急な円安が来て為替の世界の住人もとまどっており、予測はいろいろのようである。ここは当然のことながら、私的偏見によって予測してみる。
1 ドル円
これは中期転換したと見る。理由は不明ながら、やはり日本円への信頼感の喪失と考える。しばらくは円の積極的買いが控えられるので円安となる。94円レベルの押し目はあるものの基本はドル円100円を春先につけるまでは進むと考える。再度、下落してくるのは2009年後半になるだろう。時期は、米国の景気次第だ。
2 ユーロドル
どんどんと底堅くなっている。インデクスのRSIからも1.27が当面の底と見てよいと思う。1.5あたりを目指して徐々に上昇してゆくのではないか。今一番期待しているのが実はユーロドルである。中期ポジションも増やしているが、押し目があればさらに増やしてゆきたい。欧州と米国の比較となると、やはりアメリカに一段の弱みがあると考える。
3 金
円と同じように、何かの理由がついていったん安くなる時期はまだあるだろう。しかし、金現物は、為替よりもいっそうバイ&ホールドの性格が強いので下がりにくい。いずれにせよ2009年のうちに700ドルを割ることは考えにくい。もちろん、800ドル近辺があれば、絶対の買いである。2010年以降に来るアメリカの最悪期には2000ドル以上の価格が期待できると思うので、当面のことはあまり気にしていない。
以上であるが、金が一番確実に予測できていると思う。次がドル円、最後がユーロドルという順番である。
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