私たちの生活には欠かせないペットボトル。
プラスチックの使用が過去50年間で20倍も増え、2021年にはさらに20%の増加が予想されているそうです。
1分間に100万本が消費されていることになる!
プラスチックは世界中で最も広く使われている材料の一つで、ガラスや木材のような伝統的な素材にはない、実用面で素晴らしい性質を多く持ち合わせています。
しかも安価で、軽量で、丈夫で、思い通りに型を変えることができす。
食品貯蔵寿命の延長や、重量軽減による輸送燃料の削減などの利点があり、金属のように錆びることはないし腐食もしません。
しかし、在庫もある上に、どんどんつくられていれば増えるのは当たり前のことです。
92%がプラスチックの影響によるといわれる海洋生物への悪影響。どうしたらいいのでしょう!
リサイクルするのに新品ボトルの3倍以上の費用がかかり、ペットボトルの平均リサイクル率はわずか6.6%。
使用後投棄されたペットボトルは、プラスチックゴミとして世界中の海に流入し、生態系に影響を与えています。
私たちはエコバックを持って買物していますが、スーパーのゴミ袋が悪役っぽくなっています。
又、大手企業、飲食店などでプラスチック製ストローの廃止の動きが広がり始めました。
しかしストロー廃止ぐらいで意味があるのでしょうか?
もっと根本的な問題を解決するべきではないかと思いますが、どんなものなのでしょうか?
ペットボトルのほうを規制したほうが、よほど環境に良いと思うのですが・・・。
約半分が海外でリサイクルされていて、その約40万tにも当たる廃ペットボトルのうち、9割近くが中国や香港へ輸出されているそうです。
ところが2017年7月、中国が「2017年内をもって海外からのごみの輸入を停止する」と発表。
燃やすと大気中のCO2が増えるのもありますが、こうなると燃やす方がまだいいのかな?と思ってしまいます。
私たちは、利便性を追求するあまり、プラスチック製品で溢れかえった社会にしてしまいました。
企業も儲け主義にならず余分な石油製品を作らないようにする事は出来ないものでしょうか。