FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



こちらの画像は同じくCRB指数とポンドインデクスの日足である。50日線のカーブの具合や上下の日柄がちゃんと連動している。若干ポンドインデクスの方が遅れる部分もあるようだ。となると、やはり、商品上げ下げがトリガーになってポンドが上げ下げしているような気がする。
 
ポンドのトレードにはこの事を知っていると知らないとでは大きな差がある。私の知る限りこのことに触れたサイトも本もないと思う。もし自分の発見ならば、為替を始めて数年の中で最大の発見だ。ま、プライオリティのことはともかく、これを利用して儲けてみたいものである。^^

ポンドが月曜から上げるか下げるか予測せよと言われてもむずかしい。が、商品が上がるか下がるかなら比較的予測しやすい。これは常にそうだろう。ということで、たぶん、これからはポンドに取り組みやすくなる。あとは、ドルやユーロや円との関係を計ればいいのだが、それはまたそれぞれの手法もある。とても楽しみになってきた。



コメント ( 7 ) | Trackback ( )




為替を始めて以来どうしてもわからなかったことの一つにポンドの値動きのトリガーの問題がある。ドルは基軸通貨で、アメリカの経済と深い関係がある。ユーロはその正反対に動く。円は基本、ドルにペッグして動くが、円キャリーで円安となり、リスク回避で円高となる。このように、ドル、ユーロ、円の動きは基本的には説明できる。が、ポンドはなんとも不思議な動きで不可解な通貨である。若林栄四氏も「英ポンド、南ア・ランドの2通貨については、どういう状況でレートが動くのか、リスクの所在がどこにあるのかなど、いまひとつ見えにくい」(『黄金の投資戦略』216ペ)と書いているが同感だった。
 
ところが最近、ポンドインデクスのチャートをいろいろと他のチャートと比較していてひとつ重大な事実に気がついた。画像は上段がCRB商品指数、下段がポンドインデクスの週足のチャートであるが、ほとんど相似形であるのに驚かれるだろう。全体の形だけでなく、200週線と50週線のクロスの具合やカーブ、そして微妙な日柄による上下までが合致している。CRB商品指数は国際商品の総合的指数であり、もっとも信頼できるコモディティの価格指標だ。つまり、ここ数年で見ると

  「ポンドの値動きは、商品の価格と連動している」

のである。GDPの数倍の負債を抱え、国債の未消化に苦しんでいる英国ポンドがなぜ今ここで買われるのか不思議で仕方なかったが、商品と連動しているなら、当然である。いままさに商品が買われているからだ。
 
その理由はまだ少しわからない点がある。ポンドが上昇すると商品が買われるという因果関係はたぶんないだろうから、その逆で、商品が上昇するとポンドが買われやすいのだと思うが、真の原因はまだ不明である。

だが、推測するなら、古く英国が基軸通貨国であったときに、東インド会社を始め世界の商品交易を一途に独占していたのが英国である。今でも、東インド会社の流れをひく商社のジャーディンマセソンなどは大きなグループ企業で隆盛を誇っている(ここはロスチャイルド系とされる)。表に出ないものも多いことだろうから、商品が高騰すると、英国系企業が儲かる図式がたぶん今でもあるのではないか。それがポンドの高騰に繋がっていると推測している。

もうひとつの可能性としては、商品が高騰するときは、高金利通貨への投資が盛んになるという仮説であるが、今のポンドはさほどの金利的魅力はない。そちらは二番目の仮説としておきたい。
 
以上の推測が正しいとすると、今後のポンドの価格予測も可能になる。商品価格は当面ドル安と景気回復期待によって上昇することは間違いない。株高もそれを後押しするだろう。次の商品の下落は、米国の経済の再悪化が予測される今年の年末以降になるはずだ。ということで、ポンドも当面は上昇することになり、年内、ポンドドル1.7以上、ポンド円170円以上も射程に入ってきたとまずは予測しておく。

今までどうしてもポンド取引は自信がなくて避け気味にしていたが、今後は以上の見通しを実証するため、CRB指数を見ながら、ポンドのスイングトレードに挑戦してみたいものである。


コメント ( 4 ) | Trackback ( )




来週はちょっと不安定かもしれない。さすがにGMの破綻がいろいろと影響を及ぼすからだ。しかし、為替的には、ドル安・円安の基調は崩れないと考えている。一時的に円高になることはあっても、ドル円下降が中心で、クロス円の崩れは小さいものと考えている(ドル安により)。

よって、来週もクロス円を様子を見ながら押し目買いというパターンで行けるのではないか。ドルストレートの押し目買いもOKだと思う。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )




いろいろな相場をP&Fで見ているが、今回ほど各市場が同期していっせいにブレークした例は私の短い経験(3年)では存在しない。

(ブレーク開始)
金(上方)・銀(上方)・プラチナ(上方)・CRB指数(上方)・VIX指数(下方)
米30年国債価格(下方)・ユーロインデクス(上方)・ドルインデクス(下方)

(まもなくブレーク)
ダウ(上方)

これだけの市場がいっせいに動き出したのであるからそれはダイナミックだ。ダウは8600ドルを越えるとブレークし、9500ドル程度まで急激に上昇するはずである。ダウはGM問題のあと少し調整するかもしれないが、その後一気に上昇を開始するはずで、その時は円安となり、クロス円が上昇すると思われる。上昇開始は6月中下旬で、ターゲットはとりあえず8月に、ユーロ円150円、ポンド円170円程度と考えている。6月はクロス円ロングをどこで大きく入れるかがポイントになるだろう。



コメント ( 4 ) | Trackback ( )




金の上昇もすごいが、銀がさらにすさまじい上昇を示している。そのためにGSRが急降下しているわけだ。こちらもテクニカルに忠実な動きであり、P&Fでは当面もうすこしの上昇があることが期待されるし、その後も順調に上昇するだろう。
 
銀の上昇は単純にコモディティの上昇と考えて良い。プラチナも大幅に上昇しているように、工業製品としての性格の強いプラチナ、そして銀の上昇はあきらかに単純な景気回復要素である。
 
こうなると6月から8月にかけてはNY株の急激な上昇、および商品価格の上昇、そして円安が見られることはほぼ確実な情勢となってきた。世界的な規模での金融の全面的緩和、量的緩和政策がここまでの威力があるものとは驚く。ドル円も100円程度までの上昇はあるかもしれない(ドル安があるので難しいかもしれないが。)サブプライム問題に発した危機は終わったという論調も増えてくると思うが、それはとんでもない。LEAP/E2020の述べるように、真の問題点は失業率の高止まりに明確に示されている。
 
山高ければ、谷深し。来年はまた修羅場を見ることになるだろう。


コメント ( 4 ) | Trackback ( )




順調に円安、そして軽いドル安と予想していたら、とんでもないドル安になった。よく考えると金の暴騰を予想していたのだから、大幅なドル安が先に来てもいいわけだ。まあ、為替の予測は難しい。

いずれにせよ、ユーロ円ロングが大半のポジションなのでこれはあまり動かないため放置してある。ユーロドルロングでアルバイトの一日であった。追って来月には円安に動くと楽観している。これまでのところ、ドル安が駆動するドル円の下降はけっして永続性がない。円が買われているわけではないので、ちょっと落ち着くと、たちまち円売りに捕まってしまってもとに戻るという動きを繰り返している。ということで、今回も、ある程度のドル安となって一段落したところで円安が来てドル円がまた戻るという往復運動になることはほぼ間違いないと思う。

さて、金の暴騰はほぼ予想どおり、テクニカルに忠実な動きだ。965ドルを越えるとあとは980まで一気に登ってきた。たぶん来月前半のうちに一旦は1000ドルを見ることになるだろう。ふだんはおとなしい金もこういう時には鋭い動きを見せるものである。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )




画像はスポット金のドル建て日足P&Fである。960ドルまで来ていったんすこし下げたが、また戻している。このまま終値で965ドルを迎えれば、P&Fでの垂直計算を使って今後の大きな伸びが予測できる段階となる。ここまでの上昇と同じ値だけの上昇をするのが通常のパターンであるので、計算するとちょうど1000ドルとなる。

つまりこのあと大きくさげず、965ドルの終値があれば、その後はほぼ一直線に1000ドルを迎えることが想定されるのである。すでに昨日からCFDでのポジションの枚数をやや増やしてあるが、965ドルに到達したらレバレッジを上げてゆく計画である。


コメント ( 4 ) | Trackback ( )




昨日あたりから急激にトレンドが変化して円安となってきた。基本は景気回復期待による円による外貨投資がきっかけと思われる。N証券などの大型の投信設定などによる円売りが大きいようだ。またサイクル的にもそろそろ円安のターンであり、6月の上旬(満月は8日)あたりまでは円安となるのが通常だろう。ドル円で98円程度は想定できる。ドル安もやや弱くなる可能性がある。いったんの調整を経てから、再度大型のドル安、そしてドル円の下降になると見ている。

なお、円安の背景に、北朝鮮情勢があるかもしれないことは要注意だ。ハル・ターナーのサイトによると、今後、中国による北朝鮮への原油供給の一時停止などが想定され、また、米軍による核先制攻撃も視野に入れていろいろな計画が立案されているらしい。また、韓国在留の米軍関係者で重要度の低いもの(家族等)には帰国命令が出ているとも伝えている。ただちに何か起きないにせよ、このような事柄は、為替的には円安を引きおこす材料となりうる。さらに注意してみてゆきたい。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




(mixiよりの転載です。)

最近為替関係のサイトを見ると、「クロスレート」について誤解したものを見るので、メモのため書いておきます。

為替の通貨ペアの分類

1 ドル(基軸通貨)がからむペア  
     ユーロドル・ドル円・ポンドドル など。
2 ドルがからまないペア  
     ユーロポンド・ポンド円・ユーロスイス など。 

1は「ドルストレート」「対ドルレート」ペアなどと言う。
2は、例えば、ユーロポンドだと、ユーロドル×ポンドドルを交差させて(クロス)して得られるレートなので「クロスレート」のペアと言う。

ちなみに、クロスレートの内、片側がユーロだと「クロスユーロ」、片側が「円」だと「クロス円」などと呼ぶときもある。(したがって、「クロスポンド」はあるが(ポンドスイスフランなど)、「クロスドル」という言い方は誤り。)
 
日本では、円が中心なのでクロスレートのペアのうち「クロス円」がよく取引されるため、「クロス」が「円がらみ」と誤解されることもあるが、以上のように「ドルがからまない」(ドルペアのかけ算で算出できる)という意味である。

#もっと正確には、クロスレートは、AとBとの間にCを介在させて考えるレートの意味であってドルとは無関係に定義できるだろうが、普通は介在させるのは基軸通貨ドルなので、上のような理解でほぼ間違いない。また、単に為替の縦横の換算表を「クロスレート」と呼ぶ時もあるが、これは同音の異義語というべきだろう。


コメント ( 3 ) | Trackback ( )




CFD、始めてみると、もの新しく、新しい玩具を与えられた子供状態である。
 
メリット、デメリットはすでにあちこちのサイトに書かれているとおりであって、メリットとしては、限月(商品先物)や信用の期限(株)にとらわれない自由なレンジでの取引、大きなレバレッジがあり、デメリットとしては、税金がすべて総合課税の雑所得になってしまうことがある。(FXにおける「くりっく365」のような取引所すらないので、株や商品先物のような有利な税制は存在しない。)。

これらは、おおよそFXの場合と似たメリット・デメリットであるが、FXとはひとつ大きな違いがある。それはFXは国内でやる限り、例え実際の損益がドル建てでも(例えば、ドル売りでユーロ買い、つまりユーロドルのロングは、損益はドル建てとなる)、リアルタイムで時価のレートで円換算されてしまうため、実際には証拠金も損益も円以外がリストにあがってくることはない。もちろん、業者によっては現受けの形で、ドル建ての利益を現物ドルで受けとることも可能だが、それは特殊な場合だ。FX会社の口座にそのまま為替の形で置いておけば、またレートが動くので損益自体も変わってしまうので意味はない。

それに対して、CMC社のような海外会社では、コモディティやFXや、外国株に関わる損益は当面はドル建てでキャッシュポジションにされ、円にするには、意識的に両替してやる必要がある。これは手間といえば手間であるが、ドルのまま置いておくことによって、損益に応じて、為替レートを見ながら必要な時に両替することで、有利な条件での円換算が可能になるというメリットもある。つまり、損益を一種のドル外貨預金のように考えることが可能なわけだ。損失なら少なく、利益なら多くなるようなタイミングを計ればいい。

だから、例えば、仮に金がオンス1950ドルになって10000ドルの利益が出たとする。その時の為替レートがドル円70円とすると、そのまま両替してしまえば70万円であるが、そのままCMC社の口座にドルでおいておいて、数年後に仮にドル円120円になったら、そこで両替するという方法もあることになる。こうすれば、金の高騰とドルの減価をずらすことによって両方のメリットを享受できるはずだ。税金も損益が発生した時のレートでその時に課税されるのであるから、課税時よりも多くの収益を後で受けとることが理論的には可能である(外貨預金の差益は非課税なので理屈は合う)。

CMC社の損益についての扱いが変更される可能性もあるが、現状のシステムではこうなると思う。(間違っていたらご指摘ください。)
 
ということでCFDの外貨建て損益を使うことで、為替レートによる損失をヘッジできるということになるはずだ。CMC社以外の国内業者の場合は、たぶん、全部自動的に円建てに換算されるのであろう。それも便利かもしれないが、現在のCMC社のようなやり方もいいところがあると思う。

#FXでもoandaのような海外業者なら全部証拠金もドル建てで、同じようにできるのかもしれない。国内から海外FX業者をご利用でご存じの方は教えていただければ幸いである。






コメント ( 5 ) | Trackback ( )



« 前ページ