よく耳にする言葉、「医食同源」は食事も薬も源は同じで、 健康を維持するには毎日の食事から。薬に頼らず、自分の力で健康を守ろうという考え方ですね。
「夏バテ防止にウナギや山芋のとろろご飯を食べるといい」とはよくいわれる話。
季節の旬の食材には、カラダの調子を整える作用があります。
夏の旬の野菜といえば、きゅうりやトマトなどがあり、きゅうりはカラダの熱を冷まし、喉の乾きを潤す食べ物です。
しかし、夏だからといって夏野菜ばかり食べてしまうと体が急激に冷えてしまう事があります。
食材には体を温めるものと冷やすものがある為、自分の体調に合わせて摂っていくことが健康に繋がると言われます。
どんな食材を食べる時も過不足なくかたよりのない中間の状態を目指す事が大切ですね。
体を温める食材で代表的なものには、ねぎ・にんにく・しそなど。
冷やす食材には大根・すいか・ナスなどがあります。
さらに人間の体質も、寒体質、熱体質、そのどちらでもない真ん中の三冷えがち。
一方、熱体質の人は暑さや暖かさに敏感で、手足がいつも温かくて全身がほてりやすく、汗もかきやすいです。
真ん中体質の人はそのどちらでもなく、寒・暖のバランスが取れた体質です。
自分の体質や体調は、顔色、舌の色、形などで判断することができます。
例えば、健康な人の舌の色は淡紅色で、舌の苔は白色。
舌は内臓の鏡といわれ、漢方では舌を見る事で体の状態を見られると考えてられています。
舌が大きくてはれぼったく厚みがある場合は、体の中に余分な水がたまっていると考られ、舌のふちに歯型がついている場合は、エネルギーが不足している状態で、体力がなく疲れがたまっていると考えられるそうです。