駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

春の嵐、行く人来る人

2009年03月15日 | 自然
 春の嵐というのか夜半にかなりの雨風に見舞われたらしい。幸い熟睡したので、気が付かなかった。今朝出勤時の雨風は、200円傘で十分に凌げた。ただ歩きながら、なんとなくゴミ袋の傾きや雲の流れからかなり風が吹いた感じはした。
 患者さんに「夜、だいぶ風が強かったですね」。と言われ「ほんとですね」。などと、まるで夜半風音で目覚めたように相槌を打っていた。
 今朝の風はさほど冷たくなく、またこれで一段と暖かくなって行くのだろう。桜並木の写真を撮ってみたが、まったく枯れ木でこれが二週間もすると咲き始めるとは思えない。桜は花が先なので枯れ木に花が咲くわけだ。
 三月一杯で事務の女の子が交代するので、受付は新しい子の教育中だ。今度の子は医療事務の経験があるのだが、郷に入っては郷に従えというのか、家風(院風)に合わせるべく先輩が一生懸命教えている。取り急ぎ当院のやり方を身に付けてもらい、改善すべきところがあれば、あとでゆっくり聞いていこうと思う。
 日常業務というのは何年もかけて非常に上手くでき上がっており、とにかく当院風を身に付けないと早く正確に仕事ができない。
 日常業務手順(ルーティーン)が上手くできていないと、午前中に四、五十人もの患者さんを診ることは、まず無理だ。新しい子が家風(院風)に染まり、やがて個性伸びやかに新風を吹き込んでくれるのを願っている。
 私は「おはよう」、「ご苦労様」と挨拶して、歓迎送別会の支払いをするだけで、何にもしない(できない?)。
 
コメント
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