Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

オリンピックエンブレム問題-メンツに拘りすぎて敵を作る人達の一例

2015年09月02日 | 国際・政治

素直に非を認めるべきだったのに・・・後悔先に立たず。 

ハフィントンポスト(2015年9月2日)
【エンブレム撤回】ベルギーのデザイナー、訴訟を継続 「理由が唐突で不明確だ」
http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/01/olivier-debie-continue-lawsuit_n_8074566.html?utm_hp_ref=japan
 

佐野氏も組織委員会も、サンリオ社から学ぶべきことがあったようですね。 

ベルギー人デザイナーを非難してまで"彼ら”が佐野研二郎氏を擁護する理由は・サンリオ社の反省http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/bead2551b740f4c7bdb8dcc0f2832a6e 

なお、ベルギーのリエージュ劇場ですが、日本で「田舎の小さな劇場」扱いですが、これはベルギー国王が創立したものです。 

ウィキペディア
リエージュ劇場
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E5%8A%87%E5%A0%B4 

ベルギー王室はこの問題に口を挟むことはしないと思いますが、上記ウィキぺデイアによると、 

リエージュ劇場は公共性の高い劇場であるため商標登録などとは無縁であり、今回も商標権をめぐる裁判ではない。(出典:日本経済新聞2015年8月14日)リエージュ劇場側の弁護士は、ベルギー王国とルクセンブルクの知財権法の制定にもかかわり、ベルギー経済省知的財産・著作権会議の元メンバーであり、法律家著作権ABDA(現在ABA)ベルギー協会会長のアラン・ベレンブーム氏(ベルギー自由大学教授)である。さらにベレンブーム氏はIOCの本部があるスイスでも提訴を行う用意をしている。 

とのことだそうです。 

日本がエンブレムを取り下げた事でリエージュ劇場の方は訴えを取り下げ、訴えるのはデザイナーのドビ氏だけになるのかもしれません。そうすると弁護士はリエージュ劇場専属の弁護士ではなくなる可能性もあるでしょう。 

しかし、この裁判の結果はどうあれ、「自分のメンツに異様に拘り、自己弁護ばかり、オマケに逆切れして居丈高になるのが結果的に大きな代償を払うことになる」ということ、佐野氏も組織委員会も、そしてついでにいうと“現政権”も、頭に叩き込んでほしいものです。 

裁判費用はポケットマネーでどうぞ。
国民を巻き込まないでください。(=税金を使わないでください。)

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「東大話法」と佐野研二郎氏

2015年09月02日 | 雑感

幸か不幸か(?)、私の友人知人には「国立大、早慶クラスの私大出身者で、勤務先・元勤務先についても「エリート」といえる人達」がいます。 

この中で私が尊敬している人達は、世間で言われるエリート像と違って人間味あふれ、社会や弱者にも関心を持ち、一種の『ノブレス・オブリージュ』の精神も持った人達。 

しかし一方、人間味はあれど、自己中心的で、「東大話法」を無意識に展開する人もわずかにいます。

ウィキペディア

東大話法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E8%A9%B1%E6%B3%95 

こういう人達は自分にミスを認めず、論点をずらしたりして相手に問題があるかのように話し、辻褄が合わないことでも平気で言います。 

相手を怒らせることをしても同様なことをするのでかえって拗らせ、揚句、
「事ここに至ったころは残念かつ申し訳なく思います。」
なんて言ったりします。 

傍観者的、難しい言い回しを使う、そして彼らは「(正当なことを言っている方が)自分を理解しようとしないだけ、自分を不当に扱っている」という論法がお得意。当然責任もとらないですませるので、懲りもせず同じことも繰り返す。 

今回、オリンピックエンブレム問題で、佐野研二郎氏の以下の記事で、
「またしても「東大話法」だ」
「佐野氏だけでなく、このエンブレムをゴリ押ししてきた輩も(ついでに言うなら、その前の競技場のゴリ押しした件も合わせて)、おかしな言い訳。誰も責任を取らない」
と、呆れてしまいました。 

(佐野研二郎氏も競技場の問題で脚光を浴びた安藤忠雄氏も、学歴上は「エリート」ではありません。ですので彼らは付き合う人達に感化されたのか、それとも「東大話法」とは高学歴云々ではなく、単に「ナルシスト」や「中身がない政治家のような人」特有の話法なのか。)

産経新聞(2015年9月1日)
五輪エンブレム見直し 佐野氏「人間として耐えられない」 疑惑改めて否定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000568-san-soci
 

この「東大話法」というものは、アメリカにもあるのかどうか、アメリカのティムさんに聞いてみましょう。

追記:
佐野氏のオリンピックエンブレムについては、「彼の作品を取り下げずにきた上、ベルギー人デザイナーに対して逆切れまでした組織委員会の責任」の方が、私には重いように思えます。

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