今日はベートーベンが亡くなって185年になる。
28歳ぐらいから難聴に悩まされ、30歳を越えてからは何度か自殺を考え遺書まで残したベートーベンは、何とか自殺は思いとどまり56歳で亡くなるまで沢山の曲を世に残した。
30代半ばからの10年間は“傑作の森”と呼ばれる黄金期を迎え「運命」「田園」などを製作・発表する。自らの中で浄化された世界を曲に焼き写したかのようで、聞きたいが聞こえない鳥の声を自らの頭の中で再構成し理想に近いカタチで表現しようと努めたのであろう。
第9番「合唱」はほとんど耳が聞こえなくなってから作られた曲だそうで、初演の際は自ら失敗だと思い込み聴衆の方を振り向くことが出来なかったという。
聞こえないものの中に純粋な音を見い出したベートーベンの力は、見えるモノしか見えない(見えるものまで見ていないのかもしれないが)我々に心のあり方を教えてくれているように思う。
28歳ぐらいから難聴に悩まされ、30歳を越えてからは何度か自殺を考え遺書まで残したベートーベンは、何とか自殺は思いとどまり56歳で亡くなるまで沢山の曲を世に残した。
30代半ばからの10年間は“傑作の森”と呼ばれる黄金期を迎え「運命」「田園」などを製作・発表する。自らの中で浄化された世界を曲に焼き写したかのようで、聞きたいが聞こえない鳥の声を自らの頭の中で再構成し理想に近いカタチで表現しようと努めたのであろう。
第9番「合唱」はほとんど耳が聞こえなくなってから作られた曲だそうで、初演の際は自ら失敗だと思い込み聴衆の方を振り向くことが出来なかったという。
聞こえないものの中に純粋な音を見い出したベートーベンの力は、見えるモノしか見えない(見えるものまで見ていないのかもしれないが)我々に心のあり方を教えてくれているように思う。