FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



意外に金がしぶとい。円高に伴う金高は、大きな円高の前触れであることが結構多い。非常に注意すべき動きだ。自分のトレードとしては、ロング玉はここまでの動きでほとんど解消して、ドル円はショートの方を増やしてきた。やはりドル円の74円というところは、いろいろな値幅がうまく当たるところで、いい線なのかもしれない。2月はひじょうに注意してトレードしていくことにしたい。

今日は、このところ金が高いので、妻に頼まれて、使わなくなった金製品を、いきつけの宝飾品買取ショップに持っていって売ってきた。意外に高く引き取ってくれたのには驚いた。一般に質屋系統やブランド古物系統の買取店は、K18などの刻印がない製品は引き取らないが、純粋な金買取系の店は、自前で鑑定するので、18金か、14金か、プラチナか、ホワイトゴールドかなどを判定できるので、幅広く買取が可能だ。同じ金買取といってもいろいろな業態があるものである。




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1月も終わりに近づき、ここしばらくの上昇ムードもやや一段落という相場だ。FOMCの警戒態勢が効いてドル安にやや円高も加わってドル円も再び下がってきた。

2月は、前から若林氏の説く74円のドル円大底予測の時期である。いったん74円になるのか、それ以上か以下かはわからないが、前から書いているように、それが終われば、それほど遠くないところで本格的な円安へ移行する気配は十分だ。
 
ただ、相場の転換直前に大きな動きがあるというのがいつものパターンなので十分な注意は必要だろう。ファンダメンタル的には76円を大きく割れる気配は感じられないが、76円を割れるようなことがあれば、勢いがつく。ここは十分に準備をして2月に臨んでいきたい。慎重に行くか、大底を狙うか、少しずつ動くか、それはそれぞれの資金量・許容リスク・目標リターン・趣味で決めていけばいいだろう。



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FOMCで長期の金融緩和策が出されたことにより、ドル安となった。また、2パーセントのインフレ目標(ターゲットではなく、インフレーションゴール)ととられる文言もあったため、金も上昇した。FRBの徹底した安全策が目に付く今回のFOMCである。
 
しかしながら、景気自体の回復傾向は明らかなのであり、将来の金利動向については、2013年内には利上げの可能性があると考えている理事もかなりいる。難しいところだが、今まで何度も早すぎた出口政策で失敗しているため、ここは慎重に進めるというコンセンサスが得られたものだと思う。
 
ということで、短期はドル安に進むものの、年内の中期的には、欧州に対する米国の強さが出てきて、再度、ドル高方向へと転換していくものと考えている。つまり、ユーロドルの上昇は1.4手前でリバウンドが終わり、再度、1.1目指してゆるやかに下降するという形となるだろう。金も同じで、現在のリバウンドがレジスタンスの1750辺りまでいくのがやっとではないだろうか。

トレードとしては、緩和策が続くことで、株価にはよい影響があり、同時に豪ドルなどの投資対象にもよい影響があることは間違いない。相変わらず豪ドルには積極的トレードをしていきたい。ドル円はしばらく上昇の勢いが鈍るが、その後の大きな円安を目指して、下の方からロングポジションを構築していく予定だ。

金は上昇したが、GSR(ゴールドシルバーレシオ)、GPR(ゴールドプラチナレシオ)は大きく下降しており、これも明らかに景気回復方向を示唆している。期待して待ちたい。




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予想通りのリスクオン(積極的)相場となっている。ようやくドル円でも円売りが出てきて、いよいよこれからという形だ。ただ、ここから上はレジスタンスも多い。また、ファンダメンタル的にも、ユーロ圏の問題が再燃する可能性も高い。中長期ロングのトレードとしては、おそらく最大のチャンスは次の大きな押しの時になるだろう。短期的には2月、中期的には5月あたりが大きな下げの時期になりそうだ。ゆっくりと見計らっていきたい。

トレードとしては中長期の玉を徐々に仕込みつつ(ただし、ストップはあり)、短期のレンジでロングで取るという姿勢だ。

指標としては、GSR、TEDスプレッド、米国10年債あたりの動きをゆっくり見ていけば動きはつかめるだろう。

なお、金は、円安になれば売られる(=東京金は横ばい)形が普通なので、しばらくはレンジになるのではないだろうか。しかし、その後は大きく調整すると考えている。


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週末にはいろいろなP&Fチャートが上昇シグナルを出す状態になってきた。ダウ、S&P500、VIX指数、日経等の株関係が顕著であるが、信用状態の安定・不安定を示すゴールドシルバーレシオ(GSR)が下方ブレークした(安定化)こともひじょうに大きな材料である。TEDスプレッドが下降を始めたことと言い、まずはすべてがプラス方向に回転を始めた気配である。リスクオン(積極的相場)が始まったのではないか。懸念材料としては、バルチック海運指数の暴落があるが、これは原因不明であり、ちょっと扱いにくい。海運株等、直接関係することのトレードは控えるべきだろうが、とりあえずこれについては様子見をするしかない。

ということで、全体としては、リスクオン相場についていくトレードでいいのではないか。為替としては、ユーロドル、豪ドル、ポンドなどの買い、そして、円売りということになる。両方が掛け合わさるところの、豪ドル円のロングが一番好ましいものだと思っている。まだ、上方に抜けたとまでは言いにくいが、期待してみたい。しかし、まだレンジ相場内と考えておきたい。

まだ不安定な部分は多いので、これでひたすら上昇とは言いにくいだろう。しかし、例年そうであるように5月までは、基本は上昇方向で進んでいくのではないだろうか。


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米国の好調さと欧州の問題点が対比される相場となっている。米国の指標にはいいものが増えているが、銀行株指数もP&Fで上昇シグナルを出してきている。11日にダブルトップで上昇サインとなり、また週足でもMA40を半年ぶりに上回っている。欧州不調を反映して、米国10年債利回りはまた1パーセント台に下げているが、全体として米国は強いことは否めないだろう。為替的にも、ドルの強さは目立っている。私の今までの観測では、銀行株指数と、ダウゴールドレシオとの相関性はきわめて高く、銀行株指数の上昇は、ダウゴールドレシオの上昇(つまり、株価上昇と金の下落)につながる可能性が高いと考えている。金は1660ドル程度まで上昇したが、そろそろ息切れを起こすのではないだろうか。

為替的には円の動きが再注目だ。まだまだ円買いは強いが、日本のCDSの上昇を材料にむしろ円売りの仕掛けがある可能性もあり、ドル円が1月2月で、最安値を更新する(超円高)可能性はきわめて少なくなってきたと思う。豪ドル円の底堅さもあり、またユーロ円のサイクル的な面もありで、クロス円もこれ以上の崩落が当面あるとは思いにくい。ということで、前からの予測通り、春までには、ドル円・クロス円とも上昇(円安)に向かう可能性がますます高まってきている。そろそろ少しずつ長期的視野でクロス円やドル円を拾っていってもいいのではないだろうか。大きな下げがあれば大チャンスなので、適宜チャートポイントに買いの指し値を入れておくつもりだ。なお、豪ドル円などはみごとな三角保ち合いとなっているが、上昇ブレークに移行する可能性は高いのではないか。レンジ相場ではあるが、ロングで挑戦しているのはそのためなのだ。

なお、円安がらみで、日本のCDSの上昇から、すわ、国債暴落と、はやす向きもあるようだが、これは絶対にないと考えている。まず、日本の長期国債の利回りのチャートを見ても、急激な上昇に移るテクニカル的要因がまったくないことがあげられる。また、ファンダメンタルから見ても、いわゆる政府の借金はきわめて大きいものの、民間の持つ経済的余力が、ギリシャなどとは比較にならない。貿易収支は赤字になっても、すでに海外からの収益が利子などで入ってくる構造ができているので、経常収支は余裕で黒字であり、その額は膨大だ。政府の赤字は、民間の黒字によって将来何らかの形(インフレや税収の増加等)で埋められるという見込みがあれば、国債暴落とはならないはずだ。その点で、米国・ドイツ・日本の三つの国に関しては、国債暴落などとは無縁であると断言できる。ただ、市場の一時的なモーメントで、国債利回りが上昇する時期はあってもおかしくなく、その時にはそれなりの混乱がある可能性もある。むしろ、そういう時期があれば、逆張りでトレードするチャンスだと見ている。個人的には、日本の政府赤字は、今後数十年続くだろうインフレによって徐々に解消されていくと考えている。






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予想外に深いユーロ安となった新年だったが、豪ドルなどはそれほど安くならず、ファンダメンタル相場になっていることを感じる。さすがにユーロが売られすぎ領域に来たため、やや反発しているようだ。この後、金がどれくらいつれて上がるかが見物である。

トレードとしては、昨年から、ドル円・豪ドル円のレンジ内相場を見た、押し目買いに徹している。いずれも持ち合い領域のレンジで動いているので、大きなブレークアウトをロスカットで避ければいいと考える。

それにしてもユーロは弱い。大方の見通しでは、年内に1.1を見るという雰囲気であるが、それでいいのではないか。自分としては、ユーロ取引はしないのであるが、問題は、豪ドルやポンドが、ドルに対してどの程度に推移するかである。ドル全面高で、これらも下げると、クロス円でもあまり上がらないことになるので、そのあたりが気になるところだ。ドル円の上昇の始まり時期と併せて、まさに今年のトレードの焦点だろう。

いずれにせよ、為替は崩壊しないまでも、よく動く一年になりそうなので、トレードをうまくやれば益も多いだろう。しっかりと見通しを立てて、基本に忠実なトレードを目指していきたいものだ。




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本年もよろしくお願いします。年末年始、ネット接続できるところにはいたのですが、ちょっと相場はお休みしていました。

さて、相場だが、年末に予測した通り、ドル高で推移している。特にユーロ安が著しい。金はやや戻しているが、節目の1630辺りは超えられないでいる。この先、大きく伸びることはしばらくなさそうだ。

年末に書いた予測を特に変えるべき所もないが、今年から来年2013年にかけては、ユーロ危機で振り回される期間となりそうだ。株価もまだまだ上下がありそうだ。ドル高基調が続くなかで、ユーロは続落、ドル円はどこかから上昇という予測でいるが、時期は難しい。慎重に考えていきたい。豪ドルは、対ドルでは1.0を割り込むことを予測しているが、対円ではいまより上昇するのではないか。もうすこし様子を見たい。

なお、年末最後の米国の貨幣乗数(信用乗数)はさらに上昇した。あきらかに米国は上昇ムードになっている。このファンダメンタルズがどこまで腰折れなく進むかに注目していきたい。しかし、貨幣乗数はまだ0.84という段階で、1.0には達していない。配ったマネーよりも流通するマネーが少ないようなことではインフレなどはまったく起きようもないことだ。ということで、今年もまだまだデフレ基調が続くことは間違いないだろう。

株価は春まではいったんは上昇するが、ユーロ圏絡みで、またもやSell in Mayのダウンが始まって、結局通年では現在の二番底の大底圏を脱しきれない展開を予測している(日米とも)。



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