新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

火の鳥、復活!

2009-06-24 21:19:28 | 本と雑誌

先ほど、宅急便が届きました。届いたのは、これ。

090624_1_1

手塚治虫のライフワーク「火の鳥」の第2巻「未来編」と第3巻「ヤマト編・宇宙編」です。
写真では判りにくいかもしれませんが、B5サイズの大判
腰巻に「手塚治虫のライフワーク『火の鳥』が、雑誌連載当時の大きさで!」とありますが、私は「雑誌連載当時」と言われても、いつ頃、何という雑誌に連載されていたのか、まるで知りません。

困った時のWikipedia、とばかりにWiki.を見ますと、「黎明編」が雑誌「COM」1967年1月号から連載されたことを指しているようです。これじゃ、私が知らないのも無理はありません。

   

腰巻には更に、「ここに復活!」とデカデカと書かれていますね。そうなんです(何が?)、朝日新聞出版が、先月から「手塚治虫生誕80周年記念」として、「火の鳥」をB5サイズで再版し始めたのですよ。
私はつい先日、このことを知り、再版済みの第1~4巻のうち、持っていない第2巻と第3巻を注文してしまったという次第です。
じゃぁ、今回買わなかった第1巻「黎明編」と第4巻「鳳凰編」はどうなのかといいますと、「火の鳥」シリーズのうち、この2巻だけ、B5サイズで刊行されたものを持っているんです。確か「朝日ソノラマ」から刊行された版だと記憶していますが、現物が実家にあるもので確認のしようがありません。
じゃぁ、じゃぁ、どうして第1巻「黎明編」と第4巻「鳳凰編」だけ買っていたのかといいますと、話はかな~り昔にさかのぼります。
私のいとこの一人が手塚治虫の大ファンで、「火の鳥」シリーズを当時刊行されていた分は全巻(だったと思う)B5サイズ版で持っていました。母に連れられていとこの家(要するに叔母の家)に遊びに行くたび、「火の鳥」を読みふけりました。
そんな中で、幼い私の頭の中に深ぁ~く刻み込まれたのが、「黎明編」と「鳳凰編」でした。
それから30年以上経ち、書店で「火の鳥」シリーズを見かけた時、昔の記憶がよみがえり、財布と相談の上、この2巻だけ購入したというわけです。
Wiki.の記述によれば、「『鳳凰編』を『火の鳥』全編中の最高傑作とみなす向きは非常に多い」由、私の感覚も捨てたものじゃないな、などと思ったりして…。

   

朝日新聞出版のHPには、「毎月2冊ずつ刊行予定」と書かれています。
どうか、最後まで刊行されますことを切に願っています。
なにせ、Wiki.によれば「(『火の鳥』の)掲載誌が次々と廃刊・休刊することから、当時の出版業界では、本作が掲載されると廃刊になるとも言われた」そうですから…。

火の鳥 1・黎明編 火の鳥 1・黎明編
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2009-05-20

火の鳥 2・未来編 火の鳥 2・未来編
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2009-05-20
火の鳥 3・ヤマト編、宇宙編 火の鳥 3・ヤマト編、宇宙編
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2009-06-19
火の鳥 4・鳳凰編 火の鳥 4・鳳凰編
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2009-06-19
コメント (2)
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