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三幸製菓の工場での火災事故

2022年02月14日 | 

三幸製菓の工場で火災 死者6人に - Yahoo!ニュース

新潟・村上市の製菓工場火災 過去8件の小規模火災やぼや(BSN新潟放送) - Yahoo!ニュース

 

三幸製菓の火災事故は、防げる事故のはずだったと思います。
お亡くなりになった6人が不憫でなりません。

 

2020年の三か月半入院していたリハビリ病院-4階の火災警報機が真夜中に鳴って(「火事です。逃げてください。」という機会音声放送とサイレン)、消防車が来たことがあります。

廊下に電気もついているし、ベットの明かりも使える。当直の職員の方も声を掛けに各病室を回ってくれるものの、「非常ベルは誤作動かもしれないので点検中です。」というのみ。

その時の私は、リハビリ以外は車いす移動。足の補装具は自分のものを作ったところだったので、手元にはあれど、非常階段で降りるとなっても補装具では降りられない。

「せめて4階以上の患者たち(私がいたところは5階)を誘導して階を移動させるべきだ!」と私は同室の女性(彼女は複雑骨折後のリハビリでしたが、たぶんその時は一人で避難することも可能だったのではないかと思います。)と怒っていました。

さてこの後どうなったか―。消防車の去っていった音で、たぶん警報機の誤作動だろうということは、感じ取れました。しかし、職員は何の説明にもきませんし、館内内放送もなし。

同室の女性と、「え?もう寝ていいの?どこの警報機がなぜ鳴ったかの放送で説明もなし?」と言い、不安を残しながら私たちは眠りにつきました。

翌朝、当然この騒動の説明はあると思った私たち。

病院からは説明も詫びもありません。当直のないリハビリの職員たちが寝不足の患者たちに、「昨日大変だったようですね!」と話を同情するくらい。

看護師さんや介護士さんに、「昨日は大事にいたらなかったけど、当直の人だけでこれだけのリハビリ患者を非難させられるんですか?」ときいたところ、「大丈夫。きちんと対応できます。そのために、介護士が避難誘導の研修もしています。」とにこやかに答えるのみ。

このような病院や施設も今は多いのでしょう。

 

今回の火災が起きた製菓会社の事件は、「灯りもなく、防火シャッターで閉じ込められてしまった」ということ。(これは、防火シャッターを下ろした人物が、逃げ遅れた人を確認しなかった」という人災がある気がします。)

それに加えて製菓会社が真夜中まで、高齢者を含む雇用者を使ってまで、操業していたことです。

お菓子は朝から食べる新鮮なものではないので、夜中まで稼働することはしておらず、高齢者とて夜中まで働くことも20世紀終わり前まではなかったんではないでしょうか。
これは、日本全体の問題として見直してほしいです。

病院、施設はともかく、本来夜中まで操業させないでもいい会社がさせて起きた火災事故。やりきれません。

犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。

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