FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



以前のエントリーに書いたように、未来予言の一つのジョン・タイターの予言に2015年に第三次世界大戦の核戦争が起きるというものがある。それはどうかわからないが、最近他のブログで知った核兵器による被害のシミュレーションがあるので紹介しよう。
 
このオーストラリア在住の技術者のカルロスさんのサイトに行き、検索で適当な地名(「東京都」「名古屋市」など適宜地元を選択されたい)を選び、グーグルマップでそこを表示させる。そして、下の兵器選択から、例えばファットマン(長崎に落とされた原爆/21キロトン)を選んで、Nuke it.(攻撃)ボタンを押す。

結果は、色で示される。(地図の縮尺は自動的にリサイズされる。画像は、ファットマンを東京都心で爆発させたものである。)

外側から

1 第一度火傷(身体の一部が赤くなる)の地域
2 第二度火傷(身体の一部がただれたり、腫れ上がる)の地域
3 第三度火傷(身体の一部が炭化したり壊死する)の地域
4 それ以上の被害の地域

となる。
 
兵器としては、最大の水爆(50メガトン)まである。一番下には、小惑星衝突(映画ディープインパクトで有名になった)もある。それぞれが大変な被害だが、長崎型や広島型(リトルボーイ)でも相当な威力である。ちなみに、北朝鮮もこの程度のものは持っていると推定されている。ご覧いただきたい。

折から、こんな講演もあったようである。

「農場を買って恋人と働こう」、戦争を警戒-著名投資家ファーバー氏「「爆弾さえ落ちないようなアジアの辺境に農場を買おう」


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大手マスコミを中心に地球温暖化を防ぐため二酸化炭素排出を規制しようとか、果ては、排出権をデリバティブ取引しようとかのキャンペーンが繰り広げられている。しかし、二酸化炭素による地球温暖化については、疑問が多いのも事実だ。ひとつは温暖化という事実そのものであり、もうひとつは二酸化炭素原因説だ。

この1月に、エネルギー・資源学会から刊行された会誌『エネルギー・資源』の1月号(地球温暖化:その科学的真実を問う)では、この問題について、客観的立場からの討論記事を載せており極めて有益だ。この会誌では、この問題について様々な立場からの論者を登場させているが、赤祖父俊一氏の「温暖化が止まった」や、伊藤公紀氏の温度変化の様々なパラメータの指摘、スパコンの地球シミュレータの権威である草野完也氏のシミュレーションの限界説など、それぞれの分野の権威による疑問の指摘は大きいものがある。
 
この月報について大手マスコミは全く報じていないが、エネルギー・資源学会は日本におけるこの方面の最大の学会であり、この学会誌から、二酸化炭素温暖化説への疑問が呈されたことは極めて重大な問題である。
 
そもそもこの二酸化炭素による地球温暖化というテーマは、かぎりある資源を大切にという形で昔から繰り返し行われているキャンペーンのひとつであり、1970年代にあった石油が枯渇するという運動や、ゼロ成長を目指すという形で存在したローマクラブの活動(『成長の限界』(1972年)という有名な本があった。一応名著とされているが。)の変奏曲のように感じる。ともかくも、二酸化炭素地球温暖化説に疑問を感じている多くの方に、上のサイトの月報を読んでいただきたいと思う。


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円安と金安が同時並行的に起こっている。あきらかに関係があるだろう。いずれも今まで安全資産と見なされて買い上げられてきたものだ。円については、日本のGDPの低下によってその安全資産性に疑いが持たれたための円安かと思われてきたが、金についてはその問題はない。
 
とするなら、リスク回避からリスク選好へといういつものパターンである可能性も高い。ついでに債券も売られているのも、それを裏付けるかもしれない。
 
ということで、オバマの金融政策について、ネット世論では非難が多いが、現実の市場では意外に評価が高く、今後しばらくの株価上昇・景気安定という可能性も出てきたように思う。LEAP/E2020の言うところの、危機のデキャンティング段階(熟成段階)ということになろうか。
 
もちろん、その中での上げ下げはあるだろう。特に3月6日あたりのメリマンの重要変化日は、多くのサイクル論者が日柄としてあげる日であり、大きな変化が予想されるので注意したい。



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急な円安が来て為替の世界の住人もとまどっており、予測はいろいろのようである。ここは当然のことながら、私的偏見によって予測してみる。

1 ドル円

これは中期転換したと見る。理由は不明ながら、やはり日本円への信頼感の喪失と考える。しばらくは円の積極的買いが控えられるので円安となる。94円レベルの押し目はあるものの基本はドル円100円を春先につけるまでは進むと考える。再度、下落してくるのは2009年後半になるだろう。時期は、米国の景気次第だ。

2 ユーロドル

どんどんと底堅くなっている。インデクスのRSIからも1.27が当面の底と見てよいと思う。1.5あたりを目指して徐々に上昇してゆくのではないか。今一番期待しているのが実はユーロドルである。中期ポジションも増やしているが、押し目があればさらに増やしてゆきたい。欧州と米国の比較となると、やはりアメリカに一段の弱みがあると考える。

3 金

円と同じように、何かの理由がついていったん安くなる時期はまだあるだろう。しかし、金現物は、為替よりもいっそうバイ&ホールドの性格が強いので下がりにくい。いずれにせよ2009年のうちに700ドルを割ることは考えにくい。もちろん、800ドル近辺があれば、絶対の買いである。2010年以降に来るアメリカの最悪期には2000ドル以上の価格が期待できると思うので、当面のことはあまり気にしていない。

以上であるが、金が一番確実に予測できていると思う。次がドル円、最後がユーロドルという順番である。

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円の位置に変化が生じたのは明らかだ。前に書いたディスロケーションの一環だろう。全体にちぐはぐな動きになっている。NY株も上昇するなど異常だ。しかし、今後も株価の上昇もあり得る。
 
とにかくここはトレンドについて行くのが得策である。従来の常識は捨てるべきだ。それがディスロケーションの相場での対応の仕方だと思っている。

ただ、ドル円のRSIは70付近をうろうろしているので、早晩大きく落ちると思う。時期は明言できないが、そんなに遠くないだろう。そこはロングの好機になると考えている。特に今後はドル安になるので、クロス円のロングがよいだろう。ユーロ円ロングでゆくつもりである。



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先のエントリーのように、インデクスのRSIが70で跳ね返されたが、またバウンドして、今日は、再度RSIの70越えに挑んでいる。ここ数年にない動きであり、きわめて上昇力が強い(すなわち円が弱い)。
 
もしここでRSIが70を超えるようなことがあると、ドル円も96円以上を目指すことになるので注意したい。現状ではまだそこまでは見ていないが。


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先週は思わぬ円安になったが、この月曜日からのドル円を占ってみる。
 
このところ正確に相場の動向を反映しているインデクスドル円の日足を見てみよう。
  
画像はすこし長めにスパンをとってみたものであるが、上段のRSIに注目されたい。
定石どおり70を越えると反転下降し、30を下回ると反転上昇するという形となっているが、特に上の70のリミットがかなり厳密であることが面白い。生のドル円のRSIはこれほどではなく、もっとランダムな分布を示す。やはり、一度インデクスにしてから演算しているために、よりテクニカルに忠実な動きをすると考えられる。
 
先週のうちにインデクスドル円はRSIで70をつけて反転のかまえである。このことからすると、来週はドル円が下がる順番であり、円高傾向を示すものと思われる。期間は分からないが、少なくとも3月上旬までは円高となるだろう。メリマンのサイクルでは3月6日が重要変化日なので、そのあたりをひとつのメドとしておきたい。また、週足レベルではまだ上昇の余地を残しているのであり、3月以後、また円安に大きく振れて行くものと考えている。

なお、月曜から、他の通貨に対してのドルも、むしろ徐々にドル安になると思われるので、クロス円はドル円が下げてもあまり大きくは下げないと思う。これはもう少し様子を見たい。



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前から米国ではアメロ(AMERO)という名称の新しい通貨が計画されているという噂がある。これはあくまで噂であり、特に、陰謀論と結びついたやや怪しいサイトを中心に流れていたものである。アメリカ・カナダ・メキシコを統一して北米連邦を作り、アメロという共通通貨を作るというものである。

ところが先月末のウォールストリートジャーナルの系列の有名なサイトのマーケット・ウォッチの一般記事として、「北米共通通貨の実現性」という記事が掲載された

著者は、「新世界秩序(New World Order)」の実現をAMEROによって可能にし、現在の危機を救うことができると説いている。もともと北米連邦の構想はその「新世界秩序」を計画していると言われるロックフェラー財閥系のシンクタンクであるCFR(外交問題評議会)の発想になるものであり、そういう意味でこの記事は正統的なものだ。なお、CFRのサイトに、北米連邦構想の論文がある(PDF)。

だが、AMEROの計画がたとえ一部でもアメリカのメインストリームのマスコミの記事になったことはいまだかつてなかったことであり、この記事はひとつの観測気球と見ることができるだろう。また、噂通り、アメロ計画は、「新世界秩序」の一環として計画されていることを堂々と認めていることも注目すべきである。

AMERO紙幣の画像は既報通りガセネタであったが、AMEROの構想自体は、現在も生きていることを知ることができる。実現するかどうかはまだわからないが、ひとつの可能性として頭の隅に入れておきたい。




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ディスロケーション(dislocation)という英単語がある。これはLEAP/E2020が2009年度四半期以降の世界の地政学的状況を描写するのに使った言葉であるが、為替の世界は、すでに2009円の始めにディスロケーションに入った模様である。
 
ディスロケーションとは、「転位」「変位」「混乱」と訳すことが多いが、身体で言えば「脱臼」となるし、地理で言えば「断層」である。つまり、本来の位置が乱されてちぐはぐになった状態を言う言葉だ。従来の為替の世界は、よかれあしかれ米ドルが中心となり、その周りを惑星としての、ユーロ、円、ポンドなどのハードカレンシー(国際決済通貨)が回るという形で動いていた。しかし、米国や英国や欧州、そして次いで日本の経済がおかしくなってきたことが誰の目にも明らかになったこの2009年初頭において、いよいよ従来の為替の秩序がディスロケーションの状態になってきたように思う。
 
従来のファンダメンタルの動向では理解できない動きが次々と起きている。ユーロポンドの乱高下、スイスフランと円との乖離、ユーロと金の乖離、そして、現在の円安もある意味そうである。今後も、為替相場は、ディスロケーションを起こしながら、従来では考えられない動き(突然の暴落、暴騰)をしつつ、2009年夏の英国債、米国債連続デフォルト、そして追って進行する米ドル基軸通貨体制の崩壊にまで進んでゆくものと考える。
 
よほどきちんと対応していかないと、FXに携わるものは、全証拠金を失いかねない状況であることは肝に銘じておく必要がある。とにかく慎重の上にも慎重、しかし、大胆に行動してゆくことが望まれる。2009年夏まで残された時間は決して多くはない。日々が決断の時である。






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米国Yahooの報道によると、米国の1月の卸売り物価が、ここ6ヶ月で最大の上昇の0.8パーセントを示したことがわかった。これはまったく予想外の動きで経済アナリストも意外とのことだ。
 
理由は、主にガソリンなどのエネルギー関係の値上がりだ。
 
この卸売り物価の上昇にも拘わらずエコノミストはインフレの心配はないと言っていると、Yahooは伝えている。
 
しかし、それはどうだろうか?インフレの芽生えであると考えるのが妥当ではないか。いろいろと流れが変わってきているのを感じる。





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