今日はNYは休みなので、HUAWEIの続きから。今回の米国の制裁がどの程度続くかは明らかではないが、昨日のエントリーに書いたように、HUAWEIのネットワーク技術、DJIのドローン技術などは世界一であり、米国の技術覇権を危うくする存在である。まずはネットワークのHUAWEIから来たが、DJIも狙われる可能性が十分にある。
今回の処置が継続した場合のHUAWEIの生き残りの確率については諸説あるが、相当に厳しいだろう。傘下のハイシリコン社のCPU技術が問題となるが、特にARMのCPU技術について、持っている基本ライセンスは永久のようだが、今後の新型についての技術供与が受けられないので、その部分を補う必要がある。ここの技術がARM本体側のものと同等なら中国市場やアジア・アフリカ市場で受けいれられるだろう。
世界が米中のふたつの技術世界に分離するというようなことも予測できなくはないが、その前に、地域紛争の形をとる可能性もある。この問題が21世紀の重大問題となっていくのではないだろうか。