ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

環境

2012年03月09日 | ノンジャンル
とかく人は様々なことを自身の置かれている環境のせいに
したがるが、結論から言えば、環境をいくら変えても、
本人が変わらなければ何も変わらない。

無論、環境の変化は一時的にその人に変化をもたらす
かもしれないが、その人自身が変わらないなら、
変化を求めるには、常に環境を変化させることが
必要となってしまう。

要するにその人自身が何をどう変えていくのかが
肝心要なのである。

ここをしっかりと押さえておけば、環境に
振り回されることはない。

親のせい、育った環境のせい、地域のせい、世間のせい、
社会のせい、政治のせい・・・。

石につまづいて、もともとそこにあった石のせいに
したところで、転んで痛い思いをしているのは
他ならぬ自分である。

こんなところに石があるから悪いなどと、いつまでも
愚痴り、嘆いたところで、痛みが消えるわけではない。

傷の手当てをし、痛みをやわらげて、今度は
つまづかないように注意してまた歩き出す。

これを経験ともいい、成長ともいい、前進ともいう。

転ぶ前の自分と、転んだ後の自分との間には、
確かな変化があるのだ。