今後の調整のイメージ・再録

一週間ほど前の12月1日に掲げた図であるが、ようやく調整が起こりつつあると思うので、ここに再掲しておく。それぞれの底の値は想定できるかなり下の方の値としてある。金については現時点の予想は1100ドルとしているが、今日の下げの状態を見て、この後のドル高を考慮すると、この図に書いた1000ドルの方に近くなるかもしれない。とにかく、このあたりは予断なしに慎重に考えていきたい。もちろん、浅い調整で上に行く可能性もあるので、そのあたりは個人の判断となる。いずれにせよ、全体的イメージはこんなところで大きな変更はない。改めて提示しておきたい。

金価格の底値の見通し

今朝のところは1150強あたりをつけているようであるが、かなりいいところまで下がってきたという認識である。とりあえずヘッジしてあった銀のショートは全部利食いして、金のロングだけを残した。また金ロングは買い増しした。ここからは押し目買いのみでいくつもりだ。自分の下げの見通しとしては、一応、波動のフィボナッチから一昨日書いたように1100ドルとしている。ひとつのメドとして受けとっていただきたい。ちなみに、金の価格予測ブログとして有名な投資小僧氏のサイトでは1110ドルを下限と読んでいるようだ。また、一昨日コメントしてくださったモロへイヤさんの金鉱株に関するサイトでも過去の値動きの傾向により、現在値から1100ドルが底値との予測である。あと、ロンドンFX氏は、サポートラインを見て、1064から1080ドル予測。以上のように普通にみれば1100ドル前後が底値という結論に落ち着きそうである。もちろん、それぞれの論拠は異なっているので、ゆっくり検討して、適切なレバレッジ管理をしていきたいと思う。

まずは小動きから

雇用統計で大きく動いた翌週は月曜日は小康状態になることが多い。本格的には、火曜日の市場から方向性が出てくると思う。今日は様子見でいいだろう。
　
ドル円の中期については、コメント欄で酔いどれさんからご指摘があったように、5年サイクルボトムが先日の84円台で終了したかどうかが一番のポイントになりそうだ。すでに終了したなら、ここから100円近くを目指すことになるし（つまり円安へのトレンド転換）、まだなら年内から年初にかけて再度85円以下のボトムを試すことになる。5年サイクルは、メリマンは5.5年サイクルと呼んでいるようにかなり幅にブレがあるので、それだけからはなんとも言えない部分がある。慎重に考えていくべきだろう。自分としては、ここからのドル高はかなり確実と見ているので、それと合わせると、ドル高・円高トレンドの方に分があると考えているが、思いこみのトレードは危険。中期スイングならレバには注意、むしろ短期の方が安全だろう。