ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

クールルース

2011年09月20日 | ノンジャンル
この夏は、暑さを感じる間も少なく、あっという間に
終わってしまった感があるが、出張、現場の仕事が
多かったせいか、あまりネクタイを絞めなかった。

どれほど暑くても、例年はネクタイを締める。
仕事とプライベートのけじめというか、メリハリを
気分的につける意味でそうしてきたのだが、
今年はネクタイが邪魔になることが多く、節電で
クールビズ推奨の流れもあって、殆ど絞めることはなかった。

おかしなもので、涼しくなって、出張も落ち着いてきた
ところで、久し振りにネクタイを締めてみると
なんだか違和感がある。

何となく首回りが締め付けられるようで、
苦しい感じがする。
普段絞め慣れていない人が窮屈だという感覚を
初めて味わった。

それまでは、キリッと絞めないと気分的にもシャキッと
しなかったのが、わずか数ヶ月の間絞めないだけで、
もう窮屈な感覚となってしまっていることに驚いた。

人間、楽な方へ流れたなら、なかなか厳しい道には戻れない。
厳しい道に慣れてくれば、それを厳しいとも思わなくなる。

何十年と、このネクタイを絞める、外すで、公私の
オンオフをしてきた自分でさえ、たかが数ヶ月のオフで
オンを厳しく感じてしまう。

クールビズが、ルースビズとなってしまっては意味がない。

来年は、誰が何と言おうと、夏場をしっかりとネクタイを
絞めて過ごすつもりでいる。