FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



週足を見ると、この1年くらい、金と円インデクスはわりとよく似た動きをしている。昔はユーロドルと金が似ていたのだが、最近はちょっと違う。これは実はわりと簡単に説明が可能だ。

金は平時にはドル建てで、特に色がついていないので、ドルのほぼ逆に動く。ユーロドルも同じでドルの逆だ。ということで、ユーロドルと金は同じ動きとなる。

ところが今は平時ではない。ドルやユーロやポンドが安さを競っている感じ。ということで、相対的に円や金はいわば他の通貨の局外にいる通貨というようなものになり、それらが取り残されて高くなるということだ。だから、金のドル建て価格と、円インデクスが似た動きとなるわけだ。おかげで、円建ての金価格(東京金)はほとんど変わらないか、むしろ安めである(円が金よりも強いということになる)。

ということで、来月からドル円の本格的な下降=円インデクス上昇と見るが、金もいよいよ1100ドルに向けての動きとなると考えている。つまり、やはり、さらなるドル安となる可能性が高いとも言える。





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特にこれといった事情もないが、今日はドル安が強い。
ブルームバーグのサイトには、豪ドルドルがパリティを目指すという記事も出ているようだ。

(引用)

9月30日(ブルームバーグ):スタンダード・バンクは、オーストラリア・ドルが米ドルに対しパリティー(等価)の方向へと上昇する可能性があるとの見方を示した。
同行の為替調査責任者、スティーブン・バロウ氏(ロンドン在勤)は30日のリポートで、「間違いなく1豪ドル=0.95米ドルを達成する。パリティーという魅力的な目標が視野に入れば、トレーダーや投資家はそれに挑戦したくなるかもしれない」と指摘した。

(引用終わり)

このところのオセアニア通貨の強さを見るとそれも頷けるかもしれない。ドル安、そして資源への指向と、オセアニア通貨の魅力は以前にも増して強いものがある。株式が大崩壊を起こすまでは、コアラドルやキウイドルの上昇は続くのかもしれない。



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昨日の見込みと変わっていない。
 
1 ドルはしばらく高めで推移。ユーロドル、そして豪ドルもやや軟調。ただし、来月からはドル安基調に戻る。
2 ドル円は上昇の方向。ただし、来月からは再下降。
3 ポンドはやや反発。ただし、基本は下降。
4 株・商品は軟調。ただし、来月からは株上昇、金上昇。原油等はそれほど伸びず。
 
ちなみに、株・通貨・金のメリマンの重要変化日は10月7日~9日である。また、新月は4日。このところ、メリマンはひじょうによく当たっており、5日(月)から9日(金)頃の間に転換があると見るのが自然である。


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さて、ちょっと前に有望ペアとしてご紹介したボンド豪ドル(GBPAUD)のショートの件である。その時には歴史的最低値更新として1.8726の値であったが、今日現在は、1.8157であり、すでに500pips以上も下回っている。その後少ししてショートポジションをとったのでたいした量ではないがうまく益が出ているペアである。
 
今後も、オーストラリアやニュージーランドは年末までに利上げというような景気のいい話も出ているようであり(実際に可能かどうかについては疑問を持っているが)、反面、英国はさらなる利下げということも言われており、オセアニア対英国では、どう見ても通貨の動きは相反している。ということで、ポンド豪ドルのショートは少なくとも年内は今後も有望なペアであり続けると考えている。スワップが一日に100円近く付くのもありがたい。英国では、かつての円安時代の日本のような感覚で、スワップねらいで、豪ドルの買いトレードがなされているということであり、その点でも期待できる。本格的な円高になると、豪ドルが大きく下降するので、いつまでも持っていられるペアではないが、それさえ押さえておけば、当面の安全パイと考えていいと思う。



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やや踊り場的相場になっている。ドルストレートはさらにドル高になりそうな感じだが、ユーロドルと豪ドルとで格差がついている。やや不透明な先行きだ。
 
ドル円は今度こそ上昇と考えているが、まだもう一押しはあっていいタイミングと見える。短期押し目買いとして、また88円台に入るのをねらっていきたい。利食いのリミットは91円ジャストくらいでよしとする。91円より上は、追撃の買いではなく、戻り売りで売り上がるくらいでいいのではないか。



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さすがにポンドが反発してきた。ポンドドルで1.58は当面のサポートになっている模様だ。もちろん、これはテクニカル的反発であると思うが、今まで、ドル円の下げとポンドの下げが平行してきたことは昨日述べたが、こうなると、ドル円も平行したテクニカル的な反発で月曜の88.2あたりを底にいったん戻す可能性が高くなってきたと思う。87割れを試すことはもうすこし先の日程になりそうである。

ここから一直線の上げにはならないだろうが、10月上旬(4日が満月)を目標に、ドル円、ポンド円、ポンドドルの軽い反発というシナリオは充分にあるのではないか。もちろん、その後に本来のトレンドの下降になるのではあるが。

ちなみに、トリシェECB(欧州中銀)総裁が、さきほど、「米当局は”強いドルは米国の国益だ”と述べている」とコメントしたようだ。これは9月24日にガイトナー米財務長官が述べた「強いドルは米国にとって非常に重要」発言を指したものだ。以前に聞いたことがあるが「強いドルは米国の国益」と米国政府関係者が述べた場合は、「ドルを買い支えよ」という指令であるという噂がある。笑 
 
今回もそうなら、ここはドル買いだ。ご参考までに。


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さて、ドル円だが、やはり88円前後でいったん折り返して上に行き、そこから再度80円前後を狙う形になるという見方である。
 
チャートは、日足であるが、ご覧のように、上下のトレンドラインに挟まれたレンジの動きで下降している(例外は、雇用統計の日の上にちょっと飛び出た部分)。したがって、当面88円前後を底で折り返して、二週間ほどで93.5あたりに届き、そこから再下降すると見ている。その先はリバウンドがあっても90円以下となり、数ヶ月は80円台での動きになると予測している。

ドル円のP&Fでもいちおう88円あたりがいったんの目標値となっており、オーバーシュートがあっても87円ミッド程度ではないか。

以上が現時点でのドル円の予測である。


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さて、円高継続の相場となった。他の通貨の様子もだいたい見えてきたようである。今の時点での感想。

1 ドル円は87円にわずかにつっこんだあたりで反発して二週間程度で94円程度まで戻すのではないか。その後は年末にかけて80円ギリギリを目指すだろう。

2 ユーロドルは、中期的な天井をつけたので、ここからやや下げるだろう。ただ、来月からは再度ドル安になり、年末にユーロドル1.5を目指す。豪ドルドルについては、まだ不明。

3 ポンドは下げ基調がずっと続く。ただ、現在のところはサポート到達している模様(たとえばポンド円140円)もあり、いったんは上昇する可能性が高いので、つっこみ売りは危険。

4 商品・株は二週間程度調整し、その後、株は上昇、商品はものによって差が出てくる。金は上昇、原油は下降ではないか。


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ドル円の短期の動向が極めて読みにくい。ドルと円のインデクスの割り算から見ても、そろそろ行きすぎ領域と見られるが、なにしろ昨日のエントリーのように、雰囲気は明らかに下をめざしている。(画像はドルインデクス÷円インデクスのP&Fである。保ち合いから下にブレークしているが、かなり下に垂れてきている。が、ここで必ず止まるという形とは言えない。もう少し先もありうるだろう。)ここは決着が着くまではムリしないで様子見に徹するほうがよさそうだ。ただ、ずるずると80円コースがある可能性もあるのが悩ましい。とにかく戻り売りを主体としていけばそんなに失敗することはなかろう。
 
原油がP&Fで下落シグナルが出ており、ポンドも下方への志向が強いことから、資源系商品はしばらく軟調になることは間違いない。ヘッジファンドが11月決算のところが多いとのことであり、10月前半までは下げでの利益を図ってくる可能性がある。株についても同様だ。商品・株の軟調相場はしばらく継続すると見ている。こちらも、ドル安が復帰してくるまでは、しばらく様子見していくのが賢明だ。金についてもまだもう少し下はあるのではないか。P&Fチャートからは最低限965ドルという値を想定できる(底のトレンドライン)。CFDでのロングホールドの場合は、レバレッジには注意したい。
 
来週初めはまずはドル円の出方を確かめていきたい。88円を割り、87円を目指す方向に行けばショートしていくしかない。



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私がスイング用の予測の主力としているのが、通貨のインデクス分析である。これはストックチャートのサイトにあるもので、ドルインデクスと同様に、主要通貨のペアの動きから、重要ペアに加重をしつつ、各通貨の相対的な強さを数値化したものである。私は、それをP&Fチャートにして見ている。これはかなり明確に各通貨の特性が出るので、それほど大きく見方を誤ることはない。たとえば、次の画像は、ユーロインデクスとポンドインデクスの日足チャートである。

(ユーロインデクス)

(ポンドインデクス)

このように明らかにその姿は異なっている。ユーロは、三角保ち合いが上方にブレークしてまだ伸びている。P&Fの計算値ではまだ上方への余裕はあると見える。それに対してポンドは上方にブレークしたが途中で停滞しており、今は逆に下方へダブルトップの形になっていて今にも下方ブレークしそうである(まだ未定。ちなみにチャート中の赤い数字は月末の区切り。)いずれにせよ、ユーロの上方への志向と、ポンドの停滞感は明白であり、ここで少なくともポンドのロングはスイングでは不可能である。

他にも、ユーロは2001年から基本上昇トレンドであるとか、ポンドも上昇していたが2008年から下降トレンドに変わったとか、大局がひじょうに明確にパターンとして見えるのがこの分析の特徴だ。これを見る限り、長期ではユーロは買い、ポンドは売りで、数年単位のトレードで負けることはないだろう。

これらは生のペアからも読み取れなくはないが、これほど明確には出てこない。特にP&Fにしたときに、インデクス分析はひじょうに効果があると考えている。ストックチャートのサイトは通常の利用にはまったく無料である。すべてのインデクスへのリンクはここのブックマークにおいてあるので興味ある方はぜひご覧いただきたい。なお、有料会員になるとさらに長いスパンのデータを見たり、分足を見たりできるので、自分はエクストラ会員となっている。




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