FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



なかなか短期トレードができないが、ドル円で上げ下げに軽くついていくトレードをしている。このところ注目していたS&P500ゴールドレシオは1.07あたりまで来た。ここ一年以上のレジスタンスが1.09であり、そろそろ平穏期も限界になってきているのではないか。見てきているように、株価上昇金下落は平穏期の特徴であるが、レジスタンスを破ってまでレシオが上昇するにはまだちょっと早いと思う。

ドル円も92円に達したところで一応の達成感もあるかと思う。かねてからの期待どおり、そろそろ次のリスク増大期(数週間?)が来てもいいかもしれない。そこでドル高・円高となれば、またぞろクロス円の下落となるはずである。
 
前から書いているように、次のクロス円の下落の後に本格的なドル円・クロス円の上昇が来て夏から秋にドル円100円近くの値を見てから、翌年にかけて大暴落というあらすじを描いているが、このあとじっくりと見ていきたい。


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どうにも多忙で短期トレードはお休みして、ブログもちょっと更新できていませんでたいへんに申しわけありません。
 
さて、前回のエントリーで書いた見通しはだいたいよかったようで、表面上の平穏期が続いているようです。株金レシオは、ごらんのように1.04のレジスタンスあたりで跳ね返されていて、おそらくこの辺が現状での限界のようです。株金レシオの上昇はリスク減少=平穏相場ということですが、ここが限界ということは、このあと比較的近い時期で、何らかの要因で、またもやリスク増大の状況が出現して、株価下落、金上昇、為替は、円高、クロス円下落という状況が出現することが考えられます。

出口戦略もどこへやらで、低利率は今後も継続しそうですし、このあとしばらくは、表面上の平穏期とリスク増大期が比較的長いリズムで交互に訪れる相場になるのではないでしょうか。2010年の、すくなくとも前半はそういう考えでよいと見ています。






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株金レシオが上がってきている。景気回復期待であることは明らかで、トレードとしてはショートにしているので具合が悪いのだが、かなり顕著な傾向なので示しておきたい。
 
チャート(日足)のように、S&P500ゴールドレシオで、レジスタンスの1.04近くまで急上昇した。中期のレジスタンスは1.09にあるので、1.04で止まらなければ1.09もあるかもしれない。1.09というとS&P500で1170、ゴールドで1070というあたりになる。逆にこれ以上の差はつかないと思うので、この値は、今後の株価や金価格の動きの目安になるかもしれない。もうひとつの似たレシオであるゴールドシルバーレシオはさほどの上昇にもなっていないので、今回の株金レシオの上昇はひじょうに目立つ現象である。今後に注目したい。



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為替相場の方はあまり大きな材料なしに上下を繰り返す様子だ。ドル円の上げ下げで逆張りでトレードしている。どちらかといえば景気の先行きへの楽観が強く、株高金安の傾向となっており、株金指数は上がりがちである。それにしてもS&P500で1140、ゴールドで1125と、似たような数値となるのはまったくおもしろいものである。短期で株と金とが似た動きをするというのは本当に不思議だ。
  
米国経済の現状については、マネタリーベースとマネーサプライ(マネーストック)の現状から、デフレ状態が継続しているということをずっと書いてきているが、現状変化はないと思う。このあたり、誰か他の人のこの問題についての分析も見てみたいと思っていたところ、例の三橋氏が米国経済についての新著を出したので、さっそく買って昼休みの読書に読んでみた。
  
いつものバランスシート論を切り口に、現在の米国と1930年代の米国のマネタリーベースとマネーストックを分析するというものだが、従来の本よりやや切れ味は悪い。というより、素人の自分がここで書いてきたものと大差ないという感想だ。現状デフレで、しかし、米国債のデフォルトなどはまったく想定できないという結論なのだが、間違っているというわけではないが、やや物足りない。
 
やはり米国経済というような大物となると、彼の、バランスシート論だけではちょっと分析ツールが足りないのではないだろうか。なかなかむずかしいものである。
 
とはいえ、類書にない部分も多く、一読してみて損はないだろう。軽く^^;、推薦しておきたい。
 
ドル凋落 ―アメリカは破産するのか (宝島社新書 309)
三橋 貴明
宝島社

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ドル円も、ドルストレートも予想が難しいところだが、ドル円についてはまだ下があるという気持が強い。円安に動いていくには今ひとつアク抜けが足りない気配がある。両建てにしつつ、適宜戻り売りで対処したい。ドルストレートは上げ(ドル売り)を予想しているので、軽くユーロドルで押し目買いというところ。いずれにせよまだ大きなトレンドにはなりにくいようなので、とれるところでとっておきたい。


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昨今、ギリシャ危機、ポンド下落、その他その他といろいろな材料で為替は上下してはいるが、基本的には金融市場も「表面上の」平穏な安定を見せている時期とみなされる。その理由を次に説明しよう。

示したチャートはゴールドCRB(商品)指数レシオ(ドル建てゴールド価格をCRB指数で割り算した)であるが、ゴールドシルバーレシオと似て、値が上がれば、商品の中での金の割高性を示す、つまり金融市場に緊張があって金への選好が発生していることを意味するはずだ。
 
で、ご覧のように、ずっと以前からゴールドCRB(商品)指数レシオは1.5前後でほとんど同じ平坦な動きをしていた。つまり、金本位制が廃止された後の金はたんなる商品の一つとなってしまっていたことを意味する。ところがその平坦なチャートに異変が生じたのが2006年からだ。このころから実は深層にサブプライム危機が潜行してきたものと思う。密かに金が買われてきている。そこらへんから徐々に上昇を始めたゴールドCRB指数レシオは、2008年から2009年にかけてのリーマンブラザースの破綻を中心としたサブプライム危機の頂点に5.0まで暴騰したのであった。ご覧のように2009年3月(株価の底)のあたりを天井にそれまでにない異常なMACDの値を示していることがわかる。この時点で、金は、昔持っていた、究極の安全通貨としての本質に、いわば「覚醒」したかのようだ。

その後レシオの値は落ち着いてMA50のラインに戻ってはいるものの、MA200には戻っておらず、絶対値そのものも4.10となっており、昔の値ではない。移動平均のMA50に戻って、MACDも平時に戻っていることで、「表面上は」落ち着いているとわかるが、絶対値の高さにより、問題が「根本的に」解決していないことを意味している。やはり、金は覚醒したままなのだ。
 
おそらくまた次の危機の段階ではこのレシオはさらに上昇し、金の安全通貨としての性格がさらに明確になっていくと思われる。それは、恐らくダウゴールドレシオの下落やGSRの上昇と並んで進行するだろう。また、各通貨建てでの金価格が一斉に上昇する(通貨の減価)はずだ。
 
ここに示したのは長期の週足であるが、今後MA50からの乖離の具合を見ていくことで、このレシオは、GSRやVIXと並ぶ、恐怖指数としてのよい尺度となるだろうと思う。

今回のサブプライムに発する危機が本質的に解決したことがわかるのは、このレシオがまた過日の1.5レベルに戻る時(おそらく2020年以降と推測する)だと思う。その時にはまた金は1オンス400ドル以下のただの商品に戻って、次の数十年後の覚醒まで眠りにつくのだと思っている。



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最大限に積み上がっていたドル買い・欧州通貨売りが巻き戻している形だ。どこまで戻るかは微妙なところだが、ギリシャネタがそろそろ賞味期限切れであり、新しい材料もないことから、ゆっくりと中期のドル売りが継続すると見ている。(ロンドンFX氏によれば、当局の、ユーロ売りへの口先介入もあるらしい。)

トレードとしては、ドル円は両建てだが88円ローからはショートは減らしていく。このところは戻り売りで少しずつ稼いでいるがいい調子だ。その他は、長めのスパンで、ユーロドルロング、短めのスパンで金ロングで見てみたい。雇用統計が弱い場合にどちらに動くかが難しいが、ドル売りの大勢を崩すまでには至らないのではないか。

しかし、ファンダメンタルの状況がひじょうに弱く、まともな投資活動ではまったく収益があがるメドがつかないため、ファンド等はもっぱら投機活動に力を入れている模様だ。おかげで、株価と分離した為替の上下動が激しくなってきている。これが本来の為替市場であり、これからも株価と非連動の為替の動きが続くものと見られる。現在メインになりつつある、金ロング株ショートであるが、現在S&P500が1120前後、金が1140前後であり株ゴールドレシオは1.0を下回っており徐々に下降中である。始めたときはいずれも1060でレシオは1.0だったのでもくろみ通りと言える。このポジションは少なくとも2013年までは継続できると考えているのでひじょうに楽しみである。もっとも期待できる値としては0.2程度(株600ドル、金3000ドル)以下を想定しているがどうなるか。



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今日は桃の節句。ひな人形を飾っている方もあるかもしれない。ひな人形は、段飾りで、上から親王の男女、三人官女、五人囃子というのが典型だが、これが2,3,5で見事にフィボナッチ数列になっている。人間心理というのは不思議なものである。

相場はコメントで指摘していただいたようなドル安の方向に進んでいる。ユーロとポンドのショートが最大になっていると言われるが、果たしてそのショートスクイーズとなって急激な巻き戻し相場になるかどうか、注目したい。自分は若干そちらに重きを置いたポジションとして、ユーロドルロング、ドル円両建てというところだ。株ショート金ロングのLSポジションは継続しているが、金ロングは単独でも増やしている。ここはしばらくの上昇で利食う目的である。



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それほどの材料もないのにポンドドルが急落した。すぐに戻したので大きな下ヒゲとなったが、このようなタイプのボラティリティの増加は、相場では今後のさらなる下落がありうるタイプのものだ。相場のテーマがユーロからポンドに移ってくる兆しかもしれない。要注意だろう。ポンド=英国経済の持つ潜在的問題点はある意味ユーロ以上のものがある。本当に下落が始まれば、相当な大きな相場になるかもしれない。


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チリ地震の影響で、産地の被災が懸念されて銅価格が急騰している。おそらく一時的要因とは思われるが、引かれて貴金属や資源が上昇しないかやや気になるところである。

相場はやや上向きのようなので、ドル円、ユーロドルともロング中心のトレードとしている。


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