連休はみなさまどのようにお過ごしだっただろうか。相場は、相変わらずドル安方向になっているが、前のエントリーに書いたように、そろそろ一旦休みとなるレベルになっていると思う。ユーロドルで1.14まではあるだろうが、1.15を越えるのはしばらくお預けになるのではないか。丁寧に相場に追随して、細かに利食いをしていくのがよいだろう。
しかし、FXをやっていると、皆さんもそうだと思うが、まったくの何もないところからお金が生まれてくるのには、不思議な感慨を催すことがある。株式投資では、もちろん企業の利益獲得・拡大による値上がりがあるし、商品相場も、農産物なら、不作・豊作といった実態のあるものから価格が生まれてきて、それで損益が決まる。それに対して、FXでは、レートの変動というものそれ自体が損益の出所であり、文字通り、無から有を生じるのがFXである。
損益はすべて自分の考えの反映であって、トレードがダメなら損となり、有効なトレードなら益となる。各種オプション取引もそれに似ているだろうが、レートの変動という相対的なものに頼るFXは、その無から有が生まれる程度が半端ではない。この不思議な感覚が自分は好きである。しかも、偶然に頼るのではなく、テクニカル・ファンダメンタルという明確な根拠を用いて推論し、ポジションを置いていく、高度に知的な作業がその背景にある。多くの人にこのFXの楽しさを知ってもらいたいものだと思っている。
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