大阪で日本内科学会の教育講演会があり出席した。いつも阪神デパ地下の多彩な食品売り場を巡るのを楽しみにしているが、今回は残念ながら立ち寄る暇がなかった。イカ焼きは又の機会に。
国際会議場までのタクシーの運ちゃんがティッシュまで呉れてやけに愛想が良い。大阪のタクシーに特にサービスが良い印象はないので、不況の影響だろうかと思った。何と言ってもサービスが良いのはMKタクシーなのだが、肝心の京都駅では一般タクシー乗り場から閉め出されている。消費者が選びたい商品を遠ざけるのは誠に遺憾、何とかならぬものだろうか。
教育講演の中で異色だったのがセカンドオピニオンの話。
(セカンドオピニオンというのは最初に見て貰った医師の診断治療方針とは独立して全てのデータを提供して第二の医師にもう一度診察して貰い意見を聞くこと)。
セカンドオピニオンの必要妥当性をカントの倫理観に求め、未だに患者さんにオープンで相互教育的なセカンドオピニオンが十分に行われていないことを指摘された。その原因の一つに患者医者双方に落ち度を探す探されるという感覚がぬぐいがたく、より良い診療を目指すマナーとしてセカンドオピニオンを役立てる姿勢が足りないと解説された。患者には科学的寛恕精神が医師には職業倫理精神が必要で、それが発揮されやすいシステム作りをしなければと説かれた。十年でいくらかは前進しているが言うは易し行うは難しで、患者医師共に啓発とシステム作りが必要のようである。
講師の先生が私は独学ですと言われるように、医学部や医師会の中枢に専任者が不足している。私は、独学で緒方洪庵からカントに遡り研究された話に感銘を受けたのだが、この講演中に席を立つ医師が相当数居たのも事実で、まず一部の医者に付ける薬を探さねばならんようだ。
国際会議場までのタクシーの運ちゃんがティッシュまで呉れてやけに愛想が良い。大阪のタクシーに特にサービスが良い印象はないので、不況の影響だろうかと思った。何と言ってもサービスが良いのはMKタクシーなのだが、肝心の京都駅では一般タクシー乗り場から閉め出されている。消費者が選びたい商品を遠ざけるのは誠に遺憾、何とかならぬものだろうか。
教育講演の中で異色だったのがセカンドオピニオンの話。
(セカンドオピニオンというのは最初に見て貰った医師の診断治療方針とは独立して全てのデータを提供して第二の医師にもう一度診察して貰い意見を聞くこと)。
セカンドオピニオンの必要妥当性をカントの倫理観に求め、未だに患者さんにオープンで相互教育的なセカンドオピニオンが十分に行われていないことを指摘された。その原因の一つに患者医者双方に落ち度を探す探されるという感覚がぬぐいがたく、より良い診療を目指すマナーとしてセカンドオピニオンを役立てる姿勢が足りないと解説された。患者には科学的寛恕精神が医師には職業倫理精神が必要で、それが発揮されやすいシステム作りをしなければと説かれた。十年でいくらかは前進しているが言うは易し行うは難しで、患者医師共に啓発とシステム作りが必要のようである。
講師の先生が私は独学ですと言われるように、医学部や医師会の中枢に専任者が不足している。私は、独学で緒方洪庵からカントに遡り研究された話に感銘を受けたのだが、この講演中に席を立つ医師が相当数居たのも事実で、まず一部の医者に付ける薬を探さねばならんようだ。