FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



今回もドル円119円ローまで下げてから反発しているが、テクニカル的な要因だと思われる。マレーシアリンギット・ドルの日足チャートを見ると、すでに前回の安値を更新しており、P&F的な見方をすればさらに対ドルで下落するチャートだ。今日明日程度は小康状態となっても、また新興国通貨下げ=資源下げ、のリスクオフになる可能性が高いと思う。日本株のこともあり、なかなかドル円119円が固いが、どこかでレンジを下に破ると思う。
 
もう少しこの往復の様子を見てみたい。トレードとしては、ドル円戻り売りに専念したい。ユーロドルは、リーマンの時もそうだったが、ドルからの逃避通貨としてのユーロという側面があり、リスクオフで一時的に上げることがある。最後は下がるのだが、初期の段階ではなかなかトレードが難しい。ユーロトレードをしているかたは、2007年から2009年までのユーロドルの日足や週足レベルの動きをMT4などでプレイバックして観察しておくのがよいと思う。




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今日の相場はどうか見ていたが、相変わらず新興国通貨は安いようだ。ランド・リンギットともにドル高になっている。この動きが続く限り、またもや、どこかで大きくドル円が下がる方向に動くはずだ。

トレードとしては午後からドル円を軽く売って様子見をしている。120円を割り込んだらまた次を考えていきたい。


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ちょっと相場のエアポケットというか踊り場というか、うごきが読みにくい週明けだ。大きな材料もないし、テクニカル的にも円がらみも、ドルストレートもほどほどの位置。まずは様子見から始めてみたい。

先週の話題をさらったVW問題であるが、まだその全体像はわからない段階である。海外のニュースでも情報は不十分で、今後の影響がどの程度になるかも確定できそうもない。日本語のニュースではこの記事が一番面白かった。排ガス規制について「受験科目以外の科目を勉強しない(=高速道路などではじつは検査時よりも大量の排ガスが出ている)」は許されるし当たり前だが、「身代わり受験(=排ガス検査の時だけ特殊動作する脱法ソフトを組み込み)をした」ことが、反社会的行為だというのだ。このたとえはわかりやすい。すぐにユーロドルが下がるわけではないが、今後、ユーロ圏の緩和政策が長く続くのではないかと予感させる問題である。英国は利上げの声もあり、ユーロポンドにも関係する話題だろう。


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年内利上げの雰囲気のイエレン会見、夕方の総理会見でなんとなく上向きとなっているが、どちらも実質的な内容があったわけではない。たまっていたショートの揺り戻しというところだろう。ただ、勢いがあるので、用心はしておきたい。やはり、このドル円の119から122の往復運動はかなり長引きそうである。新興国通貨の動きも今日はちょっとおとなしかった。
 
自分のトレードとしては、昨晩の119円ローまでの押しにショートで対応できたのはよかったが、そのあと、イエレンはたいしたことがないだろうとたかをくくって、ついストップを深めにしたショートを残して早く寝てしまって、119円の上の方でもしっかり損切りさせられてしまった。その後の今日の上昇はロングはしないので見てるだけ。このあたり、いろいろ反省点がある。イエレンのリスクをもうすこし見ておくべきだったと思うが、その前の119円の下までがうまくいったので、慢心してしまった。
 
ということで、気分を入れ替えて、週末にはまた考えてみてから、次週に臨みたい。






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18時の総理演説で追加緩和でも匂わすかと思ったが、まったくの肩すかし。その後、ドル円下落に向かったのは当然だ。相場は、ドル高、円高、ユーロ高という典型的なリスクオフになっている。「ドル高?」「ドル安の間違いじゃない?」という声があるかもしれないが、昨晩書いたように、ランドやリンギットは、今日も対ドルで大きく下落しており、強いドル高になっている。リスクオフは、文字通りリスク資産からの逃避であるが、新興国通貨が最弱となり、円が最強になるのは絶対の法則である。

今の相場の本質的な駆動力である「ドル高」は、米国利上げが近いというところから発しているのであるが、それがサスペンド状態になって、市場が疑心暗鬼であること、それ自体がリスクになってしまった。イエレンが今日(日本時間明日の早朝)演説するようであるが、おそらくたいした内容ではあるまい。ますます相場が疑心暗鬼となり、リスクオフが進むと予想しておこう。
 
テクニカル的にもドル円119.80あたりのサポートを今日はかなり実質的に割っているようであり、119円ローまでの円高は遠からずやってくると思う。なお、新興国通貨が売られ始めたので、オセアニア売りも自分でも開始した。0.7から豪ドル・ドルを売っている。これはある程度、利が乗るまでやや長めのスパンで考えている。




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ドル円が上下するのでわかりにくい展開だが、流れはあきらかにリスクオフだ。その理由は明確で、このところのリスクオフの主たる駆動力となっている、新興国通貨の下落(資源の下落も含む)がまた数日前から再開しているからだ。南アのランドや、マレーシアのリンギットなどを見ているが、いずれも最安値を更新しようとしている。ユーロや円はそれぞれ独自の要因があるので、ドル高の観察に好適とは言えない。ここは、マレーシアリンギットの観察をお薦めする。PC画面の左側のリンク集に、対ドルチャートの集成を置いてあるのでぜひご利用いただきたい。ダウの動きと一番よく連動しているのは、新興国通貨の対ドル相場である。
 
ドル高によってドル円は微妙に上下しているが、このパターンでどんどん上がることはない。適宜レジスタンスを観察して、ショートで対応すればいいと思っている(もちろん、往復運動なので、ロングが好きな方は止めないが)。
 
ユーロは、VWのディーゼル不正問題が拡大していることもあり、ドイツ経済への悪影響も考えられる。ドイツは、ギリシャ、難民、VWと難問続出で、泣き面に蜂とはこのことだろう。しかし、こうなると、VWのウィンターコルンCEO(結局、辞任発表)の適性に疑問を表明し、先に退任に追い込まれたピエヒ前会長の慧眼に改めて評価がなされると思う。まあ、ピエヒもディーゼル開発の当事者なので大きなことは言えないのだが、今後のVWの後任問題にピエヒが関与してくる可能性はあるだろう。




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NYになってさらにユーロドルが下げて来た。株価も下げているが、ユーロの安さが目立つ。これは数日前からのECBの追加緩和の噂がさらに強くなったものだろう。日本についても追加緩和という声が強いのは言うまでもないが、株価の軟調がこれ以上続くようなら、欧州・日本の連続技の緩和もあり得るかもしれない。米国利上げが先ではないかという推測は前に書いたとおりだが、利上げがかなり不明確な状況になった以上、欧州・日本が独自に動ける余地は逆に大きくなった。

自分のトレードでは、今日もドル円ショートで戻っては売ってちびちびと利食いをしたが、そろそろいったん引き揚げて軽くしておいたほうがいいかと思えてきている。
 
ここは、各国中央銀行の動きに注意してトレードすべき局面だと思う。

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休みであまり動きがないので、雑談をひとつ。

FXで一番重要なことは何かということ、いろいろなブログにいろいろなことが書いてあるが、自分が考えるのは次の1点につきる。それは、一つ一つのポジションがどの程度勝てるかという確率を自分で感じる・理解する・計算することができることだ。
 
ちょっとわかりにくいかもしれないが、次のようなたとえ話をするとよくわかるだろう。たとえば100万円の自己資金があるとして、どのポジションにも1枚だけを置けるとする。これで勝てるかというと、まず勝つことは不可能だろう。少なくとも自分にはできない。つまり、どんなに素晴らしい解析手段を使って、テクニカル・ファンダメンタルズから予測しても、そのポジションがプラスになる確率は5割をやっと超える程度だと推測している。だから、そのままの、5割をちょっと越えた勝率では、スプレッドでの損失を埋めるに至らず、総合損益はマイナスに留まる。いや、自分は通算7割はいけるという方には特に何も申し上げない。複利で計算すればわかるが、毎日トレードすれば数年のうちにとんでもない数値になる。
 
それに対して、一般勝率は5割だが、今日のあるポジションは8割方勝つということが「わかって」いれば、そのポジションには普段の2倍なり3倍なり、場合によってはフルレバ出動して、利益確保を目指すことができる。逆に勝つ確率が低いと「わかって」いれば、1枚で様子見をすればいいわけだ。
 
多くの人はもちろん無意識でこれを行っているはずだが、ポーカーで賭け事をしていると考えるなら、手札が良ければたくさんの掛け金を置くことができるわけで、FXの場合も、「手札」にあたるものを自分なりに計算して、このポジションはワンペア、このポジションはロイヤルストレートフラッシュと、確実に把握することができれば、たとえポジション全部の勝率が5割あるいはそれを割っていても、最終的損益はプラスにできることは容易に理解できるだろう。これがFXなどの投機がギャンブルと本質的に似ているゆえんである。ただ、FXでは普通は、その「手札」の価値は可視的ではないところが難しいのだ。
 
もちろん、テクニカル上・ファンダメンタルズ上でいい位置のポジションは全体として勝つ確率が高くなるわけで、それはそれで目指すべき目標である。しかし、最高にいい位置なのか、悪い位置(悪い位置にポジションを置く人はいないので、正確にはすごく良くはない位置)なのかを計測できる能力、そして、その確率に応じたポジション量を、冷静に、また、メリハリを効かせて制御できる能力こそ、一番重要なものであると思っている。
 
このことは初心者向けのトレード指南書に書くべきことと思うが、意外に触れられていないので、老婆心ながら書いてみた。FXが確率のゲームであるとはこういうことであろう。








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週末のNYがさほどの動きもなかったため、これなら週明けの為替も大きな動きにはならないだろう。追加緩和期待が充満している(笑、ようでもあり、強い円買いになる感じはあまりしない。119円から122円の相場がずっと続いているわけだが、もうすこしこの動きの継続と考えていきたい。
 
話は替わるが、連休中でもあり、ほかのブログの記事でも読んでみようかと、久しぶりにGoogleで「FX ブログ」あるいは「ブログ FX」で検索してみて、驚いたのだが、このブログも検索の6ページ目(50位くらい)には、小林芳彦氏のブログあたりと並んで出てきている。最上位は羊飼いブログやダメおやじブログなど、作り込んだブログが多いわけだが、その中でこの手作りのみ・ランキングなし・アフィなしで、数十位というのはなかなかの成績かもしれないと自己満足。これは、なんとなく励みになるので、まだ続けていこうかと思っている次第である。


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すでにあちこちで注意されているように、月曜日からは東京市場の株が休みになってしまうこと、休日であって機関投資家が動きにくいことから、ドル円の下支えが一時的に弱くなる恐れがある。今日これからのダウの下げの程度によっては、月曜日朝、大きく窓開けして、その後ドル円が下落する可能性もあるだろう。
ドル円ロングポジションのある方は、今日のNYの引けを観察して、朝のクローズ前にポジションをよく考えておくといいだろう。いまのところさほど大きな崩れにはなっておらず、ドル円も119円あたりのサポートは強いが、そこを割り込むとさらに下値が拡大しそうだ。当方は歓迎なのであるが、118.8、118.3あたりに注目しておきたい。


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