FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



今回もドルインデクスの84越えはならなかった。主にユーロドルの1.27台のサポートが強く、ここで反発してしまったようだ。前回の1.32くらいまでは戻る可能性があるだろう。金も1480までは上昇の可能性ありというところか。

ドル円も、ドルの動きに左右されて、上下動が甚だしくてトレードしにくい状態だ。当面、上か下かわかりにくいので、ちょっと様子見をしていきたい。


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英米の休みが明けて本格的に市場が始動したが、やはりドル高基調は変わっていない。ケースシラー係数(住宅指数)が予想以上の上昇を見せ、米国の回復への可能性が高まり、ますますQEの一部停止という次の段階が見えてきたためである。実際にはなかなか難しいことだが、とにかく観測気球をあげて気分を盛り上げておかないとだめなことであるので、米国の政府・経済マスコミ一体となってのキャンペーンと見ることもできる。

ドルインデクスは再度84半ばまで上ってきたが、今回は85に到達できるかどうか、みものである。もし85になれば、豪ドル、ユーロドル、ポンドドルなども同時に対ドルで下げにブレークすることになる。一気にドル高になるだろうが、ドル円はどちらに動くか、なかなか微妙なところである。その時の日本の株価次第というところもあるが、ドル円は、今回は触らず、ドルストレート中心、若干、クロス円ショートで進めているところだ。

ドルの動きをゆっくりと眺めていきたい一週間である。


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今日はロンドン、NYともお休みなので、あまり大きな動きにはなりそうにない。しかし、日経が相変わらずなので、明日からも下向き相場になるように思われる。
 
お休みのところで、ちょっと別の話題だが、昨日、twitterで流れていた目立ったニュースとして、(株)ドワンゴの川上社長(44才)が、結婚式をあげたという話題があった。ドワンゴはニコニコ動画の(株)ニワンゴを所有するなどで有名なIT企業だ。豪華ゲスト(枝野前経産大臣、ホリエモン、ひろゆき等)が参集して、Gacktが演奏したとかだが、結婚のお相手が経産省の現役キャリア官僚(クールジャパン担当者)というのにはちょっと驚いた。いままでIT系の新興企業はなんとなくうさんくさく思われ、国の中枢とは距離がおかれていたような気がする。トップが逮捕されたライブドア事件は言うまでもないが、プロ野球球団を持つことにすらいろいろ言われた企業もあったくらいだ。もちろん、結婚は個人的なことだが、しかし、ドワンゴは従来のIT企業とはちょっと違っているようにも見える。具体的には、ご存じのように、ドワンゴの取締役には、(株)麻生の麻生泰氏(麻生太郎の実弟)の実子(麻生巌)がおり、経営陣と現在の政権中枢とは関係がある。ニワンゴは2chのひろゆき氏と深い関係があるなど、突っつけば問題がありそうなところを、丸く収めてここまで来たのには驚く。
 
IIJやソフトバンクといったインフラ型のIT企業はすでに日本社会でそれなりの位置を占めているが、ドワンゴのようなタイプの会社はこれからだろう。今回の「事件」は、ライブドア事件などをひとつの経過点として、日本社会の上部構造に新しい企業が組み込まれていくひとつのプロセスと見ることができるのではないか。少なくとも、これで警察が2chを完全につぶすことはなくなった、と思っている。これから長く続く日本の株の上昇期に、IT企業が占める位置とその重要性はますます大きくなっていくことだろう。

で、今日のドワンゴのサイトをちょっと見て見ると、トップ記事は「アベノミクスへの評価「プラス面が大きい」59%」になっていて、笑ってしまったのである。



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このところのドル高相場では、ドル高(ドルインデクス上昇)となると、ドル円が上昇するというのが目立っていた。ドル高だからドル円上昇は当然では?と思われるかもしれないが、為替をやっている人間なら知っている通り、それは平常ではない。

ドルインデクスが上昇してドル高相場になると、自然に円買いが生じて、円高となり、ドル円は下降するのが普通の相場なのだ。つまり、ユーロはドルと逆に動くが、円はドルに引っ張られて動くというのが、為替トレードの基本中の基本である。

ところで、しばらく、むしろユーロに似た動きをしていた円であったが(単純ドル高だったため)、今日は午後からのロンドンタイムでのドル高には、円高で反応しているようだ。この、ドル高に、円高が続くというのは、常識的な動きであるが、リスク回避(リスクオフ)の動きであり、やはり、東証暴落の後を受けて、世界的にリスクオフの傾向が出てきているように思う。

東証の下げは、今日は戻したが、次の大きな下げの前震である可能性もある(そういう相場はしばしば出現するパターンだ)。いろいろ考えるに、そろそろ世界全体が下げムードに入りつつあるのかもしれない。再度、クロス円のショートをストップを入れつつ用意していきたいと思っている。

今回の東証の下げの遠因は、前日のバーナンキ演説でQE一部停止(債券買い入れ縮小)に言及したことであるという説もあるようである。QEの停止(あるいは縮小)は、世界的な株下げと、ドル高を引き起こす。バーナンキの観測気球であろうが、こちらの面からも、なんとなく、アブナイムードが漂ってきているように思う。


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一昨年までは金CFDでロングを続けていた者なので、別に金に恨みがあるわけではないのだが、金は今後、まず間違いなくさらに下を目指すだろう。ドル建ての価格チャートもさることながら、このGOLD/CRBレシオのチャートを見るとそれが確信できる。このレシオは、原油等のコモディティ全体の価格の中で金の価格の割合を算出するもので、下に行けば行くほど、金それ自体が下落しているということになる。これは月足のチャートで、直近でMA50を割っているのだが、これはなんと2006年以来なのだ。現在の金価格下落のトレンドは、それほどスパンの大きなものである。週足でもやはり2006年以来でMA200を割っており、その下落傾向は同じだ。(ちなみに金価格そのものの月足でもMA50を割るが、これは2002年以来!)

このレシオは、商品としての金の価格ではなく、「通貨」としての金の価格をより強く反映するもので、ゴールドシルバーレシオに似ている。金は、上下はあるものの、今後ますます下落し、2006年頃の価格、すなわち600ドルに限りなく近づいていくと思われる。

この値は、現在の産金コスト(1200ドル程度?)から考えるとおかしいと思うかもしれないが、米ドル高になれば、オーストラリアや南ア通貨が下落するため、産金コストも今の水準ではなくなる。豪ドルドルが0.5になれば、単純計算で、豪州での産金コスト(米ドル建て)は今の半分になるわけだ。

ということで、将来の金価格の下落予測は、同時にドル高予測ということにもなるわけなのだ。

#今日の自分のトレードは、全部ドル買いだ。対ユーロ、対豪、そして、対円も。やはりドル円はさらに上を目指しそうだ。


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週末はドルの高騰が続いた。円絡みでは、ドル円でのドル上昇が強く、クロス円での下落圧力に勝って、103円まで上昇した。別の言い方をすれば、ドル買いにひっぱられての円買いが起きなかったということになる。トレードとしては、豪ドル円のショートはいったん撤退して、次の機会を待っている。ドルストレートは利食いを入れつつ、戻りで売っている。カナダドルも長期的にはよわそうなので、少々カナダでも、米ドル買いをしている。

来週もドル高が続くかどうか微妙な情勢だが、ドルインデクスは84台まで登ってきている。P&Fでわかるように、終値で85を越えれば、上方ブレークということになり、おそらく金の1300ドル割れが同時に起きるだろう。ドル円は105円に達するはずだ。

来週の見所は、ドル高がここで反転するか、さらに強くなるかだが、ここまでの様子を見ていると、ドル円の上昇を主たる駆動力と見て、さらにドル高が進行する可能性が高いと見ておきたい。

まだ、ドル円の反転の兆候は見えないが、とにかくすべてに準備をしつつ、様子を見てクロス円売り、ドルストレートでのドル買い、下げたらドル円買いという先週のパターンを継続していきたい。


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かなり強いドル高トレンドが発生している。基本は、来年くらいの米国の回復によるQE停止、金利上昇という流れを読んでいるのだが、それだけでなく、短期のリスク回避的な要素も何かあるのかもしれない。ドルインデクスは久しぶりに84をつけ、あと一歩で上方ブレークする。ユーロドルや豪ドルやスイスフランはまだレンジ内だが、いずれも下方ブレークする気配がある。金はすでに10日にP&Fでの下方ブレークを見せているが、15日には、金の先行指標となる金鉱株指数(HUI,XAUとも)も下方ブレークして、為替における対ドルペアが、円以外はみな下がる傾向にある。金も前回安値の1300ドル近辺を守ることができるか微妙である。もし1300ドルを切ることがあれば、ドル高は相当なものになる。

ドル高によるドル円の上昇も、クロス円での逆行に押されて、勢いが止まってきている。こういう場合は、クロス円から先に崩れ、そこからなしくずしでドル円での円高に動くというパターンがよくあるので、ここは警戒である。

いずれにせよ、下げの気配が強いので、豪ドル円、ユーロ円などは直近高値ストップで売っていくべき局面だろう。ドル円は、ほどほどに下げたら徐々に買っていきたい。ドルストレート(ユーロ、豪ドル、スイスフラン)もすでに売りを開始しているが、そこそこ利食いをしつつ機を見てさらに売っていきたいと思う。



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週末の動きでついにドル円100円を超えたが、円安が強烈だったわけではなく、ドルの全面高だったのは、ドルストレートも見ていれば明らかだ。他にも、ユーロスイスの明確な上昇など、あきらかに相場の様相が変化を始めたことがわかる。豪ドルもひさしぶりにパリティを割った。米国の金利先高観測からのドル高への動きであるが、金の先安を示すチャート、米銀行株指数の上昇など、ドル高を示唆する材料は他にも多いので、いよいよ2000年から始まった長いドル安期間の逆回しが明確になったと言えるのではないか。
 
この後、何かの要因で、円高となり、ドル円、クロス円が調整する時期があると思っているが、その時も、当然、ドル高(ユーロドル安)になるので、ドル円は下がっても、ユーロドルが急騰することはあり得ないだろう。その観点から言うと、ここしばらくのFXで一番簡単なのは、ユーロドルの戻り売りだと思う。売りスワップは変動はあるものの、極めて小さいかゼロであり、豪ドルの売りよりもコストは安い。
 
ドル円の買いと合わせて、ユーロドルの売り、つまり主要3通貨ペアでのドル買いであるが、これを軽いレバレッジでやっていけば、2016年くらいまでは、FXで大きな損をする可能性はひじょうに少なくなった、そう思った週末である。なお、参考までにユーロドルの長期月足チャートを貼っておく。確かに8年周期があるようだ(1982年-2000年、2000年-2008年、2008年-2016年)。


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ついにドル円が三桁に戻った。まあ、数年前なら100円は超円高だったわけで、ここから先もあるわけだが、とりあえず、平常状態に戻りつつあるというところだろう。

さっそくマスコミでは120円を目指すという論調もあるようで、それは間違いではないが、一直線というわけにはいかないだろう。ここまでは機関投資家が、ショートのヘッジをはずすという動きがあったようだが、まだヘッジなしでの外債投資つまり純粋な円売り)が盛んになったというものでもないようだ。本格的ないわゆる円キャリートレードの再開までには、一定の時間が必要だろう。下げの規模はわからないが、ダウの下げと連動しての円高期が夏までにあるという見方には変更はない。この春はドル円102円までくらいで止まるのではないか。

さて、その後の円安期の様相だが、2007年までのものと大きく違うのは、円以外の通貨ペアでのドル高が伴うことだ。豪ドルやユーロが対ドルで下げながらの円安となるため、クロス円は上がるものの頭打ち感があるだろう。特に、豪ドル円は、対ドルでの下げが加速してきびしい局面になりそうだ。クロス円はそのあたりを見極めないと、高値づかみをしかねない。何かのトラブルで円高が発生する時には、豪ドル円の下げは相当大きなものになるだろう。

やはり今回の円安相場は、ドル円中心にゆっくりと買うのがベストの戦略だろうと思う。とにかく相場は何が起こるかわからない。長期の円安を見通しつつ、ロング中心でこまかく回転していくのが安心だと思う。





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米株の勢いは止まることをしらないようだが、5月になってから二つの指数がP&Fで上方ブレークした。ひとつは、銀行株指数。これは、前から書いているように、ダウゴールドレシオとの連動性が高いので、これが上がると、金が下がる可能性が高い。まあ、米国の金融への信頼性が上がれば、金はお役御免ということで、理屈は合っている。

もうひとつ上方ブレークしたのが、ダウトランスポーテーション平均指数だ。運輸関係の株の平均株価であるが、ダウの先行指標として名高い。(ストックチャートでのシンボルはTRANSなので、ご自分で入力してチャートを出していただきたい。)しばらく停滞気味だったのでダウの天井を示すかと言われていたが、連休中に上方ブレークした。

金融、運輸という、米株の主力の要素がいずれも上方ブレークしたということは、まだダウの当面の天井が先であることを意味するのではないか。ドル円も連れ高で100円越えの可能性も出てきたと言える。現状、5月末あたりの天井を想定しておこう。



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