FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



南アフリカで、新しいCOVIDの変異株(オミクロン)が広がりつつあるという報道で一気にロングが取り崩された。ドル買い、株買い、暗号通貨買いなどが一気に売られた。これはかなり予想外の動きで多くの投資家が益を減らしたと思う。今後の動きはなかなか予想できない。オミクロン株がどの程度拡散するか、どの程度の被害を与えうるものかによって大きく変わってくるからである。とりあえず、すこしロングを縮小して様子をみるしかないだろう。
 
コロナ相場の流れを見ると、ドル買いは長期的には有効だと思う。特に、ドル円については、円買いの動きが強くならないことはほぼ確実なので、長い目で見てのドル円買いは継続していくつもりである。しかし、それ以外については、なんとも言えない。

株や暗号通貨といったリスクに敏感な資産についても、当面は不安定な動きになることは間違いない。特に日本株は相当に影響されるだろう。日本はコロナに対して結果的にはよく対処していると言えるが、今度のオミクロン株についてはなんとも言えない。次年度からはコロナも落ち着くかと思っていたが、二流ホラー映画のように、ゾンビが再度立ち上がるシーンとなってしまった。投資はともかく、この世界がコロナ以後を迎えることができるのか、本当に厳しい情勢である。


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前のエントリーに書いたように115円は大きな壁と見られたが、ついに突破された。パウエル再任の動きなど、ドル高の勢いは非常に強かったと見ることができる。今日は、原油の備蓄放出という大きなニュースが入ってきたが、原油の価格が下がることはやはり総体的にドル高を際立たせる。今後急速にドル高が進み、116円以上の相場も見えてくると思われる。ドル円の大きな節目は5円刻みくらいで存在するもので、今回の115円は極めて大きい。本格的な円安時代への転換点となるのではないだろうか。日本の物価に与える影響も大きいだろう。賃金の抑制が続いたままで、輸入品価格が上昇すると、景気にも悪い影響が出てくる。といって、金融緩和策それ自体が円安のトリガーなのだから始末が悪い。日銀の金融政策もかなり厳しい立場となると思われる。何もできないままドル円が上昇するという形になる可能性が高そうだ。



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17日に公開されたBISのレポートによると、実効為替レートで円の指数が68.71となって、1972年以来の最低を記録したということだ。115円という値そのものはさほどではないが、物価その他からの実効レートでは非常な円安なのだ。これはビッグマック指数その他の実質的な円安を示すものから見ても妥当なところだ。

しかし、逆に115円は相当な円安であることが明らかになったという側面もあり、115円を破るには時間がかかりそうだ。もうしばらくこのあたりで揉む展開が予測される。あと一ヶ月足らずでクリスマス相場入りでもあり、113円から114円あたりで年明けを迎えることになりそうである。


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急激にドル高になった。物価上昇に伴う積極的なテーパリングの見通しによるのだが、とにかく、ドルについてはかなり激しい波があるのが今の特徴だ。おかげで、クロス円が翻弄されているので、極めて短期トレードが難しい。当面は、ドル円の押し目買いに徹したい。この上昇で115円をブレークできると、次は120円が目標になると思う。日本では物価上昇はまだ強くなく、デフレムードがあるので、米国ほどのテーパリング実行は不可能である。日米金利差拡大からの円安観測が強くなると思われる。
 
暗号通貨は、ATH以来軟調だ。前に書いたように、月足の対数目盛で見ると、現在のところ、ビットコインで6万ドルよりも上は高過ぎの位置になる。今のドル円でいうと、円建てで690万程度がメドになるので、下落した今の状態がいちばん安定した位置である。この程度あるいは600万程度くらいが当面の下値のささえになると思われる。月足での観測が重要である。


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米国の物価指数が予想以上に急上昇し、様様な影響が出ている。まずインフレ懸念で、ビットコイン、ゴールドが急上昇、その後不思議に米国金利も上昇して、ドルが上昇、ビットコイン、ゴールドは若干頭を抑えられた。金利上昇は、今後のFRBの動きを織り込んできているのかもしれない。

それにしてもビットコインはATHを達成、ゴールドも2020年夏に示した円建て最高価格に迫る値(小売り税込み7500円)となっている。日本における金価格は、ドル建てでの価格よりも円の価格による変動がかなり大きく出る。今後、円安が進行すると、長期的には、金価格の上昇とあいまってグラム1万円という相場が出てくる可能性があるだろう。金買取商法がさらに盛んになると予測できる。今年は自分のトレードでは、FXもありがたいことにプラスとなったが、暗号通貨・ゴールドでの含み益とは比較にならない。まさか、単なるリスクヘッジと思っていたこの両者がこれだけ上昇するとは予想外の1年だった。

とにかく、コロナ以後のインフレ相場はひじょうに予測がしがたい。数十年にわたるデフレが続いていて多くの市場参加者もインフレの時の市場の動きを忘れている。ここはしっかりと古い相場のチャートから復習しておきたい。金利も昔は非常に高かったのである。株価も複雑な動きとなると思われるが、基本は上昇と見ていいのではないか。




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為替はややドル高・円高になっており、ドル円よりもクロス円が弱い。ポンド円などはかなり下落幅が大きくなっており、いろいろと悲喜劇を産んでいるようだ。単純な円安・ドル安相場の時以外のクロス円はファンダメンタルズが難しく、なかなかトレードがしにくい。自分としてはドル円が115円を超えてから手を出したいところだ。現状は、自分のトレードは前からのスイングトレードのドル円ロングのみ。

その他は、米株が再上昇になっている他は、大きな動きはない。今年の新語の候補にNFTが入っているそうだが、とにかく、この1年で、暗号通貨が世の中に大きく広がったことは間違いない。2022年はコロナの後処理で、インフレが進むことは間違いないので、さらに暗号通貨には焦点が当たりそうだ。


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