FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ダウも、ドル円も下がる下がるとの予測にもかかわらずしぶとく上昇の気配である。この先の予想としては特に変化はないが、ドル円ショートはがんばりすぎず、さらに上がればユーロ円ショートをちょっと加えるという形で進めていきたい。あちこちの予想系ブログでは、まだ100円を越えず下がり始めるという予測が多いようだが、どうなるか。

あとは、前から継続しているユーロドル、豪ドル、カナダドルにおけるドル買いである。特にカナダドルは、まさに節目に来ており、そこまでの間でレンジの動きとなっているためトレードしやすい。なんとかうまくブレークのタイミングをつかむように、常時のドル買いと、短期の買いを組み合わせてトレードしている。

金も1100ドルを見てさすがに反発したようだ。金は不思議なことだが、切りのいい数字がサポートレジスタンスになる。具体的には50ドル刻みである。今回は1200ドルにぶつかって戻したが、次は1150ドルとなる。このあたりを当面の底値と考えている。さらなる下へのアタックは来年以降になるのではないか。




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14500ドル程度まで下げたダウだったが、再度15000ドルを越えてきた。最高値から、この間の下げの底までの半分は戻した勘定だ。ここからまた最高値にトライする可能性もないではないが、フィボナッチ的には61%もどしの15100円ちょいくらいで、再度下げ始めると見たい。QE停止の可能性という大きな出来事に対してやや下げが足りない気がするからである。

ドル円についても、まったく同じ動きを想定しており、ダウがもう少し戻すなら99円近くまで上げてもおかしくはない。中期ショートは100円が近づいたら一部外し、前回最高値が来たら全外しという感じでとらえている。ということで、逆に上方向をしばらく考えている方は、逆行にも注意しつつロングという方策になるだろう。

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連日の金の下落で、持っている方はやや憂鬱になることだろう。自分は、金CFDは1600ドル程度で、金地金は4200円でかなり売った。地金については、その日付は、2011年12月だ。当日のブログ記事では「ここからはたぶん円安でもあり、急いで売却する必要もないかとは思ったが、私見では、来年前半に1200ドル近辺という可能性もないではないので、まずは一部利食いしておくのが得策かと思った次第だ。」とある。実際はその後円安で5000円になったわけだが、さらに一年遅れで1200ドル台は実現した。なかなか、予測は難しい。

ということで、むずかしいのであるが、ここからの予測を書いてみよう。まずこの30年から40年程度あると思われる金のサイクルで見ると、すでに前の1900ドルでトップをつけていると考える。したがって今から数年でかなり長い低迷期に入ると思う。低迷期の最低価格であるが、基本は、金は諸物価に準じて動くという仮説(前に書いたが)に従うと、この掲示したチャート(米国消費者物価指数)で見ると、前回の金の低迷期である2000年頃に比べて、20年たった今は物価はほぼ倍になっているため、前回の低迷期には300ドル前後で推移していたので、今回はその2倍の600ドル程度で推移すると考える。宮田氏は2008年の8年サイクルボトムが682ドルだったので、そのあたりをひとつのターゲットとしているようだが、インフレ率から割り出しても600ドル台はいい線だ。2016年から2018年あたりはその価格で動くと考えたい。その後、徐々に上昇にかかり2040年から2050年には今回のピークの倍の4000ドル程度にまで上昇すると考える(物価上昇率を考慮するとほぼ同じ程度ということである)。

円換算では、ドル円の動きと連動するわけだが、2016年を例にとれば、その頃はドル円は120円から130円というところか。したがって,円建てではグラム2200円程度となる。もしドル円150円とすれば3000円。ただ、その後次の金の上昇サイクルに入ると、円安もさらに進行すると思われ、2040年過ぎには、4000ドル、ドル円200円とすれば、ちょうどグラム10000円前後になるのだろうか。

金地金はいま4000円だが、今後3000円から場合によっては2000円前半くらいまで下がり、その後数十年かかって10000円に達するということになる。10000円というと高いようだが、インフレ率やドル円の推移を考えると、正直あまり魅力ある投資先とは言えない。インフレ期には、銀行預金でもそれくらいの利回りはあるものだ。まして、FXや株の方がはるかに効率がよく、金は対インフレへの保険という位置づけを越えることはできないと思う。億以上の金融資産がある場合に一部を地金にするという感じだろうか。

なお、当面はP&Fの目標値、フィボナッチの戻りなどから1100ドル強を目標として下落するだろう。そこで大きくリバウンドするが、その後1年して1000ドルを割り、3年後には大底の600ドルから800ドル程度になると見ている。





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QEに関するアナウンスがあって以来、世界的に市場が不安定になっている。これは当然で、いままで世界中にばらまかれていたドルが回収の方向になるのであるから、米国の株式市場、米ドルを使ってアジアに融資している欧州、そして、アジア、新興国などへの投資ポジションが一斉に巻き戻されることになる。もちろんQEの停止の開始はまだ先であるが、今後を考えてポジションを軽くしておこうという動きになるのは当然である。

こうなると、いかに今後のドル高、円安が予測されても、当面はリスクオフの円買いへと傾くのはやむをえない。しばらくは円高傾向が続くものと思う。普通にドル円、ユーロ円などの戻り売りでいいのではないか。

ただし、本当にQEが完全停止されれば、日本の異次元金融緩和とまさに対照的な動きとなり、日米金利差も生じ、ドル買い、円売りの動きとなるはずだ。ただ、その際にも、今と同じように、もう一回、ドル投資ポジションのまき戻しによる、市場の不安定が発生するだろう。したがって、ドル円の動きはそれまで複雑な動きとなると思われる。

今後の、だいたいを予測すれば、

1(QEアナウンス) ドルによる投資ポジションを軽くする リスクオフ 円買い ドル円下落 (今ここ)

2(上記が消化される) ドル高、円安に戻る                 ドル円上昇 (秋ごろ?)

3(QE停止開始)  ドルの巻き戻し 再度リスクオフ 円買い         ドル円下落 (来年前半?)

4(QE完全停止後しばらくして) 市場安定 日米金利差 リスクオン      ドル円急上昇(来年後半?)

このような流れになるのではないかと思われるのである。クロス円も同じ傾向だが、リーマン以前と異なり、基本の流れがドル高、円安になるため(以前は、ドル安・円安)、クロス円の上昇はスローペースになる。基本は、買いはドル円、売りはクロス円という方法が能率的になると思う。




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QEが終わるとドル高になるとよく書かれているが、一応、従来のデータで検証してみよう。これは、ドルインデクスの月足チャートだが、緑の横線でQEの期間を示してある。見てすぐにわかるように、確かに、QEが終了する前、あるいはQEが終了してから、顕著なドル高になっている(青い薄い矢印で示した部分)。QE1では終わる前からドル高になっているのだが、これはQE1は期間が長かったため、終わりの方では、徐々に引き締めているからである(これはマネタリーベースのチャートから見るとよくわかる。マネタリーベースの伸びはQE1後半ではほとんど平らになっている。QE3も後半からドル高になりつつあるが、バーナンキの観測気球が効いているのだろう。)
 
ということで、今回のQE3が、バーナンキの日程通り今年後半から引き締めにかかるとすると、本年後半から急激なドル高になると考えられる。本ブログで従来から述べてきたとおりであるが、念のため、ここでチャートを合わせて示しておきたい。これだけ明瞭な現象であるので、機関投資家を始め、多くの市場参加者がこの流れに乗ってくることが十分に予測される。これは単なる市場の気分ではなく、引き締めによる、米国金利上昇などに伴っておきる経済の自然な流れであるので、こうならない可能性は極めて少ないと思う。前回のQE2停止の時はQE3が後に控えているという予測があったが、今度のQE3停止はそうでなく、QE自体が停止し、数年かかってFRBの資産を正常化していくことが予測されている。そういう意味で、ドル高の規模もかつてないものになるだろう。
 
したがって、通貨だけでなく、米ドル換算で示されるその他のものの価格、具体的には資源価格なども下落することが予想される。現在は、それを先取りして、貴金属や銅などが下落しているが、おって原油も下がっていくだろう。金が現在1300ドル、プラチナが1370ドル、原油が94ドルであるが、ドルインデクスが100を越えていた2000年頃には、金が300ドル、プラチナが450ドル、原油が25ドルだった。インフレもあるので、その額までには下がらないだろうが、資源全般の大幅な下落はほぼ間違いないと考えている。ドル高で、インドルピーが下落して、インドの金の購買力が下がり、従来のような金価格の下支え要因が消え始めたこと、豪ドル・南アランドの下落で米ドル建て産金コストが下がったことなど、すでにそのメカニズムが発動している。今はまだ異常状態のなごりがあるのだが、普通は、そうではない、と考えるべきだろう。資源、債券の時代から、株とドルの時代への転換点に立っているのではないか。


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予想外のバーナンキのQE停止日程の公表に全世界の相場がドル買いで反応した。今日は米国指標に次々と良い値が出ているが、ダウは下げている。この下げの幅はかなり大きなもので(画像参照・年初来初めて日足のMA50をローソク実体で割った)、このところの上昇傾向が止まってきたことを意味していると考えられる。バーナンキ発言を市場がこなすまでは、ダウの下げが続くと思われる。いずれにせよ、実際のFRBの行動は秋以降になるものと思われ、現時点で大きく投資行動を変化させる必然性はない。そのことに市場が気づくまで一月程度はかかるのではないか。
 
ということで、昨日からロングにした短期トレードのドル円であるが、98円ですべて処分して、明日からはショートに回ることにする。やはり、米株の下落は、リスクオフ(回避)ということで、円高の反応になると考えるからである。まだ、ドル円は98円ハイくらいまでは行く可能性もあるが、100円越え、まして前回高値越えはまずムリであるので、上は限定されている。それに対して、下は前回の94円を破って90円前後まで行く可能性を秘めている。あきらかにショートに転じたほうがいい局面だろう。様子を見ながら、徐々に売りを増やしていくつもりである。なお、ドルストレートは変わらずじっくりとドル買い継続で問題ないだろう。





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バーナンキ会見はかなり思い切った発言になった。FOMCが、当面のQE継続を決めたのは当然であるが、バーナンキが来年中頃までにQEを停止する可能性を明言したのは予想外とも言える。先日来の観測気球で株価がそれほど大きく崩れなかったため、思い切って政策を公開することで市場の不安定感を払拭する意図があるものと思える。

当然のことながら、QE停止は世界のありとあらゆる市場に甚大な影響を与えるものだ。この発表でドルインデクスも再度上昇、米国長期金利も上昇、株価は下落、金も下落となったのは論理的に当然だ。今後も上下はあるだろうが、この流れが継続することはほぼ決定的になってきた。

ドル高によって、ドル円は上昇したが、もうすこし伸びる可能性がある。しかし、おそらくこのあと米国株が徐々に下落していくことが考えられ、それにともなって、外国からのドル円買いが減少することが予測される。ドル円の上昇は一時的なものとなり、昨日書いたようにこの後あがっても当面100円を超えることはまずないだろう。昨日から買っている95円のポジションは今朝の96円ハイのところで半分は処分したが、あと97円、98円と上がれば徐々に売っていく。逆にショートを考えるべきだろう。

日本株は当面の円安で上昇するだろうが、ドル円に平行して、遠からず反落すると考えている。

ただ、今回のQE停止の可能性発言は、日本の異次元緩和が続くことを前提にしていることは明らかだ。石原順氏が指摘するように、米国のQEが停止しても、日本の異次元緩和がその肩代わりをしてくれるという発想が米国側にあることは確かだろう。したがって、一通りの上下の混乱があったあと、米国株下落・横ばい、ただし、ドル円上昇(金融緩和による円安で120円を目指す)、日本株上昇という、新しい次元の動きになってくると思われる。ただし、それまでにはおそらく一年以上の期間が必要になるのではないか。少なくともQEが完全に停止されるのを待つ必要がある。しばらくはドル円も上では売り、下では買うという方法が良さそうである。豪ドル、ユーロドル等、ドルストレートは、いずれにせよ戻り売り、あるいは売りの継続で行けると考えている。







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思ったより深く調整したドル円だったがどうやら94円前後で一応の底をつけ、戻りの波に入ったようだ。103円から94円と、9円の下げだったが、戻りを大きくみて61%戻しとするとちょうど99円から100円となる。まずはそのあたりを目標に今日は朝からドル円買いをしている。もちろん、FOMCなどもあるので、きちんと浅めにストップを入れているのだが。この上昇の波はそれほど継続性があるものではなさそうなので97円、98円ともなれば利食いをいれていきたい。




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先週はかなり厳しい下攻めだったが、結局94円を割れてどんどん下がっていくパターンにはならなかった。下げのリズムは、やはり、下降、上昇、下降のabc波パターンであるのが普通なので、本格的なものはもうすこし先になる可能性が高いだろう。

今週はなんといっても週の半ばにあるFOMCが焦点であることは言うまでも無い。ドル主導の相場になっていることから、FOMCでのQEの言及のされ方に注目が集まるところだ。ユーロドルの中期レジスタンスからはそろそろ頭打ちの気配が濃いが、ドルインデクスの形だけからはまだ下げの可能性もありそうで、ドルの動向については、テクニカル的判断は軽々にはできない。今週は、とりえあず、ドル円94円あたりを底値のメドに、軽く円売りで様子を見ていきたい。

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今回も94円台で止まったドル円だったが、前回よりも下値は低かった。ここで戻ったとしても、次の下げでは94円台を下回っていく流れになりそうだ。この波動がどのように動くかはなかなか読みにくいが、現在のドル円は、ドルインデクスと連動して動いているので、ユーロドルの動きを見ていくことが重要になりそうだ。ユーロ豪ドルの動きも合わせて見つつ、次の上げ波動、下げ波動の位置を推定していきたい。



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