ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

小さな命

2017年01月06日 | ノンジャンル
年明け早々、突然の訃報に驚かされた。

ご近所の小学生が亡くなった。

4人兄弟の次男。将来は時計職人になりたかった。

心臓に問題があって治療をしてきたが、年末に
急変し、年明けに逝ったとのこと。

それが誰であっても、死というものは遺されたものに
大きな傷となる。
まして、幼い命となれば想像を絶する。
いい年をして、かけてあげる言葉さえ出てこない。

悲しみを分かつことすら、本当の意味ではできない。
ただ寄り添うのみである。

それでも、人の死というものは、遺されたものに
生きるという事を問いかける。

嘆き悲しむのも、生きていればこそできるのである。
亡くなった人を生かしていくのは、その人を自身の
心に生かしていくという事である。

そしてそれはそのまま、自身がいかに生きるかを
問うものでもある。

人は亡くなることで、人を生かすことができる。
いや、人を生かすなら、亡くなった人はそこに
生き続けているという事なのだ。