FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



追加緩和はなし、これはまあ当然だろう。さすがにこの局面ではあり得ない。期待していた人が少なかっただけ、下落も弱かったが、こんなものだろう。

現在、ダブルトップの両脇のドル円のレンジを116円から122円とみているわけだが、通してみると、現在の120.45より上は非常に時間が短い。2014年12月から2015年5月、そして2015年8月から今までを、ずっと横にみていくと、ドル円が120.4以上に滞空している時間は通算の10分の1もないと思われる。一旦上に出ても、すぐに下に戻っていく領域として存在している。

したがって 、現在の流れがそのレンジの中での動きということなら、おそらくこの後はドル円は比較的近いうちに119円台(119.50から120あたり)での動きに戻っていくものと思われる。注目しておきたい。


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今週は米国と日本それぞれのイベントで動く可能性が高く、あまり事前の予想などは意味がなさそうなので、特に書いていないが、とりあえずFOMCは無風。あとは明日の日銀のみだ。通常の常識ではこの121円レベルで追加緩和をする意味はないと思われるが、明日の午前中までは期待感で121円を保つだろう。その後は、日銀次第。
 
いずれにせよ、あまりここで大きく賭ける意味もなさそうなので、まだ様子見である。明日午前にかなり高くなったら、ストップを122あたりで売ってみてもいいと思っている。黒田さんの常識を信じたい。



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ドル円は118円台から121円に逆戻り。ここはドル円の下限の国策による維持派?の方が勝利したということになるだろう。テクニカル的には、前から書いているように124円のダブルトップ以前のドル円は116円から122円までを大きく動きながら1年近くレンジとなっていた。したがって、現状は、その再現だという観点からは不思議ではない。ドル円の価格の相場的な値頃感がちょうどこの120円あたりにあり、ここに来ると、上下への思惑からレンジになりやすいのだろう。
 
ということで、今回は、過去からのレジスタンスである121.80(ヒゲで122円ややオーバー)程度を上限目安としておきたい。ここを大きく破るようだとまったく考えを変えなくてはならないが、ここまでは問題ないだろう。
 
また、ここまでのドル円トレードでは10月くらいには下方ブレークするだろう(例の10月買いのアノマリー)という「バイアス」(思い込み)が自分にはあったが、あと半年くらいはこのレンジで大きく上下しても8年サイクル論的には少々のずれというレベルの話である。もうすこし余裕を持って見ていこうと思う。ユーロ、豪ドルの動きの予測については追って考えて書いてみたい。

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ドル高予測はよかったのだが、ドル円まで上げてしまったのは予想外。当面のレジスタンスが集中していた120.20あたりを突破した以上、121.80あたりへの可能性も出てきた。そこまでは問題ないのだが、万一、122円を大きく超えるようなことがあると、ちょっとドル円下降シナリオに黄色信号が点いてくる。まずは自分としては121.80付近まではドル円は基本様子見でいくつもりだ。月末に日銀の追加緩和という噂が根強いこともあり、すぐに下降する可能性は低いと思われる。
 
ドル高という流れは理解できているのに、トレードにうまく反映できないのは、いわゆる「認知バイアス」のなせるわざであり、情報の取捨選択に恣意性がある証拠である。こういう時はしばらく頭を冷やして考え直すのがよさそうだ。「バイアス」の実体を一度見通してから、実際のポジションに生かしていきたい。

各通貨は、ユーロが大きく安いが、ランドドルなどでもドル高(ランド安)となっていて、ドル高が強いことがわかる。豪ドルなども下げに転じる可能性が高いのではないか。前から書いているように、そこから、資源安・上海株安などが出てくるかどうかがやはり問題になると思う。




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今日もユーロ・豪ドル等でドル高が進行し、クロス円でも下げてきたため、しぶとかったドル円でも円高になってきた。ほぼ想定通りの動きと言える。このまま順調に下がるかどうか見ていきたい。月末の日銀の追加緩和に対する期待が相変わらずあるようだが、これは無理筋と思う。もちろん、万一あれば、ドル円は上昇となるはずだが、逆にショートのチャンスとなるに違いない。(しかし、まずはあり得ないとは思う。)

ドル高によって、プラチナまで下げて来ているが、ここから資源安が再開するのかどうか、興味深いところだ。相変わらず、ここに注目していこうと思う。




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今日はユーロ、豪ドル、ポンドあたりにも急激なドル高が来て、あおりでクロス円も下落気味になった。そのため、じり高だったドル円も120円ちょいで止まった。まずは想定どおりの動きと言える。新興国通貨の動きが、タイムラグをともなって、メジャー通貨に及ぶという現象は相変わらずだ。

ただ、このドル高の強さ・継続性についてはまだ不明な点が多い。中途半端なドル高だと、ドル円の上昇だけとなりリスクオフという感じにはならないわけだ。クロス円をも下向きにさせるほどのドル高が来るかどうかが問題だ。

現状ではテクニカル的にはドル円の頭は押さえられているとみるが、120.10を越えるようだとP&F的にはさらに121円台までの戻りも見えてくる。実に微妙なところだが、当面は、120.10から20あたりをストップでショートを置いておく。ここをブレークしたらしばらく上ということになるのではないか。
 
前に124円のダブルトップからの下落で書いたように、ダブルトップ以前の横ばい相場はかなり長く、また上下動も激しかった。それにならうなら、大きく下降する前のこのドル円の上下動もなかなか乗りこなしにくい、じゃじゃ馬相場ということになるだろう。


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じわじわとドル円が上がってきた。ユーロや豪ドルでのドル安によるクロス円高に引かれて上昇しているようだが、実は、例の新興国通貨では結構なドル高になってきている。それはランド円の上昇が弱いことからも知れる。底流にあるドル高を見なくてはならない。今の所、資源価格は弱い下げとなっているが(CRB指数は12日あたりから下降に転じている)、もしランド等でのドル高が再度本格化すると、資源安によるリスクオフがまたもや始まる可能性がある。そうなると、ドル円、クロス円も下降に向かうだろう。その発生が遅くなれば、単なるドル高となって、もうすこしドル円も上に戻ると思われる。ということで、ここで見るべきは新興国でのドル高と資源価格の動きだと思う。じっくりと観察したい。
 
トレードの方は、せっかく119円ハイでかなり作ってあったショートも建値で消滅となって残念だが仕方ない。118円台でそこそこ利食いしてあったのでよしとしよう。残りは、もうすこし様子を見てから、ショートを再構築してみたい。現状は124円台から123円台でのショートを残すのみで様子見している。

なお、ドル円が116円へ下げて以降の、ピーク値を4時間足で観察すると、
121.6
121.12
121
121.10
120.5
120.26
と確実に下げてきている。今の上昇は119.7まで来ているが、上で示した下降チャネルの上限は119.90あたりと思われ、あとわずかの上げではないかと推測している。




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ドル円は119円台の動きとなっている。新興国通貨は今日は若干のドル高だが、顕著なものではない。資源価格も横ばいで、動意が少ない感じだ。先週の118円ローから1円以上戻したが、さすがに120円まで行く理由には欠けている。トレードとしては、節目節目でショートを入れて下落を待つという姿勢にしている。大きなトレンドとしてはあと少なくとも半年は下向きと信じているので、そこは動かしてはいない。

トレードでは、トレンドの見通しが誤っていない場合は、きわめて優位性がある。というか、もしそれがわかるなら、百戦百勝である(損切りの必要が無い)。今回はかなり期待しているが、とはいえ、短期に大きく戻す可能性も捨てきれない。バランス良くポジションを置いていきたい。



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さすがに大きく動いた後だけあって、ややテクニカル的な調整となった日だった。ボンド以外はドル高傾向と言えようか。ドル円も前の水準よりも1円落ちたところで似たような動きとなった。118円ギリギリから119円ローまで上げたが、今日はそこまで。前回までのサポートがレジスタンスとなった感じだ。週末はこのレベルで終わるかもしれないが、ダウ先物が下げていることもあり、もうすこし押すことも考えてもいいかもしれない。いずれにせよ、次の動き待ちの状況である。






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ドル円は昨晩で119円が本格的に割れたところで下方向は決まったところだが、今日のロンドンタイムになって118円ギリギリまで下げてきたところで、まずは、ほぼ確実に保ち合いを下放れたと言えるだろう。相場は単純ドル安であり、株価の下げが弱いところから見ても、為替中心の動きと見ることができる。いわゆる円高のリスクオフとは区別して扱うべきだろう。(よって、明日以降、株価への単純な波及があるかどうかは慎重に考えたい。)
 
為替だけでみると、対ドル相場はどのペアもドル安で良さそうであり、ドル円の場合も、前回の下ヒゲの116円あたりまでの下げはまずは容易に想定できそうだ。その先というと、月足で見ると114.5円あたりにレジスタンスが観測され、このあたりで一旦反発するかもしれない。

中長期的には、1997年から1999年のドル円のように、一度114円あたりで止まって120円くらいに戻し、そこから次の下げで100円近辺を目指すというような感じが一番わかりやすいシナリオだろう。いずれにせよ、それは先の話となるので、まずは当面、追加緩和がらみで10月中にどこまで下げるかというところに集中して考えて見たい。


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