子供たちの命を救った研究者がいれば、ワクチンを否定する医師や研究者、弁護士たちもいます。
モーリス・ヒルマンの伝記『恐ろしい感染症からたくさんの命を救った現代ワクチンの父の物語』を書いたポール・オフェットは『反ワクチン運動の真実』で彼らを実名で告発しています。
新型コロナウイルス陰謀論を拡散し、ワクチン接種に反対した弁護士のロバート・ケネディ・ジュニアは以前から反ワクチンの活動家でした。
2005年にロバート・ケネディ・ジュニアは製薬会社と医師と公衆衛生当局が共謀してワクチンの危険性を隠していると非難した。
https://jphma.org/topics/topics_47_Kennedy_Report.html
さらに、麻疹ワクチンを開発したジョン・エンダース研究班の一人サム・カッツをワクチンで金儲けしたと非難した。
ジョン・エンダースはワクチンでの特許取得には反対していたので、麻疹ワクチンでも特許は取っていない。
https://gendai.media/articles/-/57708?page=3
百日咳ワクチンで自閉症になると最初に主張した一人であるバーバラ・ロー・フィッシャーはあらゆるワクチンに反対する。
ワクチンで予防できる病気は実際にはそんなに深刻なものではないとも論じる。
なぜワクチン学者は人間の免疫システムがその経験を乗り越えられない、益を受けないと考えるべきだと言い張るのでしょう。一度もインフルエンザにかからない方が良いというエビデンスはどこにあるのでしょう。
てんかんと知的障害の本当の原因を突き止めたサミュエル・ベルコビッチのコメント。
反ワクチン活動家は自分たちは反ワクチンではない、安全なワクチンを望んでいると主張する。
だが、反ワクチン運動家のいう安全は自閉症、学習障害、注意欠陥障害、多発性硬化症、糖尿病、脳卒中、心臓発作、血栓、麻痺などの副作用がないというものだ。
これらはワクチンが原因ではないので、彼らのいう安全なワクチンは実現不可能だ。
たとえば、自閉症スペクトラムだと、脳の神経細胞表面のタンパク質を分子と結びつけている遺伝子に異常がある。
ワクチン裁判で負けたのは原告側の研究者、医師や弁護士ではない。
医師は自閉症児の治療を続け、危険性のある療法を行い、サプリを売り続ける。
たとえば、自閉症はチメロサール入りのワクチンが原因だから、体内の水銀や鉛などの重金属を排出させるキレーション療法。
弁護士は訴訟をし続け、勝とうが負けようが報酬は受け取る。
ある法律事務所は、ワクチン法廷に216万1564ドル10セントの請求書を提出した。
負けたのは医師と弁護士に誤った道へ導かれ、自閉症の子どもを育てる経済的な負担から解放されたいと思った親たちだ。
小児科医のラフル・パリク
日本でも、ワクチンは効かないとか有害だなどいう主張を信じる人たちがいます。
人間は弱いものだと、あらためて教えられます。