米国の物価指数が予想以上に急上昇し、様様な影響が出ている。まずインフレ懸念で、ビットコイン、ゴールドが急上昇、その後不思議に米国金利も上昇して、ドルが上昇、ビットコイン、ゴールドは若干頭を抑えられた。金利上昇は、今後のFRBの動きを織り込んできているのかもしれない。
それにしてもビットコインはATHを達成、ゴールドも2020年夏に示した円建て最高価格に迫る値(小売り税込み7500円)となっている。日本における金価格は、ドル建てでの価格よりも円の価格による変動がかなり大きく出る。今後、円安が進行すると、長期的には、金価格の上昇とあいまってグラム1万円という相場が出てくる可能性があるだろう。金買取商法がさらに盛んになると予測できる。今年は自分のトレードでは、FXもありがたいことにプラスとなったが、暗号通貨・ゴールドでの含み益とは比較にならない。まさか、単なるリスクヘッジと思っていたこの両者がこれだけ上昇するとは予想外の1年だった。
とにかく、コロナ以後のインフレ相場はひじょうに予測がしがたい。数十年にわたるデフレが続いていて多くの市場参加者もインフレの時の市場の動きを忘れている。ここはしっかりと古い相場のチャートから復習しておきたい。金利も昔は非常に高かったのである。株価も複雑な動きとなると思われるが、基本は上昇と見ていいのではないか。