Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

武器輸出の貿易保険・武器輸出や戦争の片棒を担がされる人々の悲劇

2015年09月23日 | 武器輸出・TPP・モンサント・農薬

武器輸出に貿易保険の適用を検討、いや、今の政府は独裁ですから、「もう決めて準備中」と言った方がよいでしょう。 

東京新聞(2015年9月23日)
損失は税金で穴埋め 武器輸出に貿易保険
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015092302000122.html 

なんだかんだ言ったって、集団的自衛権のごり押しは、米国への奉仕のためと、そしてもう一つは、「武器輸出」をするためのものだということは明らかです。 

海外の紛争に人間を出さなければ、武器輸出を堂々とできないからです。
また、安倍政権とお仲間にとっては、自衛隊は購入先へのオマケという面もあるのかもしれません。 

ところで武器の輸出ですが、これは民間船舶で運ぶようになるのでしょうか?物によっては飛行機で輸送でしょうか。
テロに狙われる可能性も高くなりそうですね。ここでも、高額の損保保険が活躍するかもしれません。

死の商人の政府とお仲間たちの片棒を担がされる人達はたまりません。 

さて、「片棒を担がされる」といえば、
海運九条の会
http://kaiun9jyoublog.blog.fc2.com/

が昨年9月1日にこのような記事を書いています。 

船員の予備自衛官化を防衛相は否定 それで安心か? 

8月3日付毎日新聞の「尖閣諸島を含む南西諸島の有事の際、自衛隊員を戦闘地域まで運ぶために民間フェリーの船員を予備自衛官とし現地まで運航させる方向で検討を始めた」との報道は、国民に大きな衝撃を与えた。

これに対し、小野寺五典防衛大臣は5日の記者会見で、「現在自衛隊部隊の訓練等、あるいは災害の場合に自衛隊の艦船ももちろん使用するが、足りない場合、民間フェリー等の活用というのも考えていきたいというのが基本。」としたうえで「その中に、予備自衛官登録をしたような方が職員としてそこに乗って頂くということも歓迎すべきことかということであり、現時点で船員でいらっしゃる方に予備自衛官登録をして頂くというようなことを想定しているわけではない」と否定した。 との報道がネット上のニュースに載っている。それで安心してよいのか?

 第2次大戦で、日本船員は船とともに徴用され、軍事輸送に従事させられ、日本海運が壊滅するまで破壊された、船員もまた6万人余(約半数)が船とともに沈められた。この当時の船員の立場はどのようなものであったか。

 全日本船舶職員協会発行の「反骨一代」(回想の小山 亮)によれば、昭和18年に代議士小山 亮(地方商船学校出身)が、ガダルカナルから奇跡的に生還した船員から、「軍人と同じ戦いをした船員は、軍人どころか軍馬、軍犬、軍鳩以下の扱いである」との訴えを聞き、昭和19年の国会で「船員は民間扱いのため、撤退時は最後に回され、食料は差をつけられ、長靴から石鹸にいたるまで支給されず、給料は船長(Captain)でも大尉(Captain)の役6割、甲板長は兵曹長の3分の1である」と政府を激しく追求し、「船員軍人待遇案」を出したが軍と官僚から拒否され、代わりに官僚の頑強な抵抗の中「船員官吏待遇案」を出して、閣議決定まで行ったが、すでに戦局は敗色濃く、法整備中に敗戦となった。

 当時の状況下ではこれが限界であったとはいえ、船員が軍人や官僚と同等の扱いになれば戦争に協力するとの考えには、絶対に与するものではないが、軍部や官僚には、船員は軍馬・軍犬・軍鳩以下とするDNAがあるのではないか。だから小野寺防衛大臣の会見で船員予備自衛官化を「否定」したのではないかと疑いたくなる。

国民にとって大切なのは、憲法9条を守り戦争を起こさない社会の確立である。

武器輸出の片棒だけではなく、戦争自体の片棒も、彼らは担がされる可能性も秘めているのでしょうか。 

他、 

商社九条の会
https://sites.google.com/site/shosha9jho/ 

損保九条の会などもありますが、そういう職員たちの声は、握りつぶされるんでしょうね。(そのうち圧力を掛けられてもおかしくないように思います。) 

政府と経済界の繋がりが強すぎて、また同じ間違いを起こすかもしれないという危機感を、持てない人達が日本にわさわさいることが、私は信じられません。 

マルティン・ニーメラーの言葉を再び載せます。 

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから 

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき
私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから 

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき
私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから 

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は
誰一人残っていなかった 

安倍首相とヒトラーの手法、マルティン・ニーメラーの過ち
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/a84aee1624b818f2eb538a88a3e2f80b ) 

コメント
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