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イスラムの「ハラール屠殺禁止」はユダヤの「シェヒーター禁止」では?

2023年11月28日 | イスラエルのファシスト、シオニスト、他

こちら、2012年8月30日のロイターの記事です。

Rabbi warns Dutch populist Wilders over ritual slaughter ban | ロイター (reuters.com)

抜粋google翻訳(一部訳がおかしいところがあるので、その部分は原文にし、意訳をつけてあります。):

ウィルダース氏は西側諸国でのイスラム教の影響力拡大を非難し、イスラム教徒移民の禁止、モスク建設の停止、イスラム教徒の顔のベールの禁止などを訴えてオランダで有名になった。 彼の最も率直な支持者の中には、米国の保守的な親イスラエル運動に参加している人もいる。

ウィルダース氏は自らをイスラエルの「最大の友人」と呼び、アウシュヴィッツ強制収容所の犠牲者を追悼するオランダの国民祝日を創設することも提案している。

ロイターが水曜日にコピーを入手した火曜日のウィルダース氏への書簡の中で、首席ラビのヨナ・メッツガー氏は、ウィルダース氏の自由党に対し、儀式的屠殺の禁止を支持するのをやめるよう求めた。

これは、この政策に関するワイルダースの立場に対するこれまでで最も強い国民の非難であり、同氏がかなりの票を獲得すると予想される9月12日にオランダで総選挙が行われる2週間前に行われた。

“It is obvious that one cannot be at the same time a friend of Israel and the Jewish people and on the other hand support an anti-Jewish law,” Metzger wrote.

(「イスラエルとユダヤ人の友人であるとしながら、反ユダヤ法をサポートしているのは明らかだ。」とメッツガー氏は書いた。)

「ユダヤ人が律法に従って生きることを否定すれば、最終的にはユダヤ人が何世紀にもわたって信教の自由を享受してきたオランダからの退去を強制することになるだろう。」

メッツガー氏は、「あなたの党が綱領で儀式的虐殺の全面禁止を再び採択したことを知り、ショックを受け動揺している」と書いた。 「これは、歴史を通じて私たちの儀式が標的にされ、悪者扱いされてきた古典的な反ユダヤ主義のやり方です」と彼は書いた。

(中略)

イスラム教のハラール法とユダヤ教のコーシャ法はどちらも、動物が殺される際に意識があることを義務付けている。 オランダではユダヤ教のコーシャ儀式に従って、毎年約3,500頭の牛が屠殺されている。 著名なユダヤ人指導者らの支援を失うことは、米国の親イスラエル・反イスラム組織からの支援を受けてきたワイルダース氏にとって打撃となる可能性がある。 

 

これは、「シェヒーター」のことですね。

シェヒーター - Wikipedia

シェヒーター(שְׁחִיטָה šəḥīṭā, šəchīt‘āh)はユダヤ教における、食用となる生き物の屠殺方法。フッリーンにおいて論じられている。

(中略)

ネベーラー、テレーファー(外傷によって死んだ生き物)でない生き物を、敬虔で、また知識のあるユダヤ教徒(ショーヘート)が、可能な限り痛みを与えず、また一回で命を頂く。瞬時に意識を失うために、首の部分にナイフが当てられる。 このためとして、ナイフは研磨された刃でなければならない

ドイツ語では Schächten という。 カシュルートやシェヒーターの基本となっている目的の一つは、人間的、あるいは神から賜った方法によってのみ、食用の肉類を獲得することができる、食べるためにむやみに生き物を殺さない、血を避ける(流血を厭う思想へもつながる)、といったことにある。トーラーはカシュルートに触れるとき、決まって「聖なる」という表現を用いている。

 

ウィルダースの勝利で、今日のニュースのまたハラール禁止の話がでてきていますが、ウィルダースの支持するのはユダヤ人ではなくて、イスラエル政府とそれを支援するお仲間だけでは?

イスラエルを建国した時から、シオニストリーダーたちは正統派ユダヤ人ではなく、世俗的ユダヤ教徒がほとんどでした。

オランダ総選挙「極右」勝利の背景……ヨーロッパ中に広がる「反移民・反EU」の大波は「リベラル」を駆逐するのか(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

抜粋:

自由党はまた、ハラール屠殺の禁止というのも訴えている。

 ハラールというのは、「イスラム法に従っている」という意味で、本来は食べ物だけの話ではない。私たち日本人は「犬や豚の肉はダメ」「アルコールはダメ」くらいの意識しかないのが普通だが、死んだ動物の肉を食べるのはダメというのもハラールの考え方だ。

 ムハンマドの時代には、死んで横たわっている動物を見つけた時に、それを食べるのは危険だという衛生知識を広げる意味もあったのだろう。だがこれを現代にそのまま持ち込むと、結構非現実的なことにならざるをえなくなる。

 西側では動物を屠殺するにあたって、一旦は動物に電気ショックを与えて気絶させ、痛みを感じにくくして解体するようにしているのが普通のあり方だ。だが、気絶させるショックが強すぎると、時には死んでしまうこともある。すでに死んだ動物を解体して食べるのはハラールではないので、この可能性のある屠殺方法も好ましくないということになる。

 このためイスラム圏では、こういう可能性をなくしたハラール屠殺というものが行われている。つまりハラール屠殺とは、気絶させないままに生きたまま解体することだ。このハラール屠殺は動画であっても、見ていられないくらいにむごたらしい。

 イスラム圏の文化を尊重するというのは、こういう屠殺方法を認めることにつながるが、これは一般に西側の価値観とは相容れにくいものだろう。

 

ヘルト・ウィルダース - Wikipedia

 

参考:

銀行とユダヤ人-2 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

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