本年もよろしくお願いします。年末年始、ネット接続できるところにはいたのですが、ちょっと相場はお休みしていました。
さて、相場だが、年末に予測した通り、ドル高で推移している。特にユーロ安が著しい。金はやや戻しているが、節目の1630辺りは超えられないでいる。この先、大きく伸びることはしばらくなさそうだ。
年末に書いた予測を特に変えるべき所もないが、今年から来年2013年にかけては、ユーロ危機で振り回される期間となりそうだ。株価もまだまだ上下がありそうだ。ドル高基調が続くなかで、ユーロは続落、ドル円はどこかから上昇という予測でいるが、時期は難しい。慎重に考えていきたい。豪ドルは、対ドルでは1.0を割り込むことを予測しているが、対円ではいまより上昇するのではないか。もうすこし様子を見たい。
なお、年末最後の米国の貨幣乗数(信用乗数)はさらに上昇した。あきらかに米国は上昇ムードになっている。このファンダメンタルズがどこまで腰折れなく進むかに注目していきたい。しかし、貨幣乗数はまだ0.84という段階で、1.0には達していない。配ったマネーよりも流通するマネーが少ないようなことではインフレなどはまったく起きようもないことだ。ということで、今年もまだまだデフレ基調が続くことは間違いないだろう。
株価は春まではいったんは上昇するが、ユーロ圏絡みで、またもやSell in Mayのダウンが始まって、結局通年では現在の二番底の大底圏を脱しきれない展開を予測している(日米とも)。
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