じわじわとドル円が上がってきた。ユーロや豪ドルでのドル安によるクロス円高に引かれて上昇しているようだが、実は、例の新興国通貨では結構なドル高になってきている。それはランド円の上昇が弱いことからも知れる。底流にあるドル高を見なくてはならない。今の所、資源価格は弱い下げとなっているが(CRB指数は12日あたりから下降に転じている)、もしランド等でのドル高が再度本格化すると、資源安によるリスクオフがまたもや始まる可能性がある。そうなると、ドル円、クロス円も下降に向かうだろう。その発生が遅くなれば、単なるドル高となって、もうすこしドル円も上に戻ると思われる。ということで、ここで見るべきは新興国でのドル高と資源価格の動きだと思う。じっくりと観察したい。
トレードの方は、せっかく119円ハイでかなり作ってあったショートも建値で消滅となって残念だが仕方ない。118円台でそこそこ利食いしてあったのでよしとしよう。残りは、もうすこし様子を見てから、ショートを再構築してみたい。現状は124円台から123円台でのショートを残すのみで様子見している。
なお、ドル円が116円へ下げて以降の、ピーク値を4時間足で観察すると、
121.6
121.12
121
121.10
120.5
120.26
と確実に下げてきている。今の上昇は119.7まで来ているが、上で示した下降チャネルの上限は119.90あたりと思われ、あとわずかの上げではないかと推測している。
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