百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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久しぶりに上京し、千葉の和郷園さんを訪れる。
ある方の紹介で、ハウスの加温装置を見せて頂きに来たのだけれど、農業生産法人の抱える課題や今後の展望が少しでもお伺い出来れば、と微かに期待している。
お相手頂いたのは、副代表の向後さん(私より若いが私より随分しっかりされている)。事前に加温を重油や灯油ではなく植物油の廃油でやりたい旨は伝えていたので、既に和郷園さんが実験されているハウスをまずは見学させて頂く。
現状の装置の課題を把握し、今後を視野に入れたいカーボンオフの仕組みや循環型のイメージ、はたまた農家と地方のスーパーや農業資材店とを如何に繋ぎ合わせネットワーク化を図るか等々話題は尽きない。
なにぶん和郷園さんは歴史もあり、規模も大きく、最近は海外(特に東南アジア)にも幾つか拠点を持っておられ、それぞれの地域のニーズに適合した農業の提案をされている。農業を儲ける手段というより、農業を地域活性のひとつの手段と考えておられ、地域を元気にするとお金が廻り、そこには農家の笑顔だけでなくマチに住むみんなの笑顔がみえてくるそんなモデルをイメージされており、大変勉強になった。
お忙しい時間を割いて頂き、大変ありがとうございまし!! 感謝です。
またお会い出来る機会を楽しみにしております。

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暖かい天候が続いていたが、今朝は立冬らしく、冬の訪れを感じる朝だった。
今日は「光を透す陶器」のお話!
それは日本六古窯のうちのひとつ信楽から新しい陶器の提案です。
和紙や和傘等々、日本の伝統を世界に提案していく流れは知るものの、まさにあの信楽焼が、大変身!!
信楽焼は狸の置物で有名なものの、あのあたたかい素朴さやあの力強さがあまり現代社会にマッチせず(少し?!)低迷していたが、あの信楽焼が、ここに“信楽透器”として大変身!!
水晶によく似た物質を砂粒に置き換えた技術試験場の川澄さんのスキルと陶工の方々の知恵と工夫の産物、まさに《伝統は革新の連続!》なり!!
来週16(水)には「みのもんたの朝ズバ」にも出演される予定だそうです。
これからの動向が注目ですぞッ。
※写真は・・・eo光チャンネル「生まれたるは関西」・・・より

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以前、紳助さんがNSCで行なった授業をYou Tubeで観た(2007年3月12日)。
○才能と努力・・・才能は天から与えられたモノ、努力は自分の頑張りの“筋肉指数”。まずは、自らの努力で出来る“筋肉指数”を鍛えること。
○笑いの教科書・・・「売る(売れる)」ことは商売でも笑いでも同じ。分析とマニュアルづくりが必要。
○相方との戦略・・・状況、おかれている環境を理解し、何を売りにするかを冷静に分析、じっくりと戦略を練る。
○xとyの分析・・・どういう顧客をどう笑わすか、“自分の笑い”と“笑いの流れ”、自己を分析し、時代の流れを知る、そして自分のカタチを創り込む。
○運と計算・・・負けることは敢てしない、自分に最も近い場所(合った場所)で勝負する。
○心で記憶・・・メモに取らず、心に刻み込め。心に刻まないと再現性がなくなる。
○ネタと演者・・・面白いネタと良い演者、なかなか優れたネタには巡りあえない、優れた演者を目指そう。
○やるということ・・・正しいやり方を徹底的にやる、違うやり方をしているのは時間の無駄。
○M-1の戦い方・・・短時間で如何に笑いを取るか。どういう笑いが必要かを理解し、徹底して行う。
○夢・・・若さと“夢”の数では若いヒトには勝てない。若者は可能性を大切に。

紳助哲学の一部分を垣間見た気がした。

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stonyfieldは、アメリカにおける有機食材のメーカーのパイオニアで、今やアメリカのヨーグルト市場では第3位、有機食品では国内トップのシェアをもつ(仏食品大手のダノンが2001年10月に資本参加、2004年には株式の85%を取得、事実上傘下にはなるものの)。
最近も遺伝子組み換え食品の問題に関してCEOのゲーリー・ハーシュバーグが「購入するかどうかの選択権は消費者が持つべき」「米国人の大多数は口にしたくないと考えていることが、世論調査で明らかになっている」と語り、話題になった。
当初は環境に留意し有機農業を拡げようとしていた(サミュエルは会を運営していた・・・サミュエルはゲーリーのパートナー)がなかなかそのオペレーションはうまくいかず、新たな資金源を確保しようとゲーリーと始めたのが「自家製ヨーグルト」の製造・販売(サミュエルのつくるそれは本当に美味しかった)、1983年に教会のシスターから35000$の融資を受け《二人の家族、七頭の牛、おいしいヨーグルトのレシピ》から始まったこの事業は、最新から・おいしい製品の販売だけにとどまらず、・すべての成分について責任をもち、・安全な有機農法によるものを使うと心に決めていたという。こちらも当初8年間はなかなか芽がでなかったが、徐々に顧客の賛同を得て、1991年末以降利益を出し、順調に事業拡大をはかり、今や有機農業家養成センターの役割も果たして有機農家の育成にも力が入っているという。
まさに初心貫徹!

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「ダイヤモンドの原石のようにキラリと輝く社会革命家を探し続ける」とビル・ドレイトン(アショカ財団)代表は語る。
日本にも支部が設立されて2年になる。
世界最大の社会的起業支援団体で設立は1980年、起業を通じた社会変革に資金やノウハウを提供する。
63ヶ国、2000以上の社会企業を会員(アショカ・フェロー)として支援。
展開可能なそれぞれの事業モデルの93%は大きな規模に普及し、社会を変える原動力として活かされ、驚くべきことは、その事業モデルの56%が5年以内に各国の政策に何らかの影響を与え、うち71%が10年以内に硬直した政策の変更や廃止を促しているという。まさに“チェンジメーカー”だ!!

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米、麦、大豆の直播は今やひとつのシーダーでこなせるという。
ポイントは施肥+播種+鎮圧にあるようで、播き過ぎず、均一化(肥料も種も)が図れ、発芽率も良いというから、文句のつけどころがない。写真のように一斉にきった麦の芽をみるとなんだか嬉しくなってくる。鎮圧の方法に秘密が隠されていそうだが、この方法と“ごんべい”の組み合わせで野菜も可能になるだろう。

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我々は食べ物をガソリンのように考え、食べることで生命を維持しているかのように思ってきたが、実際には食べた食物は瞬く間に分子レベルで入れ替り、生体内の物質は絶えず流動的で不安定な状態にあるという。
「生命とは“流れ”である」つまり“動的平衡”状態にあり、今日と昨日、今日と明日では見た眼は同じでも日々変化しておりネズミは一週間で、人間の身体も数ヶ月で全く新たに置き換わるという。
ルドルフ・シェーンハイマー(ドイツ生まれの生命化学者)

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興味深い話だった。
一度機会があればと思っていたが、本日、近畿アグリハイテクさんのシンポジウムで(独)水産総合研究センターの田中秀樹さんの「ウナギの完全養殖」の話を聴く機会に恵まれた。
独立行政法人の成果が乏しいと言われる中、ハヤブサと同様に高い評価を得、世界の中でも独走状態にあるうなぎの完全養殖技術は、まだまだ量産体制は無理かもしれないが、現状の課題は明確になっているという。
養殖技術と聞くと、ハマチやタイと同様に思いがちだが、うなぎの生誕は昔から謎に満ちており、あのアリストテレスやシーボルトもその未解決な問題を悔やみながらあの世に召されたという。
日本は世界一のウナギの消費国でありながら、国内の天然ウナギは0.5%でそのほとんどが養殖であるが、その養殖方法は稚魚といわれるシラスウナギを河川や沿岸で捕獲し初めて始めることが出来る。それも1960年代300トンの漁獲量があったものの近年はその1/10になっておりその資源の減少は深刻であり、ヨーロッパウナギやアメリカウナギも激減する中、これ以上減ると世界中で食することが出来なくなる危惧もあるという。
そんな中、ウナギは何処で生まれ、シラスウナギ(稚魚)は何処からやって来て、下りウナギは何処へ行くのか、謎に包まれていた。生まれは、マリアナ海溝(スルガ海山の西側)??北赤道から黒潮に乗って、台湾、中国、日本・・・??秋から冬にかけ生まれ故郷を求めて、小笠原諸島をひたすら南下??まだまだわからないこといっぱいあるようだが、・シラスウナギを大量に育てる技術の開発・良質仔魚の安定確保・仔魚の大量飼育のための餌と飼育方法等をひとつひとつ解決していく必要があるという。
しかし他の業種の技術との融合で一気にブレイクスルーする可能性も秘めており、今後の展開に大変興味深い。

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堆肥づくりのポイントは
①水分率
②窒素と炭素の比率
③温度、切り返し
①の水分率は40~60%、50%が理想的。
②窒素と炭素の比率は1:20~40、比率が高い方は生育初期に、果菜類等(トマトや茄子等)には花芽が着けば比率の低い方を。
③堆肥内部の温度は、あまり高くなりすぎないように、また低くならないように、水や窒素や炭素や空気(風等)を用いて調整をする必要アリ。5~7日に一度撹拌し、空気を入れ、堆肥中の温度は60~70℃に保つことがpoint!
言うは易く、書くも易く、実際毎日面倒みるのは、なかなか難し!なのです。

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