金が1800ドルを達成しやや上昇の勢いが弱くなり、スイスフランもユーロとあやうくパリティになりそうになるなど当面の天井をつけたかのようだ。またスイス当局も大規模な金融緩和を行うなど、スイスフラン下げに尽力中である。ということで、ユーロやポンドが買われるなど、逃避資金は次の逃げ場を模索しているらしい。
となると、やはり次の焦点は、円買いだろう。特に76.40あたりに堅固な壁があるドル円は不可解な動きになっており、この76.40あたりのドル円の下落に対する防戦のドル円買い(円売り)の主体が誰なのか興味があるところだ。オプションがらみの動きなのかもしれない。
いずれにせよ、焦点は大震災時のドル円最低価格76.25円の更新がいつになるかということに絞られてきた。当局もいろいろと口先介入的な動きに出ており、介入がなされるかどうか微妙なところだが、この76.40あたりのサポートはいつか崩れると思う。このところ、短期の戻り売りを繰り返しているが、もうしばらくはそのラインで行ってみたい。
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