FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ここ一週間は調整模様のはっきりしない動きに終始した。ドルストレートも、円も特に強い動意がなく、短期トレードはやりにくかった。

さて、この画像は、先のエントリーに書いたような、ドル円チャートの山に見られる左右対称性の考えによって、もう少し小さな部分で、ここから半年を中心に、一年後までを予測したものである。

昨年の8月からこの2月までの70円台の連続を大底と仮定して、そこを頂点としてドル円のチャートを左右反転させたもので、それに月などを書き込んだ。現時点では、2円くらい、この予測よりも上に位置しているようだが、それを加味すると、今後の動きは、次のようになる。

1 3月から4月は82円から85円あたりでレンジとなる。
2 5月に急激に上昇し87円をつける。
3 直後に急落し80円以下となり、場合によっては7月あたりに78円くらいまでの一時的下落がある(ここが長期ポジを置くためのいい機会となるだろう)。
4 その後戻し、10月には86円程度となるが、11月に大きく下落し82円になる。
5 そこから急激な上昇を開始し、年末年始を通して上げ、年度末には90円を超える。

この通りである保証はないが、ファンダメンタルなどを考えてもだいたいこんなイメージになると考えてそれほどの支障はないだろう。5月から6,7月の急落は、NY株の急落によるものと想定できる。株価が夏を通して低迷し、11月くらいから急激に快復する(米国大統領が決定するからか)というシナリオには無理がない。

いずれにせよ、今後しばらくはドル円がレンジとなるという考えを基調に考えていきたいと思っている。クロス円は、ドルストレートでのドル高から、さえない動きになると思う。ドル円の上昇期を期待したい。



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ドル円の上下がかなりあるので動きについていくトレードだが、81円台があればぜひ買いたいところだ。特にその他大きな問題はないと思われる。商品や株価のチャートにも大きくくずれる前兆はないので、まずは調整の範囲内での動きと思われる。
 
FXやCFDのもっとも優れた点は、ストップロスで損切りできることだろう。同じデリバティブ取引でも、株のオプションなどはそれがないため、場合によっては損失無限大となり、それがもろに追証となってくるのだから大変だ。FXやCFDでも相場の激変でストップが効かない場合も理論的にはないわけではないが通常の範囲なら大丈夫だ。せんだってのスイスフランの介入・暴落時にもちゃんとストップは効いていたので、大けがをすることはなかった。すべてのポジションに、ポジションメイク時にストップを入れるのは鉄則と言えよう。
 
現在のように、非常に相場心理が不安定な場合は、ちょっとしたことで大きな振幅が生じることがあり得る。気をつけてトレードしていきたい。



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円売りポジションもそこそこ貯まったところで、欧州懸念再発で、軽く調整しているようだ。しかし、それほどの問題とも思われないので、このあたりから再度、円安に戻ると考えている。
 
ただ、昨日のエントリーに書いたようにドル円80円から85円前後は円高時に数ヶ月にわたってレンジとなった場所であり、今後、おそらく7月程度までは、この範囲で上下するという可能性が高いと思う。80円割れあたりをストップにして、下でロング、上で売りというトレードがよいと考えている。効率良くするためには87.5円をバックに上でショートするのもいいだろう。その期間に80円ぎりぎりまで下げることもあり、85円を超えることもあるというイメージだ。その期間が終われば、夏から秋にかけて一気に円安となり年末までには95円を超えるというシナリオで考えている。


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円安期に移りつつあるのではないかという予測も多いようであるが、とりあえず今後の円安の動きを考えてみよう。

画像は円ドル(ドル円の逆)の月足である。ご覧になるとわかるように、通常のドル円のチャートの上下が反対になり、上が円高、下が円安となっている。このチャートだと、円高の山が1980年代以来、5回あったことがよくわかる。そしてその顕著な特徴として、それぞれの山がひじょうに均斉のとれた左右対称になっていることにすぐ気づかれるだろう(ドル円チャートだと山谷が逆になるので気がつきにくい。)全体に右上がりなので、どの山も右裾がやや短いが、基本は途中の凸凹を含めて左右対称である。1988(以下、だいたいサイクルトップの年で命名)や2005はダブルトップであるが、きれいな形だ。1995のように山が高いと左右とも裾は長い。

さて、これを前提に今回の2011の山を観察し、左側の動きをそのまま右(未来)に鏡のように転写して見ると次のようになる。まず、頭に小さなダブルトップ(2011年10月と2012年2月)があり、その前後で大きく上下している。

1 現在の値83円は上昇時に揉んだところに到達しており、この後80円前半で数ヶ月レンジになることを予測させる。
2 また、そのレンジの戻りは80円までと見える。
3 その後1年ほど(2013年前半)で95円に到達し、1年ほど大きく動くレンジになる。2014年には86円までの円高がある可能性がある。
4 その後108円まで急激に下落する(円安になる)。
5 100円までの戻りを経て、2015年あたりには125円から130円までの円安になる。

若林氏の予測とは微妙に違うが、そんなに大きく異なるものでもない。おそらく似たような推論を経ているものと思う。

以上、円高の1サイクルが左右対称であるという仮説をもとに書いてみたものなので、あくまでも参考にということだが、従来の円高の傾向を見れば、そんなに大きく外れるものでもないのではないか。上昇時のレジスタンスが、下降時のサポートとなるというのは日々の細かなサイクルでもよく現れる現象であり、相場のフラクタル性から説明が可能である。

(追補)
あと、この画像の円高すべて月足のRSIが50を切ったところで円高が終わっていることに注目されたい。今回も月足のRSIは48まで下がっており、50を切っている。超円高が終わり、円安に転じたことのひとつの重要な証拠と言えよう。


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さてこのブログでは、今年になってから金(ゴールド)についてはベアの立場に転じたが、金価格の予測は、為替とも密接に関連するため、今後も継続したい。この画像は、週足であるが、ごらんのように2009年初頭以来保ってきたMA40を、年始そして先頃と2回に渡って割り込んで来ていることにまずは注目される。また、昨年の秋以来、週足の波動のピーク価格は、1923ドル、1804ドル、1792ドルとだんだんと下がってきている。同じくボトムも、ローソクの実体で、1620ドル、1570ドルとじりじりと下げており、おそらく現在進行中の下落はまず1500ドル程度までは行くものと思われる。下落チャンネルに乗った動きと見ていい。

米国株価が上昇する中、金鉱株指数はHUIもXAUも下落気味であり、資源への期待がある中、金は完全に蚊帳の外状態となっている。ダウゴールドレシオは8.0まで来ているが、このあたりは下落中にかなり揉んだところであり、ここより上は急な上昇はむずかしいだろう。したがって、1500ドルまでの下落は、ゆっくりと起きると考えている。
 
まだまだ欧州には問題も多く、今後もリスクオフ相場はあるだろう。ただ、それが金の高騰を招くかというとそうではなく、むしろ下落方向に働くのではないか。構造的に、今後、金(ゴールド)が大きく上がる可能性は低くなったと言うべきだろう。








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するすると84円近くまで上がってきたドル円である。もうそろそろ大きな押し目が入るだろうと皆が考えているが、なかなかである。IMMのポジション分布では3月以降、それまでの円買い越しが逆転して円の売り越しになっているようだ。しかし、今日の日経新聞のサイトなどを見ると、日本の個人投資家は、今の局面で、円売りには動いておらず、過去の円高で含み損になっていた円売りドル買いポジション(ドル円・クロス円買い持ち)を、やれやれちょっと円安になったとばかりに、損切りしている状態のようである(記事では、2月の日銀追加緩和で円安になったあたりから外貨売り、円買いが加速、とある)。外債投資や外貨預金の動きも悪く、まだまだ多くの個人投資家は、円高の再来を恐れているというのが実情のようだ。

過去の円売り相場の動きを思い起こしていただくといいが、だいたいにおいて、個人が円売りポジションをある程度ふくらませてからドカンとドル円が落ち込み、多くが投げたところが底という動きの繰り返しであった。今回もそういうわけで、IMMでの円売りポジションの量もさほどではないので、もう少し円売りが続く余地があるとみたい。85円を過ぎて、86円、87円あたりでかなり安心感が出てきたところで、いつもの落ち込み開始(株も同時にダウン)という段取りではないだろうか。やはり前から書いているようにSell in Mayを警戒したい。いったん、落ち込み始めると、株価もかなりの買われすぎであるため、夏いっぱいは下落して、ダウで11000ドルあたりまでは落ちる余地があるだろう。ドル円も79円から80円までの下落はあると見られているが、だいだいそんな所だろう。

現時点では、その他の状況を見ると、株金レシオは上昇、米国債(特に短期債)の利回り上昇、VIX低下、金鉱株下落シグナル、と、あらゆる点でリスクオン相場の特色を示している。現状では円売りを止める理由はないと思われる。メインは、4時間足レベルで円売り(ドル円・クロス円買い)と利食いを繰り返すトレードでいくつもりである。





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若林栄四氏の2月円安転換説がとりあえず当たったということでまずはめでたいことだ。氏の存在を初めて知ったのは2007年にさかのぼる。当時2チャンネルの市況2板の一部で有名だったコテハンの大阪のおっちゃんという相場師がいた。彼のトレードは豪快で、相場の天底で5本(500枚)とかを一気に張ってその後、利食うまで放置というものだった。その彼が、評価している相場師として、若林の名前をあげていたのだ。その後、ネットでも時々、若林氏の名前に気をつけるようにしていた。この記事は2007年11月、サブプライム危機の真っ最中の氏のインタビュー記事であるが、どう思われるだろうか。私はずっとこの記事の内容は頭に入れてトレードしてきた。戻りは115円までは行かなかったが、2011年に大底というだいたいの流れは正確に捉えていたと評価できる。

私が氏を評価するのは、サイクルのとらえ方もさることながら、サイクルを元にファンダメンタルを加味してその理由付けをする能力である。一番その氏の能力が現れているのは2004年12月に刊行された『黄金の相場学2005~2010』である。amazonで古本で1円で買えるので、一度ご覧いただきたい。

黄金の相場学 2005~2010
講談社


2007年に出た改訂版(文庫)も古本で安いので、こちらでもいいだろう。

黄金の相場学 (講談社+α文庫)
講談社


この2004年の本はサブプライムの気配もない時に書かれたものだが、2007年から2008年にかけてのアメリカの不動産危機、ファニーメイ・フレディマックの不良債権危機、それによる円高(100円くらいまでと見込む)、ユーロドルの高騰、そして2010年をピークに円高が終わり、その後長期のドル高・円安期となる、2010年からは、ユーロや円を売ってドルを買うべきだ、などなどを予測している。ピンポイントの時期(2011年が大底だった)や価格(ドル円の底は後に74円と改訂された)は、たしかに当たっていないところはあるが、大局を捉えていることにかけては、神がかりと言って差し支えないだろう。
 
今の目で、特に注目されるのは、2005年から2007年にかけての円安期の分析で、それ以前の円高期の国内機関投資家の外債投資の外貨のヘッジ売りが巻き戻されるために、円安が始まると急激に円売りが開始されるというメカニズムの説明だ(77ページ)。

そして、2010年以降の相場の予測は今読んでも意味があるものだ。最後にそれを引用しておこう(210ページ)。

「そして、これがもう本当の、最後のドル買いチャンスになる。2010年以降、アメリカ帝国が復活するなか、本格的なドル高局面が到来する。この間、日本が財政赤字を削減するため、本格的なインフレ政策を取れば、物価がどんどん上昇するため、さらに円が売り込まれることになる。1ドル=360円への復帰と考えても差し支えないだろう。」

今後も氏の予測は、重要な資料として、ずっと参考にしていくつもりだ。氏は2013年にもう一度、米国発(旧著)あるいは欧州発(新著)の大きな下げがあるとも述べている。今後の波動をしっかりと押さえた上で、確実なトレードをしていきたいものだ。なお、前にも書いたが、彼の日柄や価格をそのまま信じてトレードするととんでもないことになる。しばしば、後の著書で訂正されることもあるものだ。頭に入れた上で流れを自分で解釈するのでないと危険である。どんな場合でもそうだが、彼の場合、自信たっぷりに記述されているので、ついつい引き込まれるので注意したい。

なお、氏の最新刊は下のものだ。これは出版時にここでご紹介したが、再掲しておく。さらに下は、氏の円安予測記事の掲載雑誌。2014年にドル円140円、円安パニックを予測。

デフレの終わり 2012年に「千載一遇」の買い場がくる
日本実業出版社


エコノミスト 2012年 3/20号 [雑誌]
毎日新聞社



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前回までのエントリーで書いたことに特に補足することはない。株・ドル円の上昇、債券の下落、金の下落と、教科書通りのリスクオン相場となっている。特に、株金レシオの上昇は著しい。ダウゴールドレシオが8.0まで急速に上昇し、金より株を選好するムードがはっきりしてきた。金も株もインフレヘッジの性質があるが、金利も配当も産まず値上がりも少ないとなると、リスクオンの時には、金の魅力は欠ける。1600ドルを割り込むのも時間の問題ではないか。東京金は円安のため、横ばいで終始しそうだ。5,6年先、NY金が800ドルくらいになる時には、ドル円が150円くらい。結局東京金は横ばいかやや下げというのが私の今の予想である。

当面の問題は、ドル円や株価など、どこである程度の大きな押し目が来るかということに尽きるだろう。シーズン的には5月がいわゆるSell in Mayの季節であり、ここで下げるのはほぼ毎年の恒例となっているので、それはほぼ間違いないところだろう。ただ、今年は大統領選であり、米国内の公共事業も半端でないお金のつぎ込み方のようだ。どの程度の押し目になるかは未知数だ。

価格的にはドル円85円以上ではどこで押し目が入っても不思議ではないので、それなりには注意していきたい。ただ、下がきわめて限定されているので、その点は安心できるトレードではないだろうか。

クロス円は、先のエントリーに書いたように、ドル円上昇と、ドルストレート下落の挟み撃ちで動きが鈍くなっているが、ドル円の上昇が勝っているため、クロス円でも円安に振れている。要するに、円が最弱通貨になったということだ。日本国債への売り仕掛けが海外からあるなど、まだ円売りのムードは強い。3月中は基本円売りで問題ないのではないだろうか。



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ドルストレートペア(どちらか片側が米ドルのペア。たとえばユーロドルやポンドドル)ではなく、二つのドルストレートペアを交差(クロス=かけ算)させるタイプの通貨ペアがある。ドル円とユーロドルをクロスさせると、ユーロ円、ユーロドルとポンドドルをクロスさせると、ユーロポンド。これらのクロス通貨は、一般に値動きが複雑で大きく、FXでは本来扱いにくい通貨である。円クロスにしても、ユーロクロスにしても扱いにくさは同じだ。
 
しかし、日本では、ドル円がらみの円クロスのペアは当然のことながらFX取引の中心となる。いわゆるクロス円である。ユーロ円、豪ドル円、ポンド円など、ドル円よりも動きが大きいので好んでトレードされるものである。

これらはファンダメンタルから言えば、たとえば、ポンド円レートが英国と日本との貿易に使われることもあるわけではあるが、実際には、日英の貿易高や収支などが、ダイレクトにポンド円相場に響くわけではなく、現実には、ドル円とポンドドルの動きの合成によってポンド円相場が成り立っている。だから、ポンド円のテクニカルといったものは、いわば、バーチャル(仮想的)なものの分析である。ユーロ円の取引はかなり多いものの、他のクロス円も基本は、同じである。

そのせいか何なのか、私は、豪ドル円のトレードをするときでもあまり豪ドル円のチャートは見ないことにしている。もちろんたまにMT4で概要を見ることはあるが、日々のトレードはドル円と豪ドルドルのレートを見ながらトレードすることが多い。頭のなかでそれぞれの動きを予測、合成していくわけだ。

これはおそらく理屈にあっているはずだ。クロス円の動きは明白に二種類のものの合成なのだから、それをダイレクトに分析することは難しく、合成する前のものを分析してから、それを合わせるほうがよくわかるはずだ。料理で考えてみるとわかるが、三杯酢を渡されてこれが何からできているかを分析するより、混ぜる前の醤油・酢・砂糖(みりん)を渡されて分析する方がやりやすいのは明らかだ。

もちろんクロス円をダイレクトに分析しても悪いわけではない。どうせ、ドル円でも複雑な要因の合成であるから、それがもう一段複雑になろうとも大差はないということではあるからだ。だからこれはあくまで好みだが、自分としては、上のような理屈で、バラバラに分析するのを好むし、その方が勝率がいい。もちろん、自分はそうでないという人がいることを拒むものではない。
 
以上、週末の随想である。






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雇用統計は予想どおりの良さで、ドル高・円安というこのところの基調が継続した。ギリシア債務再編も順調に進み、CDSの発動に至ったが、その額は少なく、問題ないという見込みだ。というより、問題ない範囲になるようにいろいろと裏での根回しが進んだと見るべきだろう。TEDスプレッドも狭くなり、安心感が広がった。しかし、今後も次はポルトガルだという話があり欧州の問題はぐずぐずと続くと見られる。一段落したところで、さて、ユーロとドルと比べてどちらが買えるかといえばやはりドルということになるだろう。ユーロドルはリバウンドを挟みつつ長期低落となる見込みが強そうだ。今後は、吹き上がったところでのショートが能率がいいと思われる。
  
全般にはリスクオン相場となり、円も安い。ドル円の82.4円は、月足のMA25を突き破ったが、このMA25も2007年夏以来、まったくタッチすらできなかった強固な円高の壁であった。これを破ったことで円安基調への転換はかなり決定的になったと言えよう。76円台以下はまずなくなったと思うので、現在の82円からは6円下までのリスクがあるのみだ。通常のサイクルでは、たとえ円安期であっても、ドル円は場合により10円から15円くらいの下落幅の可能性を持つので、現在はきわめて下値リスクが小さい状態と言える。前にも書いたように、基本に忠実に下げたら買い、上げたら売りを行って問題ない環境だと思う。先週は、自分としてはドル円79円くらいまでの下げはあり得ると考えていたのでちょっと躊躇したが、80.5円で少々買い、豪ドル円の方は85.7円で買えたのはラッキーだった。

NYも日経も株価も上昇の勢いが出た。株も波はあるものの今後は基本に忠実なトレードで確実に益が出る環境となっていくだろう。
 
金は雇用統計でドル高のため反落したが、すぐに元に戻った。まだ商品の高騰にかける勢力も強いということだろう。もう少し様子を見たいが、株金レシオは上昇気味、GOLD/CRBレシオは下降気味で、明白に金の力は弱い。またXAUなどの金鉱株の週足ではMA40あたりがすでに下降線、また月足の動きもダウとは比較にならない弱さだ。当面はこの金の指標性を利用して、リスクオン相場の継続を見ておきたい。


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