FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



為替の方が動きがほとんどないので、とりあえず金価格分析の方の続きです。前日に提出したものは我ながらどうも満足のいくものでなかったのですが、いい見方が見つからず、とりあえずアップしてみました。そうしたところ、コメントで、波動にお詳しい、しょうぞうさんとボテさんからいいアイデアと別案を教えていただきました。つまり、2008年からの上昇を、大きな流れの中の第5波とみて、さらにその中にあるフラクタル構造の小さな1波から5波のうち、現在は第3波が天井に達したとみるアイデアです。エリオット波動はフラクタルなのでこのように特定の波にさらに小さな波があり、さらにその中に…のようになっています。

そのアイデアによって作り直したのがこの図です。これによると、このあと第4波の下降に入りますが、これは第1波の天井の990を下回ることはないはずで、またごく小さいこともありますから、さほど大きくない急激な押し目があってから次の上昇というファンダメンタル的な判断とも合致します。となると当面の押し目は12月中か延びても1月あたりまでかという見方もできるかもしれません。そして、その後は大きく最後の第5波となりかなりの上昇が期待できます。そしてそれがピークとなり、しばらくは下降していくこととなります。5波の天井はいつになるかはわかりませんが、若林氏のサイクル説では2010年3月と言います。波動から見るとちょっと早すぎる気もしますが、そこのところは近づいてから考えればいいでしょう。

いずれにせよ、このモデルによると、金価格の大きな見通しは、このあと、押し目の底値を近いうちにつけ、その後大幅な上昇となり1200ドルを軽く上抜くということになります。金ロング指向の者としては期待のできる見方ですね。この後の上昇と、そこがかなりの規模でのピークになるという点などが明瞭に示されます。見方から値のメドまですっかりご教示いただいたしょうぞうさんとボテさんには深く感謝致します。どうもありがとうございました。




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小動きでやることがないので、ドル円のショートは利食いして、ちょっとだけドル円を買った。あくまでデイトレである。特に悪い方向のニュースもないので一時的な円安期待。


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焦点となっているドバイはいろいろな国内の記念日等の関係で12月6日から銀行等が開くようであり、それまではそれに関する動きはあまりないかもしれない。そこがないとすると特に問題のない市場なのであり、とりあえずこの86円あたりでのもみ合いになるか、あるいは安心しての円安ということになるだろう。大方の見通しもそのようであるが、特に異論はないだろう。とはいえ、私の見方では、この後12月となれば、やや明るさの見えた市場が暗転して急激な悪化を見せると考えている。昨日書いたサイクル論もそうだし、図で示したようにVIXの動きは尋常ではなかった。もともとGSRが上がっていること、BDI(バルチック海運指数)が下がっていることなど、市場悪化の気配は見えていたこともあり、どこで急激な変化が起きるかはわからない。ドル円・クロス円買いでも益が出る場面ではあろうがあえて火中の栗を拾うことはせず、価格上昇に合わせて戻り売りするという体制でいきたい。現状は86.50でのショートを守っている。その他、豪ドルも戻り売り、銀も戻り売りと、すべて想定する市場の動きに順方向のトレードとしたい。ショートはほどほどに益が出たら手じまいして短期のトレードを主とする。




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#(追記)コメント欄に有益な情報が多いのでぜひそちらもお読みください。

金価格に興味がある方も多いようなので、またやってみる。しかし、金価格はひじょうに難しいのでもちろん一つのご参考までに。

さて、図のようにここまでの700ドル台から1200ドル近くまでの金の上昇を見ると、どう見てもエリオット波動どおりに進んでおり、いわゆる第5波がひじょうに延伸した形と見ていいだろう。これには異論のない方も多いはず。

で、この先は、いわゆる修正波となり、基本的にはここから下げるのを基本とする。しかし、修正波には、戻しのB波が第5波の頂点を越える場合もあるとされる。(プレクター『エリオット波動入門』63頁、図1.33「拡大型フラット」)。今回の金の上昇には著しいものがあり、今ここで大きく下落しても、さらに上昇する可能性も残しておきたい。そしてその後C波では、もとの1波から5波への上昇の半分あるいは60パーセントを失って、ひとつのサイクルが終了するのが普通だ。

以上はいっさいのファンダメンタルを考慮しないで、エリオット波動だけを見た場合の金価格の動きの予想だ。つまり、このあと1000ドルを割る程度まで大きく下降し、その後上昇して最高値を再度更新しさらに上伸し(1300ドル以上?)、その後急落して950ドルから900ドル程度で次のサイクルに入るというものだ。ファンダメンタルから見るとそこまで金が下げる理由がないように思うのだが、相場は相場で何が起きるかはわからない。ひとつのシミュレーションとしてご覧いただきたい。もちろん、波動の当てはめ方はまだ他にもあり得るのでありこれが絶対唯一というものでもない。そこもご留意いただきたい。なお、先のエントリーで書いたことと、ここで書いたことは矛盾してはいない。整合するように、先のエントリーは書いたつもりである。




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今回、話題の中心となったドバイの支払い延期の件を聞いて最初に思い起こしたのは、先にご紹介した、LEAP/E2020の39号の内容である。再掲すると、

(引用)
今後、インフレ・増税・国家破綻のどれかに陥る可能性が在るとされた国は、「まずはアメリカ・英国・アイルランド・アルゼンチン・ラトビア、そしてさらにもしかしたらスペイン・トルコ・ドバイ・日本」
(引用終わり)

日本と並んで最後に出てきたドバイだったが、まさかここが次の火種となろうとは思わなかった。しかし、出てきてみるとまったく意外感はないのは皆さん同じだろう。NHKの素晴らしいドキュメンタリー番組「沸騰都市」のドバイ特集(NHKオンデマンドのページ)(この番組は無料です。まだ見ていないかたにはぜひお勧めします)を以前にご覧になった方も多かったと思うが、これを見て誰もが思いついたドバイのキーワードは「砂上の楼閣」だっただろう。これが今後どの程度の影響を及ぼすかは経済系のサイトを見てみてもいろいろな意見があるようだが、欧州の金融機関は相当な苦境に陥る様子だ。また、それとは独立に、サイクル的にも今回の調整はかなり長引くと見た方がいいだろう。
 
というのは、為替のドル円は、これから5年サイクルのボトムに達しようとして動いていることはほぼ間違いない。図に示したように、ドル円の5年サイクルは、1990年9月・1995年1月・2000年1月・2005年1月と底値を刻んでおり、次は2010年1月過ぎの勘定だ。実際は黄金比の週数・日数などで計算するため人によって違うが、若林氏は、2月14日、小龍氏は2月4日(あるいは3月)が底と言っているようだが、だいたいそんなところだろう。なお、その時の底値は、16年サイクルボトムである2011年7月頃(1995年4月から16年3ヶ月)に想定される底値更新(おそらく1995年時の史上最低値の79.75円を大幅に下回る)よりは上ということで80円ぎりぎりということでいいだろう。ただ、市場に大量に出回っているとされるノックイン債には80円のオプションとなっているものもあるだろうから、80円を割ろうとする動きも出てくるだろう。また80円付近では間違いなく介入の動きもあるだろう。このあたりは微妙である。近づいたらまた考えたい。
 
先週末の下げで、この調整が円高・ドル高系の正統的リスク回避モードであることはほぼ間違いないことになったから、この後、強い円高・ドル高となり、NY株をはじめ世界の株、金を含む商品も一度は大きく売られることになるだろう。そして、2月の底から先は、サイクルにより、ドル円が大きく戻るはずで、それは、ドル売り・円安のチキンレースの復活を意味している。おそらく、ドバイの件やそれに関わる諸問題の解決にメドがついてまた経済復活のネタが出てくるのだと思う。なお、基底にあるドル安は強いものがあるので、金価格は、このドル円サイクルの底である2月よりも相当早く上昇に転じると考えている。金と為替の非連動もこのところ見えてきた特徴である。
 
5年サイクルボトム終了後、また月単位の上昇に戻り、ドル円も90円あるいはそれ以上まで戻ることとなり株・商品も再度上昇するが、すでに世界経済は壊れかけているはずで、当然、さらにその後すぐにまた為替・株価・商品の崩落が予測される。そのときの金の動きなどは関心が持たれるが、それはまた考えたい。金については、数年以内にとんでもない価格になる時期があると確信している。前に書いた通り、数年に渡り、ドル安とドル高が交互にやってきつつ、だんだんとドルが減価していくプロセスと考えたい。
 
以上は中長期のことになるが、現在の86円から、底である80円レベルまでの6円差をここから2ヶ月余程度でやるわけなので、短期で見れば平均した下降率はスローペースである。つまり、かなり上下が大きいことが予測される。来週あたりはテクニカル的な反発もあり、ドル円も上げるかもしれない。あるいはもう少しこのあたりで揉むことも考えられる。商品や株も同様である。しかし遠からずファンダメンタルの新しい下げ材料(ドバイがらみ?)が噴出してきて、大幅な下げになるだろう。金も来週はいったんは最高値を更新することはあるかもしれないが、いままでの調整を見ていると今後すぐに150ドル程度の調整下げがあると考える方が自然である。フィボナッチの計算で、700ドル台からのこの一連の上昇の38.2パーセントダウンである995ドルあたりの可能性はあると考えている。今回は通貨不信もあるので1000ドルを割るまでは下がらないかもしれないが、ドバイ問題の拡大によっては、1000ドルぎりぎりの下げはあるかもしれないので、レバレッジには注意したい。しかし、金や銀の場合、戻りも大きく、その動きは速いと思うので、うまく売り買いすれば利幅は大きいだろう。
 
ということで、来週からは、戻りを待ってのドル円・クロス円売りのトレードとしたい。ドル円はまず87円でのショート、さらに88円があれば大量ショートだろう。ドルストレートも戻り売りでいいと思うが、戻しの動きも激しくなりそうなので、これもレバレッジには注意したい。金・銀は当初の計画通り、金ロング少々と銀ショートで、上にいけばショートを加えていき、下にいけばロングを加えるという形で攻めてみたい。基本的には、すでに何度か書いた予想と同じである。
 
いずれにせよ、「ドバイ」が始まったということは、今後、最初のLEAP/E2020リストにある「ラトビア」「アイルランド」「アルゼンチン」などが火を噴く可能性もある。もしかしたら「英国」などという声も聞こえてくるかもしれない。いよいよ危機の第二幕が開いたという認識でいいと思う。ここから数年間、人類がいままで経験したことのない未曾有の経済大混乱が眼前に現出すると考えている。その混乱の大きさは、いつも掲げているアメリカのマネタリーベースの供給グラフを見ればあきらかだ。あの膨大なお金の量に比例する大きさの経済の大崩壊がまさに2009年11月27日から始まったと見なされるのである。



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今回のドル安の頂点は自分としてはきわめてむずかしかった。ドル安のチキンレースが崩れて調整に入り、その後月単位でまた戻すという見込みでたぶん問題なかったのだが、まさに頂点に達したところで、調整はないのでは?と邪念が生じたのは残念だった。ブログで毎日自分のポジションを公開して、また一日に多くの人に見ていただいて、また予測を書くというルーチンは相当のプレッシャーである。とくに今回のように想定と逆ポジションになったときはきびしいものがある。そのへんのメンタルの部分もさらにがんばっていきたい。
 
上は心理的側面であるが、やはり今回の相場、逆説的になるが、おそらく為替だけをやっていたら、完全に読み切ることができたと思うが、自分で銀のショートを持って踏んだのがいけなかった。金・銀の天井付近の猛烈な値動きは為替以上のものがある。やはりまだ商品相場についての知識・技量は経験不足が大きいことがわかった。このあたり、さらに研究し、またこちらのコメント欄で書いてくださる先輩方のご教示もいただきながら、よりよいトレードができるようにがんばっていきたい。為替がメインながら他のものも目配りするといろいろおもしろいと考えている。(単一に専念した方が儲けは多いかもしれないが。)
 
このブログは、自分のトレードに資するために心覚えとしてはじめたものであるが、最近は、コメント欄にたいへんに充実した意見を多く書いていただけるようにもなり、それを見るためか一日に複数回アクセスされる方も多いようだ。複数回アクセスはPV(ページビュー)数をユニークIP(IPアドレスから見たネット端末)数で割ることにより求められるが、あきらかに最近急激にPV/IPが増加している。うれしい傾向である。為替トレードに、ファンダメンタル・テクニカルを問わず自由な意見が述べられる開かれた場所は意外に少ない。そういう意見交換の場ともなれれば望外の幸いである。

この件についてはこのぐらいとして、次のエントリーでは来週からの予測にしましょう。笑 明日書きます。




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先週末のドル安のあまりの勢いとそれによるドル円降下でちょっと判断を誤ったようだ。ドル円降下のタイミングとポジションの持ち方としてはそれほど悪くなかったが、銀のショートだけは捨てるべきでなかったと反省している。残念だ。
 
それはともかく、どうやら通常の円高・ドル高の範囲の動きと考えてよさそうな感じだ。どの程度の調整になるかわからないが、しばらくは円高ムードだろう。ただ、ドル高は今までのようには単純には進まないだろう。ドル不安の底流があるのであり、どこかでドル安の動きが出てくるだろう。したがって、金がおそらく一番最初に戻して来るはずだ。そのあたりの動きが今後の展開の焦点となるだろう。とりあえず、ここからしばらくはドル円戻り売りに徹したい。それが一番簡単なようだ。



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ロンドンのごく早い様子が見えてきたが、通常の円高・ドル高のペースで進んでいるようだ。ドル円と豪ドル円のショートを軽く維持している。金も軽くロングだ。おそらく金は下がるが1130ドル程度までの下げではないかと思う。どこで反転するかわからないので、ロングを入れておく。
 
金以外の、ドル円・クロス円のロングはここは危険だと考えている。上を目指すと考えるなら、戻りをノーポジで待つほうがいいだろう。


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さすがに朝の84円台の一騒動が終わり、やや落ち着いている。円高に伴う通例の動きによって、今はドル高傾向になっているようだ。このあとのロンドンとNYでの、金価格の動きに注目される。基調の通貨安によって金価格が底堅く動くか、あるいは円高・ドル高という通常の動きになっていって金もある程度下落するかが焦点だ。今のところは、あっても、下落幅は小さいという想定で考えている。
 
このドル円下降が5年サイクルボトムに対応するとすると、まだしばらく、おそらく最低ひと月、長くてふた月は80円前後めがけて下降するだろう。逆にその間には揺り戻しもある。慎重にトレードしていきたい。


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先の記事を書いて86.30あたりでドル円ショートをかなり入れたところで、突然の下げが来た。朝の下げはおそらくNY勢の仕掛けだろう。休み中か、休み明けにも拘わらずご苦労様なことだ。しかし、85円は重要な節目だ。前回書いたように、これで円インデクスは間違いなくP&Fで上方ブレークしたはず。ここからはドル円のサポートも少ない。おそらくそんなに遠くないうちに83円あたりまではいくと考える。しかし、介入の噂が出るゾーンでもあるので、そこは慎重にショート構築をすすめていきたい。ポジションは節目節目で利食いしておくのが肝要だ。介入でもあれば即座に数円単位で逆行することは常識である。



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