昨今、自然災害や大事故などが多発しています。
テレビをつけると、その様子が逐一映し出されたり、被害を受けた方へのインタビュー映像が続いたり・・・。
それらを見ていて、いてもたってもいられない気持ちになります。
それは、「共感」しているという証しだそうです。
「共感」とは、相手が感じている事を自分のもののように感じ、寄り添う気持ち。
ほとんどの人はテレビから離れると、自分の日常生活に戻ることができます。
しかし、「共感疲労」という症状があって、感受性が強かったり、何事にも敏感な性格だったりすると、感情移入しすぎてしまい、心身が疲弊して無気力状態に陥ってしまうそうです。
愛情、友情、人情、協力、調和・・・。
災害や不幸は絆を強くすると言われますが、天災の多い日本はそうやって和を保ってきたのかもしれません。
自己の存在が他者に認められ、受け入れられ、他者と繋がって初めて得られるものです。
平穏無くして安らぎはない。
気持ちの上で、他者と自分との間に境界線を引くことも必要です。
この境界線を引くことは、冷淡なことでも悪いことでもなく、自分と他人を守るために大切だそうです。
「ここから先は自分の問題ではない」と、区切りをつけるようにしないと、無気力症状をきたしかねません。
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