ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

一方通行

2014年10月23日 | ノンジャンル
時の流れは止められない。それは森羅万象が
常に変化していくということである。

時を戻すことも、過去に戻ることもできない以上、
人生は一方通行である。

立ち止まるか、前へ進むか、方向転換をするかの
いずれかしかできない。

過去の経験は、良いものであれ、悪いものであれ、
現在の自身を形成してきた履歴である。

それを引きずって進んで行くのは大変だし、
進むこと自体が苦しい。

過去を振り返るばかりでも、生きづらい。
後ろを向いて歩いてみればよくわかる。
歩きづらいし、目に見えるものは瞬間瞬間に
過去となったことだけである。

だから余計に不安が付きまとい、前へ進むのが
怖くなる。
何のことはない、人は前を向いて進むように
できている。

自分の過去を、あるいは経験したことを整理して、
良かったことも悪かったことも受け入れて、
その上で、今の立ち位置にスタートラインを
引くことは、いつでもできる。

早いも遅いもないのである。そのラインを引く
ごとに、過去に引いたラインよりは確実に前に
進んでいるからである。

それでなくとも生きづらい世の中を生きていくのに、
わざわざさらに生きづらくさせる必要はない。

今のありのままの自分を受け入れて、新たな
スタートラインを引き、また前へ進んで行けばよい。

そして、最後の時に、それをゴールラインではなく、
また新たな旅立ちのスタートラインと見ることが
できれば、自身の生き方に多少の自信を得ることが
できるかもしれない。

今を生きるということは、そういうことなのである。