先週のGSR上昇の地合を引き継いで、リスクオフの動きになっている。GSRは55付近だが、56を超えるとさらに大幅な上昇となり、ドル高の勢いが加速しそうだ。ただ、まだ完全にブレークしたとまでは言えないので、もう少し様子を見たい。ただ、最大限の注意が必要な局面になっているのは間違いないだろう。TEDスプレッドもじわじわと上昇しており、為替・債券とも黄色から赤色信号が点いている。
反面、米国株価は比較的安定しておりダウゴールドレシオは落ち着いている。米国はCP発行残高も改善しており、マネーストック(マネーサプライ)の実質的伸びもあり、米国の景気自体は最悪から脱しつつあるようにも見える。ただ、欧州の危機が悪化すれば、米国銀行の問題の発生の可能性もある。また、例の債務上限関係のトラブルは一時的な円高を引き起こす可能性もある。ドル円の動きについてはこれらの点からも複眼的に注目していきたい。
| Trackback ( )
|