FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



GDPの値自体はまあまあであったが、前回の修正が悪かったことなど、全体に好感されなかったようだ。しかし、大きくドル高になるほどのものとも思えないのに、特に金価格を中心に下げている。
 
この数日全体にドルへの買いが強いが、ここまでのリスク低下=ドル安というトレンドに若干の変化が出てきているのかどうか、やや難しい判断だ。今日のところは、ドル円の低下=円高に平行したドル高であるので、リスク上昇に伴うものと考えて良いだろう。
 
週末の時間を使って、この問題について、もう少し考えてみたい。ポジションも減らして週またぎのリスクは少なくしておきたい。




コメント ( 9 ) | Trackback ( )




指数的には、GSR下降で、リスク軽減。CRBが一昨日の巨大下ヒゲで、昨日は急上昇で商品OK。BKX上昇で、金融もOK。
VIXもやや上がって株もまあまあ。

全体としてリスク軽減の方向は間違いなしで、ここでドル高になる理由はあり得ないと考えます。

国債入札前から低迷してるユーロドルは何かの間違い。笑
じわじわと上げると信じています。

昨晩、1.4070のところでユーロドル積み上げたので、大いに期待してます。


コメント ( 14 ) | Trackback ( )




さて、ドルは相変わらずドルインデクスのサポートラインの79前後でうろうろ状態である。昨日のNYではドル独歩高の雰囲気もあった。たしかに株価などへの懸念もあるものの、ここでのドル高はちょっと解せないものがある。現状、ドルインデクスのサポートラインで示される、ドルの節目での乱高下と見ている。国債の入札が終了した金曜日の米国GDPの発表などに注目したい。いずれにせよ、遠からぬ内に、ドル安の再試行に入ると考えている。基本は(ニセの)景気回復が今しばらく続くという考えに変わりはない。オバマ大統領も「リセッションの終わりの始まり」が見えたとか言っているようである。
 
ドル単独の動きである理由として、円インデクスは7月になってから円安方向で安定していることがあげられる。画像のように、日足は若干動いてはいるが、基本円安の方向性には変わりがない(なお、長期では下に記したように円高である。日足の平均移動線も上向き)。本当に市場全体がリスク回避になってくればかならず円高が発生するものであり、それが出てこない限り、ドル高単独ではドルの特殊要因と見るしかない。他のエントリーのコメントでも書いたように、米国債の空前の発行によるなんらかの動きではないかと、とりあえずは考えている。
 
ちなみに、円インデクスの長期の動きについて付言すると、週足(二段目の図)では、着実に2007年から円高が継続しているのがわかる。実は、この2007円からの円高トレンドは、ドル円の8年サイクルの前半のドル円下降に相当するものであり、2007年6月のドル円124円から単調にドル円も下げているのである。このままサイクル前半の4年間、円高になり続けて、2011年に円高のピークを迎えるのがサイクル上の基本形である。週足レベルでは、この動きを狂わせている部分はまったくないのであって、どこかでまた急速な円高になってくるだろう。

以上、現状について、円インデクスから、短期、長期について述べてみた。


コメント ( 7 ) | Trackback ( )




ところで、今週は空前の規模の米国債の新発行になっている。
 
27日(月) 20年物価連動債(TIPS) 60億ドル※リオープン入札
28日(火) 2年債 420億ドル
29日(水) 5年債 390億ドル
30日(木) 7年債 280億ドル
 
今日が注目の5年債であるが、ここに来て急にドル高になったのはどうも気になるとは言える。ユーロ売りの主体がどこであるかは末端の我々の知るよしもないが、これで30日が終わって金曜日になったら、急激なドル安に戻ったらお笑いである。というか、なんかそうなりそうな気もするのである。
 
以上は単なる随想で、何の根拠もありません。^^


コメント ( 14 ) | Trackback ( )




欧州懸念でドルが買われ、今日は中国の引き締め策の懸念で、中国株がさがってきた。投資家心理が揺れている状態だ。

そもそも中国株に見られるように、一部の投資家しか参加していないところで突然バブル的に株価が上昇し、多くの投資家はまだ懸念を持っている状態はひじょうに不安定だ。新しい売りも買いも安定しない。

しかし、このような状態のまま大きく次の崩れに入ってゆくことはむしろ相場としては不自然なのではないか。やはり、遅れてきた投資家も参加して全員でいけいけムードが醸成されたところで大反転するというのが相場の動きとしては美しい。

現在のクロス円相場は、ドル安・円安というリスク選好の動きであるため、ほとんど株式相場と連動しているが、おなじようにまだ懸念を抱いている人が多数派である。したがって現在は、まだ相場の初期なのではないかという気持がある。これには特に根拠もないが、いまの一時的な懸念の連鎖は、週末の米国GDPあたりで吹き払われる可能性があるのではないか。今の感想程度のことであるが、今日はそれくらいにしておこう。

なお、今の自分のポジションとしては、万一の下落の下値が大きいドルストレートはやや少なくして、クロス円、特に豪ドル円にさらに動かしている。(現状では、継続したユーロや豪ドルの下落はないと見ているが、念のため)。豪ドルもこの先下落するときはものすごいだろうが、今はまだその時期ではないと見ているからである。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




26日の日曜日のエントリーで「(ドル安は)いずれの部分も大きな節目に来ており、抵抗が大きくなっている。来週はそのレジスタンスで一旦大きく押し戻されるか、あるいはブレークするかという分かれ目の週となるだろう。」と書いておいた。昨日の夕方で再度ユーロドル1.43を越えたところでブレークアウトしたと思ったが、そう甘くはなく、またもや、撃沈である。完全にブレークと思ったが、IMMのドルショートポジションなども大きくなりすぎており、ファンダメンタルの懸念がきっかけになって巻き戻しとなってしまった。こういうことがあるので為替はむずかしい。覆水盆に返らず。飛んでしまった含み益をなげいても仕方ないので、ここは気を取り直してやり直しである。
 
しかし、画像に示したように、豪ドルインデクスにはついにトリプルトップブレークアウトが出て、上方へのブレーク信号が観察されている。しかもその上昇目標は極めて大きい。
 
しばらくはこのあたりで揉む可能性もあるが、すくなくとも豪ドルについては、今後も上昇の可能性が高い。とするならば、ドルストレート全般もここで勢いがなくなって反転とは考えにくい。基本的トレンドには変化なしと考えたい。

ただ、今回のようなこともあるので、スイングポジションのうち、ユーロ関係は若干縮小し、豪ドル円、ドル円、豪ドル・ドルを中心としたロングポジションに組み替えた。今後欧州金融機関の決算が連続することとなり、またなにかの懸念でユーロ売りに繋がる可能性もある。ポンドは、ストレートもクロスも全部手じまった。理由は前に書いたとおりである。なお、ドル円についてはテクニカル的にここから大きく下がってゆくという気配はないので、今後の上昇を期待できそうである。以上が今後の方針である。

ただし、GSRもVIXも上昇気味であり、リスク懸念が高くなっている。しばらくは今までのような急激な上昇(ドル安)は期待薄である。調整気味に上下しながらの動きが続くと見られる。





コメント ( 9 ) | Trackback ( )




フィボナッチ数がテクニカル上ひじょうに重要なことは実際にトレードしてみるとあきらかだが、なぜ相場に役立つかについての理論的研究があることは意外に知られていない。

以前ばらばらのエントリーに書いたので、ここで目次としてまとめておきたい。

1 エリオット波動論についてのもっとも適切な参考書(英文)について。エリオット波動の原理について詳しい。

2 上の本の訳本について(ただし絶版で、アマゾンの古書で10万円!もしている。)

3 フィボナッチ数についての一番わかりやすい解説書について。フィボナッチ数がなぜ自然に出てくるのかの話題についても触れてある。

4 エリオット自身が書いたいろいろな文献を集成したもの。いわばエリオットの原典。これはまだ実は未見。今注文中なので、来たらまたご紹介します。(以下の本)。


R.N. Elliott\'s Masterworks: The Definitive Collection

New Classics Library

このアイテムの詳細を見る





コメント ( 13 ) | Trackback ( )




(mixiからの転載です。)

今後、また株式市場の崩壊が起きるとして、いわゆる「ドル破綻」という論と、通貨の実際の動きがどうリンクするかが焦点だと思います。

たとえば、今はリスク軽減傾向ということで、株も上がり、ドル安(欧州・オセアニア高)になっていますが、これで、もし米国経済不調ということで、また株が大きく下落する場合、ドルストレートはどうなるでしょう?
 
通常で言えば、リスク増大で、今の逆に、ドル高(欧州・オセアニア安)が進行するはずです。しかし、世間では、ドル破綻で、ドル暴落と言っています。ここに大きな矛盾があります。
 
次の市場の不調が来たら、また前回の昨年秋の信用収縮時のような米ドル「暴騰」になるのか、はたまた、今度は、ドル「暴落」になるのか、もし暴落になるなら、前回とはどういうふうに違うメカニズムによるのか、など、まだ不明な点が多いです。

(ちなみに、円は、リスク増大で円高、リスク低減で円安という単純な動きに終始すると思います。今後もその動きと、サイクル的な動きを合体させれば、問題なく追随可能だと思います。)

個人的には、今後、株の大きな下落となった場合、最初はドル高・円高が起きると思いますが、どこからか、ドルではなく、商品(金や原油)や、ユーロに資金が逃げる現象が起きてきて、ドル高が止まるのではないかと想像しています。そのタイミングやメカニズムについてさらに研究してみたいものです。

それにめどがつけば、たぶん、今回の危機における為替のトレードにかなりの部分で勝つことが可能になると思います。


コメント ( 5 ) | Trackback ( )




昨日の分析に特に加えることはない。順調にドル安・円安となっている。たぶん今週中にはユーロドル1.43を上抜けるものと思う。ドル円、ユーロ円等についても、上昇することになるだろう。いずれも押し目買い一貫の方針で問題ない。
 
実際のポジション取りではやや大目に買って、浅い所の玉は利食いしてデイトレもしているが、すこしずつ積み上げてもいる。どこまでロングを積むかはむずかしいが、少なくとも8月のお盆あたりに来る軽い円高までは積み上げて問題ないだろう。そこで一部取り崩すか、さらに積み上げるかは様子を見て決めたい。
 
金についても960を越えればひとつテクニカル上の節目となる。そこからはさらに買ってもよいだろう。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




月曜日からの予測である。先週は既述のごとく明瞭に円安が進んだが、ドル安は一進一退だった。ドルインデクスは一度安値をつけたが、やや戻している。ユーロドルも1.43を破るかと思われたが、そのあたりのオプションの影響もあるらしく、大きく下落した。月曜からの為替の見通しは、まさにそこがどうなるかに尽きる。
 
円安方向は間違いないのであるが、ドル安については微妙なところだ。ファンダメンタルからは欧州懸念がずっと言われ続けているし、またドル安の行き過ぎ懸念もある。しかし、テクニカル的には、さまざまな部分でドル安がブレークする直前であるという可能性が高い。示した画像は、いつも分析している、ユーロインデクス÷ドルインデクスの値であり、ユーロドルと同じ意味を分析していることになる。P&Fで見るとトリプルトップのブレークアウトを示しており、この後、大きい上昇を示唆している。182から184のあたりは、以前の高かった時のサポートライン、また最近のレジスタンスラインであり、かなりしっかりとした節目となっている。このゾーンを上抜ければ相当なブレークとなるだろう。これ以外にもポンドインデクス、ユーロインデクスも単体で見ても上方向は明白だ。同様に、ドルインデクスも下方向と見てよい。

ただ、いずれの部分も大きな節目に来ており、抵抗が大きくなっている。来週はそのレジスタンスで一旦大きく押し戻されるか、あるいはブレークするかという分かれ目の週となるだろう。ちなみに金価格では25日がメリマンの重要変化日となっていたのであり、ここからの大きな変化が予測される。金価格はドルの裏返しであり、月曜日からドル安についても方向性が出てくることが予想される。
 
ひじょうにむずかしい予測となるが、ファンダメンタルからはリスク軽減の方向性が強い(GSRやVIXの明確な下降)こともある。サイクル的にもここで大きくドル高・円高になるサイクルではない。よって結論としては、月曜以降、本格的ドル安のブレークの週と予想しておこう。ポジションは当然、クロス円ロング継続である。ドル円も95円越え、ユーロドルも1.43越え、金も960ドル越えで安定すると読む。




コメント ( 15 ) | Trackback ( )



« 前ページ