2024年の元日に発生した能登半島地震を受け、改めて防災・減災にについての関心が高まっています。
平和な日常が一瞬のうちに非常時に代わってしまう災害に備え、様々な取り組みが進められています。
中でも 「フェーズフリー」という考えが最近注目されてきているようです。
フェーズフリーとは「災害のためだけに備えない防災」です。
日本では地震や津波だけでなく、異常気象などで予期しない災害が増えています。
いつもの暮らし(日常時)と災害が起きた時(非常時)の垣根をなくしていこうというもので、日常で使うものを災害時にも役立てようという考え方だそうです。
身近なところにもフェーズフリーの考え方が溶け込んでいます。
食料品のローリングストックや、アウトドアグッズもフェーズフリーのひとつになります。
ローリングストックとは、普段から少し多めに食材を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法です。
道の駅でもフェーズフリーの考え方による防災拠点化が進んでいるそうですよ。
災害時に主体的に判断できる子どもを育てるために、フェーズフリーを教育に取り入れる自治体が出てきているのは良い事ですね。
防災品として用意すると、買ってそのまましまっておき、日常で使わないので災害時に取り出しても使い方がわからないというものも出てくるんです。
日常で使っているものならば災害時にもストレスなくシームレスに使えます。
また、カセットコンロやキャンプ用品なども災害時に使い方がわかっているので、ストレスを感じずに使える点でフェーズフリーといえます。
南海トラフ巨大地震は超広域災害になりますので、なおさら支援物資が入ってくるのも遅くなると思います。
困らないように自身が率先して日常からの備えをしていくしかないでしょう。
改めてどの程度の備えが必要かを確認してみましょう。
・水は1日3リットル
・食料1日3食
・携帯トイレ1日5回
⇒これを家族の人数×7日分
大規模災害を想定すれば最低限この程度は備えておくようにとされています。 わ~~~大変!
でも被災をした際、命を守った先にある私たちの生活を思い浮かべ、改めて備えを見直すことが大切だと思われます。
各自がそれぞれの立場でできる方法を実践していけば、フェーズフリーな社会が実現しますね。
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