これもワーキングプアー 非正規公務員/我が奈良県は正直？

　昨７日付で、奈良県庁に見られる無神経な様子を取り上げた。職場ごとの配置を非正規職員まで明示していた”正直”ぶりだった。この非正規、なんとエゲツナイ。

　（以下、データは東洋経済３月10日号による）全国自治体の非正規スタッフは50万人に及ぶ。うち、月収20万円を越すのは14%だけ。

　10万円以下というのも10%だ。これを官製ワーキングプアと言わずして、なんと呼ぶ。
　
　こうした皆さんは、どんな職種にあるか。学童指導員、相談員は90％以上。給食、公民館あたりは半分くらい、最も少なくヒトケタにとどまるのは上下水道だ。

　これは、conservativeな＝控え目な。よくある「保守的な」といった表現は日本語らしいくない＝な数字なのでは。有効回答は全自治体の半数をわずかに超える程度だから。（ウチは恥ずかしくて、ホントは出せない…）

　東洋経済の見出し。「安月給で昇給・昇進もないが、責任は正規並みも」。なにしろ、保育園でクラス担任というケースがあるのだ、とか。世界に冠たる経済を誇る（誇った?）日本の惨状だ。

　我が奈良県は、どうだろうか。現荒井知事は、元運輸省キャリア。退職直後、参議院議員に転進し、前任・柿本知事が突然引退を表明したのを受け立候補、共産党候補との激戦！の末、就任。ケッコウなご身分だ。足元の「日々雇用」スタッフ状況、どうお考えか。耳の痛い情報はトップに届く体制に現県庁はあるか。