玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

手入れの届いた住宅群

2009年09月26日 | ねったぼのつぶやき

 ここは米国NC。料理つくりとベビーシッター役の一日は結構長い。室内遊びも限度があり一回は外に出て近場の散歩をする。幹線道路に沿って続くきれいで新しいアパート群と、手入れの届いた外回りがどこまでも続いている。この界隈は人気があって、車で3時間あまりのニューヨーク周辺の人達が移り住んできて物価が高いと娘は嘆いていた。前回訪ねたアパート周辺も同様の風景だった。サブプライムローンで空家群の報道を見たことがあるけれど、あれは個別住宅だった。ローンを払えなくなった人々がアパートに移動してるのだろうか?

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 人や車の通る道は舗装され、植え込みの木々は充分に水が与えられ、草花は咲き競っている。それらを縫うように植え込まれた芝生は刈り込まれており、犬の糞さえなければ言う事はない。それにしてもである。人影は疎らなのだ。小1時間余り歩き回っても何人に行き会うだろう。ハロ~と笑顔の挨拶はどなたからも頂けるのだけど。コレだけの住まいがあれば、室内遊びに飽きた子供の姿をベランダに見かけても良い筈なのにそれすらない。どうなってるの? 

 昨年は住まい探しに同行した。そのときも同様だったが日本とはシステムが全く違う。各アパート群ごとに、豪華な作りでこれまた豪華なインテリアに囲まれたインフォメーションセンターがあって、きれいなお姉さんが3~4人常駐して案内する。そこには共用出来るPCやダイニング、ジムがあって訪問者にはどうぞとクッキーやコーヒーもフリーである。娘が下の子を預けに出た際コーヒーを両手持参で帰ってきた。「僕のは?」と聞く夫君に’自分でヤレ!’と怒っていた。プールで水遊びした帰りピーナツを握って上の3才児も出てきた。古さこそを大切に手入して住まわれていたイタリア、ギリシア、オーストラリア。高速道路沿いには25年前には見かけもしなかった林立する高層アパート群の中国。車窓には郷愁を誘われる風景を繰りながら寂しを隠せない日本の田舎とアレコレ思い浮かぶ。せめて狭い日本の空や道路を更に見苦しくさせている電柱、電線だけは何とかならないものか。

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1 コメント

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まだ元気なうちにやっておくことの一つ、子供のサ... (高齢の男性)
2009-09-28 01:30:10
まだ元気なうちにやっておくことの一つ、子供のサポート、孫の世話ですね。英語も実践環境。日米比較文化でも続編を期待します。
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