FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



全世界の懸念が欧州発となっている現状である。週末は、ECB総裁につづき、独仏の首脳が、万全の策をとると述べたところで、すべてがリスクオンの方向に向かって反転した。従来も、リップサービスによる上昇と、その後の失望による下げを繰り返してきたので、すべて信頼できるものではないが、ひとつのきっかけとしては評価したい。

先日は米国債の利回りのさらなる低下(米国債の値上がり)を予測したが、この動きで、利回りは上昇した。予測は難しいが、すべてが欧州次第であることはますます明確になっていると思う。再度の悪化となるか、とりあえずの回復方向になるか、8月中には結論がでることと思う。

とりあえずドル円の短期のショートは週末で回収したので、その後の動きを待ってみたい。ここでもしドル円が大きく円安になる方向で動きはじめて、2月と同じような動きとなれば、(時間切れで)次の下げはさすがにもう80円以下には来ないと思われる。
ドル円の週足と一目の雲を見ながら、ゆっくりと考えてみたいものである。



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これは5年債のP&Fであるが23日には下方ブレークしている。10年債もまもなく下方ブレークしそうだ。現在ですら市場最低値を更新中であるのに、これ以上下がるとはいったいどういうことになるのか予測がつかない。しかし、ドル円は一般的にこれらの利回りと忠実に連動しているので、今後、さらなる円高が来る可能性が出てきたと言えるだろう。介入懸念との拮抗になると思われるが、なにか大きなトリガーが引かれれば、突発的な円高が現れる可能性がある。気をつけていきたい。

トレードとしては、引き続き、長期ロングと、当面ショートの両建て的ポジションで進めていきたいと思う。



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ドル円を中心にスイングトレードしているものとしては何ともやりにくい相場が続いている。トレードとしては両建て気味であり、下に大きく動いたらショートを利食う予定だ。しかし、このまま90円まで行ってしまったら、ロングとショートは相殺だ。まずは下へ行くという可能性を大きいと見ている。
 
ダウゴールドレシオがまだ大きい下げに至っていないことでわかるように、米国の問題は表面的には小さい。しかし、米国債金利の底ばいの状況を見ていると、とうてい円売りを大きくしていく地合ではないことがわかる。
 
金関係でもゴールドシルバーレシオ、ゴールドプラチナレシオいずれも再度上昇方向であり、危機は去っていない。そういえば、金といえば、ゴジラさんのところの金鉱山株ブログで面白いチャートを見た。米国住宅価格をゴールド値で割ったもので、金の値で見た住宅価格を意味する。つまり、ごく普通の家を1軒、金何オンスで買えるかということで、チャートは2006年あたりからひたすら下げており、住宅を金で買うならどんどんと価値が下がっているわけだ。前回のリーマンショック時と一体の流れの下げがまだ継続していることになる。やはり、このあたりが改善しないことには、本格的なドル円の上昇は難しいのではないだろうか。

リーマンショックなみの大きなイベントが発生しないと底打ちとならないのか、それとも全世界の中央銀行による金融緩和が功を奏してじわじわと回復していくのか、まだわからない情勢だ。しかし、現在のところ、後者の兆しはまだ見えてきていないとしか言えない。



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