為替は月曜日は特に大きな動きはなかった。ドルが若干の上下。が、国内政治は大きく動いた。例の新党が小池党首が明確となり、今回の選挙の台風の目となった。解散については、政権側からは、消費税増税は一応やるものの、プライマリーバランスの点についてはあまりこだわらないという点が示され、また、明確ではないものの、憲法改正も、自衛隊を認めるだけのソフトな改正に留まるものになりそうだ。これに対し、希望の党は、憲法は本格改正、ただし、消費税増税は凍結と、やや違うテイストとなった。民進党が、財政健全化一本やりで、まるで財務省の別働隊のような政策であることも興味深い。どこが勝つかはわからないが、民進党への不信感は強いものがあると思われ、やはり、自公への対抗勢力となっていくのは小池新党ではないか。個人的には、築地市場問題への対応などから小池氏にはぜんぜん信頼を置いていないが、政治的なカンの鋭さはさすがに驚くべきものがあり、一定の勢力となっていくものと思う。今回が、2大保守政党時代への入口となるのかどうか、興味深く見ていきたい。
為替的にはどういう選挙結果になるにせよ、保守政権であり、円安方向へのバイアスで考えていきたい。ただ、前から書いているように、北朝鮮情勢を考えると、長期ポジションだけでドル円・クロス円を押し目買いで買っていくのは危険だと思っている。一部はそれでいいだろうが、多くは短いスパンで収穫していきたい。
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