FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



特に何もないところのはずが、突然筋の悪いトランプのツイートや、大統領令が出てきて、相場がランダムに動くため、極めてトレードしにくい。ただ、いかなる場合も基本的テクニカルは変わらないというのが自分の立場なので、ドル高ということについてはまだ考えを変えていない。米国債金利の上昇に伴うドル高という基本は押さえておきたい。

トランプの今後の動向は読みにくいが、基本が以上のようである以上、ドルが安くなれば買う、高くなれば売る、という形で進めていく以外はなさそうである。トレードは、批判をする場所ではなく、いかに、利益を最大化して、損失を最小化するかを考える所である。最大限、知恵をしぼって、この世界に対処していく他はないだろう。


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まずは移民問題に強烈なショック療法で挑戦してきたが、政権が火消しを図っていることもあり、相場は予想通りそれほどの動きにはならなかった。まだ様子がつかみにくいというのが実情だろう。この後も、米国のリスクオフからドルストレートでのドル高を予測しているが、世界的リスクオフとまでは言えないため、ドル円は横ばいからやや上昇というとこかと思っている。

今回の騒ぎの元凶が、前からいわれていた首席補佐官のスティーブン・バノンであることがだんだんと明らかになってきたが、NSC(国家安全保障会議)のメインメンバーになる(英文)という報道もあり、政権運営は、トランプ周辺による独裁的な方向が強くなってきたと言えるだろう。選挙時からバノンの動向には注意していたが、いよいよ本命が動きだした。バノンはニュースサイトのブライトバートの運営にたずさわり、右翼系メディアとしての確固たる地位を築いたが、軍人でもあり、GSでの勤務も経験しており、非常に多芸多才な有能かつある意味危険な人物だと思われる。

ブライトバートのサイト(英文)はそのおどろおどろしいデザインと言い、中味の偏向していることと言い、いわゆる陰謀系サイトっぽさを十二分に発揮したサイトである。現在、大統領令の原案のかなりの部分は、バノンが執筆しているとも言われ、今後は、トランプ政権の方向性をさぐるのに、(今はバノンが直接タッチしていないとは言え)このブライトバートのサイトウォッチは欠かせないことになりそうである。今回の移民問題以上の強烈な策がバノンの主導により今後繰り出されてくることは断言できると思っている。相場が大きく上下に振られることが予測されるので、とにかく慎重なトレードが必要である。

あまりこういうことは書きたくないが、事実であるから触れておくと、ブライトバートのサイトで現在もっとも高位につけているトレンドニュースは、「中国軍:トランプのもとで、米国との(南シナ海での局地的)戦争の恐れがより現実化した(英文)」である。おそらく、このサイトの読者の「願望」である。





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トランプの大統領令による中東諸国からの入国禁止令は予想以上の波紋(英文記事)を広げているようだ。グリーンカード(永住権)を持った人が入国禁止になるというのだからむちゃくちゃである。イランが入国禁止の対抗処置をとるのは当然だが、これで、イランが購入予定だったボーイング旅客機のキャンセルにまで及ぶようだと米国株価に影響が及びそうで為替相場にも影響がある。

大統領令による、外国人差別の扱いといえば、誰もがすぐに連想するのが、1942年のルーズベルトの大統領令9066号による(ほぼ)日系人のみを対象とした強制収容所送りである。

普通の米国国籍の市民が、日系人であるというだけで、家を追われ、私有財産を奪われ、砂漠の真ん中の収容所送りとなって戦後を向かえたという悲惨な事件であるが、この事件をも連想される今回の処置にはあきれるばかりである(なお、論理的には、このときは市民権を持った人までに及んだので今回と直接の比較対象にはできないが)。が、混乱の中、トランプTwitterは平常運転でなかなか面白い。まだまだいろいろと「楽しませて」くれそうである。

#追補 「赤狩り」にも似ている、と三浦瑠麗氏がツイートしていたが、たしかに類例としてあげるべきかもしれない。
 
さて、以上のようなことで、この混乱が、このレベルに留まっているかぎりはさほどの相場への影響はないだろう。ただ、(イランだけでなく)イラクが対抗処置に踏み切ると相当に株価に影響する。このあたりが今後の注目点となるだろう。さらに観察していきたい。




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ドル円は日足では上昇トレンドに復帰したようだ。まだ、週足では完全ではないが、雲の上には出ており、中間的なところではないか。年初にも書いたように、今年のドル円は、ダウの大幅下落時だけはロングを持っていたくないが、それ以外はロング基本で見ていていいと思う。別の言い方をすれば、基本ドル高基調なのでロング、ドル安時にはやや様子見としておいて、ただし、本格的円高時にはショートしたい、ということである。そんなうまく行けばいいのだが。

前から書いているように、今年の相場はトランプによってかき回される部分が大きい。その分析の第1の手段は彼のツイートであることは間違いない。ひとつひとつの発言の裏にある彼の意識や認知過程を推測し、次の動きを読んでいくのはとても興味深いゲームである。当面は選挙公約実行ムードで進むだろうから、2月上旬と目される一般教書演説くらいまでは徐々に様子を見つつドル円を買っておいていいのではないだろうか。


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為替は、ドル買いの反動と、米国の先行き不安からかドル安に傾いていたが、前回のエントリーに書いたようなインフラ整備への積極的姿勢が効いて、ついにダウが2万ドルを達成した。同時にP&Fでも上方ブレークで、21000ドル程度は射程に入ってきたと思われる。当然、日経平均も2万円は近いと思う。米国長期金利も再度2.5を超えており、ドル買いの再燃には条件が整ってきたように思う。おそるおそるながら下で買ったものを一部キープしておく。

コメントにも書いたが、個人的にはトランプはまったく信頼しておらず、任期をまっとうできずに辞任する(させられる)ものと予測しているが、当面は積極的姿勢が株価にはよく働いてダウ上昇となり、ドル高につながると考えている。今回もし順調に上がれば、ドル円では前回高値の119円から120円までをみており、そのあたりでは下の方のポジションのロングも一部解消しようと思う。
 
前回書いたように、活発に発信していた米国環境保護庁のTwitterアカウントは19日をもって停止しており、報道のようにトランプの命令で発信を禁止されているものと思われる。環境保護庁を黙らせてから、パイプライン設置を発表というのだから、なかなか用意周到で、かつ、いやらしいほどのこだわりである。蛇のような執念を感じさせるようにも思う。いい感じがしないことはもちろんだが、多くの周辺の人からの恨みをかうやり方であろう。このような歪みは徐々に貯まっていき、いつか何かの形で爆発すると感じている。今年はテクニカルからの順調なドル高と、ファンダメンタルズからのトランプ問題が絡み合うような相場展開になるのではないだろうか。




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ドル円は神経質な動きになっていてまだ上下はっきりしないが、米国株価は堅調な動きだ。すでにS&P500とナスダックは、月初めにP&Fでの上方ブレークを果たしているが、ダウも2万ドルを超えればブレークと言うことになる。長い期間の足踏みであるが、おそらくほど遠くないところで2万ドル達成可能なのではないか。トランプが、環境問題で凍結されていたキーストーンXLと、ダコタのパイプラインの建設にGOを出したが、このようなインフラ整備の話は株価には大いにプラスだろう。

ということで、米株価が底堅い、あるいは上昇である以上、ドル安の動きはある程度限定的になる確率の方が高いだろう。ドル円112円台では少し拾って上でリリースの動きにしているが、もうすこし短期トレードで様子を見てみたい。

なお、このパイプラインのことも、Twitter発信が素早かった。トランプのTwitterは必見だが、二つアドレスがある。ひとつは彼自身が(一部分を)書いているらしい@realDonaldTrumpで、もうひとつは大統領公式でスタッフが運営している@POTUSである。当然、前者の方がより早い情報提供なのでこちらのフォローをお勧めしたい。なお、トランプの報道がらみでは、米国環境保護庁(EPA)は、トランプの命令により、いっさいのマスコミ報道、接触、新たな行動を禁止されているとのことである。このパイプラインに対する憂慮などを出すことはそのため不可能である。




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トランプの就任演説は予想以上でも以下でもないそこそこのものだったと思う。平易な英語でわかりやすい表現を選び、アメリカファーストをひたすら述べるというトランプらしいと言えば、らしい演説。そこにはオバマ演説にあった世界を牽引する超大国のリーダーとしての見識や態度もなければ、見事な修辞を含む巧みな英文もなかったが、それは最初から期待されてはいないのだろう。
 
為替や株価の反応もそれに応じた限定されたものだった。これから徐々に動きが出てくるとおもうが、ファンダメンタルズからは、非常に危ういものを感じたのは事実だ。トランプの弾劾可能性についてもあちらの報道では取りざたされているが、そのようなことも含めて、不確定要素が大きすぎる。
 
テクニカル的には、ドル円は前回高値の119円ギリギリまでは行くと思うが、120円越えは当面なかなか微妙な感じとなってきたように思う。黒字がでたら利食いを繰り返すほうが安全な一年になりそうだ。ドル高の基調には変化がないが、ゆっくりと進行するという見通しで進めてみたい。


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今日はドラギ総裁の会見だったが、緩和策の継続というニュアンスで、ユーロ売り、ドル買いで市場は反応。115円オーバーで、朝買った短期ドル円は半分利食い。残りは明日のトランブに賭けることにする。トランプの演説は、かなり格調高く、意外に多くの人を感銘させる内容になると思う(受諾演説と同じスピーチライターの可能性高いので)。ただ、そのあとの大統領令の中味が相変わらずの強気になるので、特に中国やメキシコがらみのことで株の下落がある可能性もあるだろう。ということで、ドル円については、なんとも言えない。ただ、テクニカル的には、かなり戻したので再度安値を試す可能性は低くなったと思っている。次に110円に近づくのはやはりダウの下落によるもののはずだ、新年に書いたとおりの予測である。

いずれにせよ、ここからもドル円が下落局面があれば随時拾っていきたい(ダウの大幅下落時は除く)。トランプ演説は臨機応変で。




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月足でのメドとしていた114円をようやく回復してきて底打ちの可能性が出てきた。まだトランプ演説があるのでわからないが、いままでにすでにドル高牽制発言などいろいろあったので、少少のことではリスクオフにはならないと考えている。ということで、今日の午前から買い始めてみた。テクニカルの様子を見ながら、トランプ演説の前後に売り買いしてみたい。ただ、もしドル円上昇なら、今後もテクニカル上のポイントが多いので、無理せず要所要所で短期トレードをしていきたい。



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調整模様が続いている。短期の小さなポジションでロングをし続けているが損切りが多く、すり減らす時期となっている。114円あたりでショートしているとよかったのだが、なかなか難しい。この間は小さく動いて、上昇を待つのみである。メドとしていた113円半ばを切って急落したが、次のメドは、フィボの38%下落の112円だろう(前にも書いたが)。ただ、皆が上昇を期待しているところもあるので、オーバーシュートもあるかもしれない。いずれにせよ、このあたりは長期的にはロングでいいところだと思うが、もうすこし引きつけてみたい。何かのイベントでの大型の下ヒゲを期待するところである。

当面の短期トレードは乗れていないのでノーポジ。上に書いたように下ヒゲイベントを期待して待ちたい。


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