の方にはあまり恵まれていないと見る。そのために余計なことを考えない。これを才能と言ってよいのかどうかは分からないのだが、智慧がないと言うと語弊があるので悪智慧がないと表現しよう。

 野村監督の指摘するように考える能力がスポーツにも欠かせないのは事実だろうが、考えて考えるのではなく考えないで考えている?トッププレーヤーも居ると思う。

 さてマー君だが、彼の日本での全勝記録には相手の配慮を微かに感じてダル以上とは言えないと見ていたのだが、ピンストライプでの活躍を見ると、彼は何かを持っていると認めたくなる。強運といえば簡単だが運を導く力と言えばよいのか、総合力では紙一重ダルの上に出そうだ。ダルは決して不運ではないが、幸運に恵まれるとまでは言えない。

 マー君は錦織岡崎と違い熟考しているように見えるが、やはり考えないで考えている方ではないかと思う。

 一体彼等の何が違うのだろうか。単なる体力技術力ではないものがある。女神の前髪を掴む能力に差があるのだろうか?

 

コメント (2)
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