駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

見えない民意

2014年05月07日 | 世の中

             

 安陪首相は連休中に海外を歴訪し、国内よりも明確に発言し、あたかも大統領のように私が私のを連発している。民主党に失望して比較で自民党に投票した人が多かったと思われるのだが、首相は国民が直接選んだわけではない。自民党員は石破さんを選んでいた。それを選挙のことを考えてか?国会議員が容姿としゃべりで優れる安陪さんにひっくり返したように見える。過ぎたことだけれども、独走する安陪首相を見て民意というのはどこにあるのだろうと考えた。

 安陪首相は戦略的で状況判断が優れているので、目的のために猪突猛進することはないが、虎視眈々と独走している。

 安陪さんに対抗する野党はまとまりもなく何を考えているのかもよく分からない。民主党に立ち直りの兆候は乏しく、維新の会も色褪せてきた。みんなの党は誰のための党に低迷し、唯一日本共産党だけが、安倍政権にきちんと対峙している。

 民主党の海江田さんは容姿は悪くないが声が悪く、しゃべりがまどろっこしい。どうも人気がもう一つなので引きずり下ろそうとする党内勢力があるようだが、火中の栗を拾わせた貧乏くじを引かせた人を虚仮にする人達を支持することは難しい。

 今は民意が見えないというか民意が隠される時代だと観測している。誰もがまず己第一とすれば一臨床医として医学は進んだが医療は停滞していると切実に感じていると申し上げたい。

 

 

 

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