FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



連日の東京の感染者増で、なんらかの強制措置を含む政策が近く発動されると思われる。しかし、今までの検査をしない方針のため、実際にはどれだけの感染者がいるかもわかっていない。専門家会議の押谷氏も、全数を把握する必要はないと明言していた。しかし、クラスター対策が破綻しつつある現在、次の方針をどのようにするのかが問われている。もっとはっきり言えば、日本政府に対する不信感は強くなるばかりである。この視点は欧米の論調でも共有されつつあり、いよいよ、月曜日からの週は、強い円買いになると思われる(日本の対外資産売却を見込む)。ただし、企業決算の月末までは、日銀・GPIFのドレッシングが入るため、やや不透明。4月1日以降からが本番だ。
 
なお、豪ドルについてであるが、円買い、ドル買いなら当然クロス円での売りが効率的である。ただ、今回は、ドル円が非常に不安定で時々大きく上昇するため、そのリスクヘッジのため、クロス円ではなく、ドルストレートで豪ドルを売る方針でいる。これは好みなので、クロス円で売ることに反対するわけではない。






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東京の感染者数が40人台が連続するようになった。イタリアなどの場合だと、このあと急に70、100と増える段階が来る。おそらく先日の三連休で感染した人が出てくる来週前半がそうだろう。遅くともその段階で、東京はロックダウンになる。当初は14日あるいは21日間の予定となるだろうが、現実には、他の都市では1ヶ月やそこらで解除された例はない。かなりの長期戦を覚悟するべきだと思う。

さすがにこの期に及んで、日本の投資家も事がわかってきたようで円買いになってきた。ドル買いよりも円買いが強いというパターンで、しばらくはリスクオフの典型で進むだろう。クロス円も売られることから、再度、豪ドルストレート売りも少し増やしてみたい。豪ドルはもうサポートに達しているというご意見もいただくが、念のため2000年以降の月足長期チャートを掲示しておく。ご覧のように、2000年代最初に0.4近くまで下げたことがあるのである。今回もこのあたりを目標としておきたい。



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ドル円は、ドル買いと円買いとの間で揺れているが、日本の状況が悪くなってきたところで、円買いになっている。前から書いているように、アメリカが悪いとドル買い、日本が悪いと円買いになる。日本の感染が上昇してきたこともあり、しばらくは円買いが強くなる可能性がある。ドルストレートのトレードはやや落として、ドル円の方にシフトしていきたい。ドル円は戻り売りだが、ニューヨークのドル買いには注意しつつ。
 
自分のトレードとしては、豪ドル売りは昨日の0.58台で縮小して、ドル円売りに転じる。様子を見ながら戻り売りで。


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昨日から書いているように、首都圏のロックダウンは近いだろう。この局面で日本株を買うのはどういう理由だかわからない。それはさておき、株が上がると、リスクオンでクロス円も買われ、その実質をなしているドルストレートもドル売りになる。この株買いは明らかに理屈に合わないので、あとで是正されるはずだ。ドル売りも同じである。
 
アメリカもトランプが、自粛はもう不要であるとか言い出しており、財政政策も発動されそうなので、今日のダウの下げも小さいかもしれない。が、感染者の爆発は止められないので、おいおい、さらに厳しいロックダウン政策を迫られると考える。
 
トレードは相変わらず、ドル買い。ドルストレートペアの戻り売りということになる。





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年度末の決算対策で、日経は引き上げられたが、誰にでもわかる粉飾だ。国の企業の株の過半を日銀とGPIFで持っていったいどうするつもりだろう?
それはともかく、株価が上がると、クロス円も上がる。それにつれて、日本時間では、ドルストレートでのドル売りとなる。ありがたく、豪ドルのショートを少々仕込ませてもらった。
 
昨日の東京の感染者数増加は初めての大きな値を示したが、今日は17人と値を更新した。今週末までに新たな感染者が数百人前後に達することがあれば、北海道で出たような、知事レベルの緊急事態宣言がまず出されることになるだろう。その1週間後に、首都圏のロックダウンもあり得る。ただ、首都圏のロックダウンと言っても、いったいどの範囲に出せばいいのか非常に難しい。東京23区では中途半端だし、都内と、埼玉・神奈川に差を付けるのも難しい。実際的には、この範囲問題がかなりの技術的ネックになると思う。また、タイミングも難しい。ロックダウンを下手に予告すると、ロンドンで起きたような食料の買い占め騒ぎが起きてしまう。小池知事(都庁スタッフ)および首都圏各県知事の力量が試される。



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今日は久しぶりに東京市場で円買いとなってドル円が下降した。やはり、オリンピックに黄色信号が点いて、日本の金融機関・企業が対外資産を売却にかかっているのではないだろうか。ソフトバンクの資産売却話が出ているが、水面下ではそういう動きがあるのだと思う。ということで、今までのような一本調子のドル円上昇ではなく、上下しながら、となるだろう。方向はまだ見えないが、先に書いたようにどちらもあり得るので、注意したい。

五輪は延期となったが、これはトレードでやってはいけない、悪い「ナンピン」だ。ロスカットが嫌なので、あと〇年持てば相場は回復するからと思って、追加投資してしまう。しかし、〇年後には更に下落していて深みにはまるわけだ。日銀のETF買いも同じで、ナンピン。どちらも原資はいくらでもあるので、樹海行きはないわけだが、見ていて気持ちのいいものではない。

今日のトレードは先日書いたように豪ドルのドルストレート売り。豪ドルはまだまだ下げると思うのでスイングもあり。



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COVID-19(新型コロナウイルス病・以下COVIDと略す)がついに東南アジア諸国へも広がってきた。タイ、マレーシア、インドネシアといった中進国への拡大は、この地方の経済に決定的な打撃を与えることになるだろう。また、高温多湿の国々への拡大は、夏期に勢いが弱まるという期待を打ち砕くものだ。タイの例では、すでにバンコクでは店舗閉鎖令が出され、観光地のプーケットも店舗・レストラン閉鎖で、すでに観光地ではない。このドル高で債務の返還等に問題がでている東南アジアの金融機関などは、企業倒産により大きな問題を抱えることになるだろう。アジア金融危機のようなことが起こる可能性がある。今回の危機は、考えられる限りの経済危機が複合したようなもので、COVIDの特効薬が見つかるまでは収束しない。
 
日本だけがこの世界中の状況から無縁でいられるとは思えない。非常にゆっくりとしたペースであるが、日本の感染者増も続いている(検査数の少なさはおいておくにしても)。大都市圏のどこかでアウトブレイクが起きても不思議ではない。
 
とにかく資産保全に最大限の注意を計るべきだろう。長期には、ゴールド現物も悪くはないが、すでに品物が少ない。当面、取引金融機関の分散がまずは絶対に必要なところだ。また、極力、現金や普通預金に重点を置くことも必要だ。株はまだ買いではないと思う。大恐慌の時は,ダウは380ドルから41ドルまで、約9割下落した。なお、リーマンの時は14000ドルが半分以下になって6400ドルになった。今回も1万ドルあたりまでは覚悟しておくべきではないだろうか。



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見たことのないドル高だが、2008年の72からの長期波動の5波に入ったところとも見られる。ドルインデクスは、レジスタンスだった100を越えたので、波動的には、このまま120近くまで跳ね上がる可能性もある。トランプ相場では80から始まって100に至った。この時は、やはりドル円も上昇したわけで、今回もリスクオフとは言いながら、ドル高が円高よりも強く、ドル円は120円くらいまでの上昇となる可能性もあるだろう。クロス円は弱く下落することになる。もうひとつのシナリオは、強い円買いが復帰して、ドル円、クロス円とも下がるという可能性だ。どちらもあり得る。ドル円上昇をもって、円安、日本売りという言説もあるが、それについては現時点では判断できない。二つのシナリオで当面は考えて行く。現状ではドル円上昇を多めに考える。
 
いずれにせよ、ドル買いは強いので、今後金融危機に発展した場合には、豪ドルなどは総体的に弱くなるはずだ。この局面では資源国であることも弱点だ。しばらくは、豪ドルドル(ドルストレート)の戻り売りを中心に進めていきたい。

国内は4月になれば、感染の拡大とオリンピックの中止(あるいは延期)となると思う。さらに株価が下落するトリガーになるだろう。豪ドル円の売りも悪くない選択かもしれない。ただ、命あっての物種ですので、くれぐれも手洗いをよろしく御願いします。20秒は結構長いです。

(追補)アメリカの失業申請者数が200万人を越えるとか言われてます。次の雇用統計の日の為替には十分な注意が必要です。どうなるか想像がつきません。


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一日ちょっと落ち着いたドル高だったが、昨日のNY市場からまた起きているようだ。特に今日はドル円の上昇が大きい。早めにショートを利食っておいて良かったと思う。ドル円の上昇が、ドル高なのか、円安なのかは見極めが付きにくいが、とりあえず、クロス円をみておけばいいだろう。ユーロ円、豪ドル円、ポンド円が下げれば、円高、上げれば円安である。

とにかく、全世界的に、現金への需要が高い。中でも、現金の中の現金である、米ドルが買われている。開発途上国などを起点として、金融危機が発生する可能性も十分にある。また、先進国でも、ジャンク債や、レバレッジをかけすぎたファンドなど、火種は多い。とにかく、何が起きてもおかしくない、大恐慌時代なみの相場であることを十分に認識して、資産の分散には注意したい。ビルゲイツの予想どおり、100年に一度クラスのパンデミックの到来なのだ。




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ダウもやや落ち着き気味で、ドル買いも一段落。全体に巻き戻している様子だ。時を見て、次のドル買いに乗っていきたいところだ。日本の感染症専門家会議の発表もあったが、全体に緩和するという事前の報道とは異なり、むしろ、感染爆発まであまり時間がないというようなニュアンスだったと思う。日本の株価も、日銀のETF買いでなんとか保っているが、次の下落は近いと思われる。米国もダウが下げすぎで、市場の閉鎖などが話題にあがっているが、さらに大きな下げが待っているとしか思えない。




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