FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



調整気味の相場が続いているので、レンジを想定してのトレードとなっているが、むずかしい。そろそろ秋の落ち込みの相場になると思いつつもしぶとく米国株価は上昇方向である。やはり、大統領選挙までは大きな下落はないと見ていいのではないか。多くの市場参加者もここで今すぐに相場を動かすことをするだけの必然性はないと思う。ということで、10月も、ドル円、そしてドルストレートとも、下げては上げの繰り返しになると考えている。自分としては、小さいサイズで円売りのトレードをしていくつもりである。




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大きなドル安から反動が出た先週だった。アジア周辺の情勢は為替には大きな影響はないようであり、しばらくは現在のレベルでもみ合いになると思われる。前のエントリーのコメントにも書いたように、米国の現在の景気状況と株価とには乖離があり、秋のうちに株価の大きな調整が入ることは間違いないだろう。その時の為替の動きに乗っていけるように準備しておきたい。
 
中国情勢はひとまずは落ち着き長期戦となるだろう。いろいろな分析がネットには出ている。ひじょうにたくさんのサイトを見てみたが、写真家の西端真矢さんのブログの分析が一番わかりやすく内容も的確なものだと評価している。ぜひご覧いただきたい。結論についても、ひじょうに同感である。領土について譲れない部分は断固として主張しつつ、個人レベルでの交流は深めていくという方向である。そのようにしていくなかで中国の民主化が進むことが、個人にできる国の安全保障への道であろう。


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ついにQE3が発動された。自分の考えではまだまだだと思っていたが、事前の予測では可能性があると見る意見が若干多かったようであるから、その意味では意外性はなかったかもしれない。

相場の動きは、ドル安・株高・貴金属高で反応したのは当然であるが、単純なリスクオンとは言えない面がある。ひとつは、円安になっていないことである。クロス円はともかく、本命のドル円が上げきれていないのはおかしい。もうひとつは、ダウゴールドレシオの下降である。シルバーやプラチナの高騰はリスクオンと評価できるが、金の上昇が強く、株価の上昇をうわまわっているため、ダウゴールドレシオが下降してしまっている。これは、長い目で見た場合、あきらかに景気回復が本格的な方向を向いていないことを意味する。ドル安も思ったほどではなかったかもしれない。
 
サブプライムに始まったこの世界経済の大混乱の間、円と金は比較的連動して動いてきている。したがって、金が高いと円も高く、東京金の上値は限定的であった。今回もそのパターンであるが、金高と円高が連動するパターンは、あきらかにリスクオフの動きである。
 
つまり、今回のQE3を評価すると、当面のリスクオンに乗ってやろうというトレードが当面は強いが、その先のことを信用している人がまだ少ないということであろう。ここからの相場も、急上昇、急降下ということになりそうだ。ドル安からドル高への転換にうまく乗っていきたいと思う。また、今回のQE3がうまくいかない場合、金は急降下の後、じわりと2000ドルを超えていく相場になりそうだ。当面は相変わらずユーロ買い中心で行ってみたい。

今回のQE3は、MBSの無限買い入れにとどまり、国債の買い入れには踏み込んでいない。そういう意味では、今後、QE3.5のような部分的緩和を繰り出してくる可能性も残っている。米国金利動向とあいまって、さきゆきが読みにくいが、強い円安が来るのはまだまだ先のような感じである。


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ブルムバーグのTEDスプレッド表示が出なくなったので代替を探していて、面白いサイトを見つけた。

Wikipediaのような百科事典形式で、項目や株価やコモディティ、通貨などのチャートを見ることができるサイトだ。

その名前はWikinvest

とりあえず上のURLでは通貨の部分を出しておいたが、メニューで、株価・指数・コモディティなどを選ぶといろいろなものが出てくる。通貨ペアは400以上もあるというすごさだ。期間も多様、チャートもアノテーションのタブを押すと大きくなる。

グローバルマーケットのタブで東証を選ぶと、その下に全企業のリストがあり、すべてのチャートが出てくる。同様に全世界の株式市場を対象にできる。

米国在住者なら、ログインして、自分の使っているブローカーと連動させてポートフォリオなどを作る機能もあるようだが、日本では、情報サイトとして利用すればいいだろう。お勧めのサイトである。すでに、有名なところだったら、失礼しました。

で、ここにメジャーペアの通称?が載っていたのでご紹介する。

EUR/USD, also known as the "euro"
GBP/USD, also known as the "cable"
USD/CHF, also known as the "swissie"
USD/JPY, also known as the "ninja"
USD/CAD, also known as the "loonie" or "beaver"
AUD/USD, also known as the "aussie"
GBP/JPY, also known as the "geppy" or "gopher"

自分は、swissie,ninja,loonie,beaver,geppy,gopherなどは知らなかったのであるが、これも有名なのだろうか?^^


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雇用統計が意外な結果に終わり、ドル安に大きく振れたNYだった。欧州は、ドラギ総裁の南欧国債買い入れ表明が効いて、ユーロは上昇。今回は、スーパーマリオの勝利という感じだ。(ドラギ総裁 Mario Draghi)。

これでQE3期待はいやが上にも膨らんで来ることになり、いずれにせよ、ドル売りの動きが強くなるだろう。ただ、円はどうにも予想が付かない。QE3が実施されて、リスクオンの円安か、ドル安に引きずられての円高か、不明な点が多い。円がらみのトレードはしばし様子見としたい。

自分としては、来週からしばらくはユーロの相対的優位がしばらく続くと見て、ユーロ豪ドルロングをじっくりとやってみたいと思う。

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画像はユーロ豪ドルの長期チャートである。1999年のユーロ発足以来の動きであるが、ここしばらくは単調に下落していた。つまりユーロを売って豪ドルを買う(ユーロ豪ドルのショート)と、スワップも付いて、価格もどんどんと上昇するというユーロキャリートレードの流れである。円安の時の豪ドル円と同じことがユーロで実行できていたわけだ。欧州ではこれで儲けた人も多いらしい。

しかし、ここに来て反転の様子も見えてきた。日足や週足では、豪ドルに対してユーロの相対的強さが目に付く。8月上旬のユーロ豪ドル1.16が大底だったかどうか、まだはっきりはしないが、今の1.23はかなり底近くでの動きになっていることは言えるだろう。

リーマンショックに始まったこのユーロ豪ドルの下落がもし反転するならば、それはこの危機になんらかの新しい要素が加わった(=終わりがちかい?)という読みも可能かもしれない。

そういう意味でも、ここからのユーロ豪ドルにはさらに注目していきたい。


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