百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

伊賀の里もくもく手作りファーム

2006-07-09 21:14:01 | 農業
今日は関東から友人夫婦が遊びに来たので、マンマ・ミーアに久方振りに出かけた。マンマ・ミーアは菓子工房であり、川端カタチ・ツクリ創作所(http://www.geocities.jp/patimammamia/ またhpも御覧下され!!)でもあります。友人夫婦は時が停まったような空間に二人は大満足!!ミアちゃんにはお土産まで頂き(割れたトマトのお返しだと言われましたが・・・)、感謝、感謝!! 九月にはご出産されるということで、元気なお子様の出産を心よりお祈りしております。それまでにまた一度落ち着いたら(今は結構バタバタしているので)、ゆっくり寄せて頂きたいと思いマース!!
そのあと、『伊賀の里もくもく手作りファーム』へ向かったのですが、そちらのほうは観光農園地化していてふたりともガックシ・・・。期待値がやや高く、素朴な農村的な村づくりに出会えると思っていたので少し残念・・・との感想でした。
村づくりというのも考えてみると万人受けするようなツクリをしようと思うと、やはり表層的にならざるをえず、でも結構追求しようと思うとターゲットを絞らざるをえず、そこに経済的な合理主義と精神的な理想主義の狭間があり、…、一品単価や入場料や販売価格等を上げざるをえなかったり、…。
素朴であまり人の集まらない、でも知る人は知っていて、落ち着ける、そんな空間づくりをゆっくりのんびりコツコツとおこなっていくのが、僕達らしい“村づくり”なのだろう、あまり拡大を求めず、そんな気がします。

植物の力を活かす!!

2006-07-09 00:24:28 | 農業
人間って本当に勝手なものである。ある時はいらないといい、ない時には欲しいという。雨がないと降って欲しい、でも降り続けると必ず晴れる日を心待ちにする。なんとも勝手なものである。
植物を育てていると、ふと思うことがある。植物にとって最も良い環境をつくる方が良いのか、少し厳しい環境の方が良いのか?どちらが強い生命力を持つ元気な植物の成育技術なのだろうかと。
あまり良すぎる環境だと、その環境に甘えてしまうのかもしれないし、厳しすぎると死んでしまうかもしれない。
我々の農法は植物自身の持っている力を最大限に引き出したいと思っているが、ポイントはそれぞれ植物のキャラクターを充分熟知し、今だけよければいいではなく、持続可能で将来にわたって続けていけるものでなくてはならない。
いろいろな学問の集大成が農業だと理解しているが、やはり学問だけでは終わらない、自然と共に生きる共生力というか、自然に学ぶ力というか、最終的には自然に感謝し、自然を愛する力が大切なのではないかと思う。
でも、育ったものをちゃっかり食べてしまうのもまた、人間の性で・・・。
それでも、感謝しながら常に合掌することが大切なのでしょう、おそらく。